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お手軽望遠鏡!ACUTER 【VOYAGER MAK80】その後・・・?Ⅲ [天体観測機材]

今月の1日(土)久々に好天に恵まれたので、VOYAGER MAK80を使用して惑星観望をしてみました。とその前に、昼間に地上の風景を観ながら、手持ちの中で最適と思われるアイピースを選択することに?でも結局、一々交換するのが面倒になったので(HYPERION) MARK Ⅲ8~24mmズームをチョイス。

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予想通り相性はバッチリです(望遠鏡本体よりアイピースの方が高額なので、当然の結果かもしれませんが(^_^;)。鏡筒の温度順応が不充分、尚且つ少々風があってシーイングは余り良くありませんでしたが、高倍率側(100倍)では木星の縞も土星の輪、そしてお月様もはっきり、くっきり観えました。あくまでも主観ですが、バローレンズ等を併用して過剰なぐらいに倍率を上げても、もしかすると像が破綻しないのでは!と思わせてくれるような申し分の無い鋭像を見せてくれました。

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ただ低倍率側はどうしても視野が狭くなるので、試しにBKMAK180付属品の SkyWatcher製2インチ28mmに変換アダプターを付けて覗いて見たら(焦点距離が800mmなので実質約33倍?でも実はVOYAGER MAK80の実測の焦点距離は714mmとの噂も・・・とすると約25.5倍?)ケラレも無く視野も格段に広くなりゴキゲンな相性の良さ!それにしても長いことお蔵入りになっていたこのアイピースは見た目は安っぽいけど、覗き易く視野も思ったより広くて(66度ぐらいか?)おまけに像面湾曲もあまり気にならず、色収差も殆ど感じないなど予想以上に相性の良い代物ではないか!気に入ったので双眼用に1個ポチろうと検索したら・・・もう既に絶品らしい・・・残念!

試しにCMOSカメラでお月様を撮ってみました。

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(ASI174MMで30秒固定でモノクロ撮影、約600コマの中の1コマ)

動画では月の表面が少しギザギザに波打っていましたが、とり敢えず撮影した動画をレジスタックス6でスタックすることに・・・あれれ!何故か上手く行かない(-_-;ウーン?そう言えばASI Studioにスタックソフトが入っていたような気がする。試してみるか( ̄~ ̄)ξ

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何々~ここに撮影した動画をドラッグ&ドロップすれば良いのか。

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然程時間も掛からずに終了!ちょっとした編集も出来るみたい。スタック枚数100(約5秒)解像度20に設定して保存した画像がこちら ⇓⇓⇓

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              ⇓
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比較してみると、その差は歴然ですね。カラーの動画は未確認ですが、モノクロの動画はかなりイケてます。おまけにストレスなく簡単にスタックできるのでこれはオススメです!

Ps
今年11月に開催予定だった《星旅祭2020in大田原》は諸事情により1月に延期になりました。詳細が決まりましたら、また改めてご案内致します。

今日の1曲、再登場【Desert Rose Bandで “She Don't Love Nobody”

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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=QTXqOdaVwQ4

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お手軽望遠鏡!ACUTER VOYAGER MAK80その後・・・?Ⅱ [天体観測機材]

然し、異常気象なのか分かりませんが、流石にもういい加減にして欲しいですね。こんなに長く天候不良が続くとストレス溜まりまくりです。イベントに向けての撮影も出来ないので、相変わらずの機材ネタでご勘弁願います。今回も前回に引き続き、【ACUTER MAK80】についてお伝えしたいと思います。

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前回は廃材を利用して作製した専用のフードを紹介しましたが、今回もプチ改造をしました。まず一つ目は双眼装置を使用する際のバランス調整用のカウンター・ウェイトです。

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最初は手持ちのウェイトを吊り下げる形で運用しようと思ったのですが、如何せん安定度に掛けました。何か良いものは無いかとDIY店で偶然見つけたのがコレ!

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配管用のU字ボルトです。内径10.6mmなので問題無く使えそうです。早速装着してみたところ、こんな感じになりました。何かカウベルみたいで少々厳ついですが、締めるとしっかりと固定できるし、値段も600円弱と安いので当面はこのままで行こうと思います。

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その後フードカバーを暫く眺めていたら、ある事を思いついた。手持ちの鏡筒は殆ど前玉に、ミクロンクロスに包んで乾燥剤を入れているのだが、こいつにも何か出来ないかなあ~・・・と思って考えていたら、観葉植物の鉢底ネットが目に留まった。組み合わせてみたら、偶然にもぴったりと嵌めることが出来ました。隙間に乾燥剤を挟み込んで、1件落着です。

今日の1曲、【Ry Cooder】の演奏で “Dark End of the Street”。このスライドギターの渋み、味わい!今どきのお子ちゃまには無理かな~?

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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=pOpYmPO-vVA
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お手軽望遠鏡!ACUTER VOYAGER MAK80 その後・・・? [天体観測機材]

前々回紹介した、ACUTER 光学の【VOYAGER MAK80】ですが、その後幾つかの進展と使っていて気付いたことがありましたので、追加でレポートしたいと思います。

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まず前回課題の付属ファインダーの迷光処理に関しては、今回手持ちのジャンク部材を加工したフードと植毛紙を新たに追加しました。とは言え残念な事に、これでも乱反射は収まりませんでした。どうやらプリズムを含め内部の光学的な問題らしいので敢えてこれ以上の対策は断念しました。近接した強い光源が無く、更に視軸を外さなければ殆ど問題無いので取り敢えずこのままにしておきます。

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次に、ファインダーにフードを新調したので既存のキャップを付けることが出来なくなってしまいました。なので大好きなお酒のボトルキャップ(たぶん下戸(げこ)の人は持っていない)を再利用しました。

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さてマクカセの必需品と言えば、コントラストUPと結露防止対策のフードですよね。仕事そっちのけ?いや仕事しながら数日考えていたら、ふとある物が目に留まりました。某車メーカーのイベントで頂いた?ゴジラがプリントされたスチール缶です。何気に鏡筒の前に重ねてみたら、なんとピタリと嵌るではありませんか。

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早速、加工して嵌め込むとこんな感じになりました。かなりコンパクトに収納できそうです。ただ見栄えはともかく、金属丸出しなので結露対策には程遠い・・・?

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なので追加でゴムの粘着シートを貼り付け。更に買ってから一度も使わずに放っていたヒーターを巻き付けてみました。

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フードを縮めるとこんな感じ。

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でも伸ばすと依然金属丸出し。このままで内部に植毛紙を貼ったり、艶消しの塗装処理を施すと格納できなくなる上、結露対策も不充分・・・考えた挙句!

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パッキン素材でお馴染みのEPDMシートをカットして内部に貼り付けてみました。フードの伸縮の度に付け外す必要がありますが、簡単だし嵩張らないので悪くないと思います。植毛紙は未だ貼っていませんが何となくこのまま行けそうな気がします。

Ps
接眼部近くのチューブ内も若干テカっていたので、植毛紙で対策をしました。ちょっとしたことですが、積み重なると見え味が結構違ってくると思います。ご参考までに!

今日の1曲、【Dry Branch Fire Squad】で “Long Journey ”。

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記憶では二昔程前に手放した古いCDですが、歳を重ねるに従って、その味わい深さが漸く理解できるようになりました。時の変化と共に音楽の志向も少しづつ変わってくるようです。
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=bWBHC7JnZ34

Ps+
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前回のSkysafariの記事に関して補足しておきます。タブレット端末による2画面表示の操作に関してですが、その際使用していたLenovo製タブレットには方位センサーが組み込まれていなかったようで、インストール後にSkysafariが正常に機能しなかったことも操作性の不満に繋がっていたようです。この件に関しては他の端末で再度検証する必要がありそうです。

Ps++

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先週の土曜日、大田原市内の《光のカフェ》⇒http://www.hikarinocafe.com/hachisu/で催された【野田徹&The Cave Band】のライブに行ってきました。

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今回のライブ会場は、後ろの体育館内です。⇒https://www.youtube.com/watch?v=fnDpkPnTpXk

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コロナ禍の中、久々の生ライブだったので大盛り上がりでした。澄み渡る青空の元、メンバーの皆さんのリラックスした演奏が心地よく響いてきます。新曲も2曲ほど披露してくれたのですが、これがまた実にいい曲で、更に野田さんのボーカルと各楽器のバランスも良くて音響的にも申し分なく、屋内なのに野外ライブのような開放感に浸ることが出来ました。⇒https://www.youtube.com/watch?v=MkjCc4MjpLE新曲「Until The Day」 2022.09.17 蜂巣小珈琲店 体育館 LIVEより

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スペシャル・ゲストとして、黒磯高等学校・吹奏楽部の皆さん⇒https://www.youtube.com/watch?v=25EEoCgSSScとの共演等もあり、楽しさいっぱい、あっという間の2時間でした。次回のライブも楽しみに待ってま~す\(^o^)/。

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メンバーお勧めの《那須エリア》のカフェ3店舗以上制覇のご褒美、記念のキーホルダーもゲットしてきました!

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AZ-GTi をSkysafariで動かしてみた感想は? [天体観測機材]

週末に晴れるのは久しぶり。という訳で、昨日は中秋の名月を眺めながら、前回上手くいかなかった【AZ‐GTi】と《Skysafari》の連携を再度試してみました。

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やっぱり今回も、Synscanを起動してアラインメントが終了してからSkysafariを接続しようと試みたのですが上手くいきませんでした。何で?ネットで調べてみたところ、Android の マルチウィンドウ機能 を使い、1つの画面に SynScan と SkySafari を常に同時に表示させないと動作が安定しないとの記事を見つけました。もしかするとこれが原因かも!と言うことで早速、分割画面で連携させたのだがまたもや SkySafariの接続が出来ない!何で?(-_-;ウーン もしかするとプリセットする際の入力情報が間違っているのかも?私はAZ‐GTiの取説に記載されていたIPアドレスとポート番号を入力していたのだが、偶然ネットで目に留まった《スタパオーナー》さんのブログに記載されていた情報をそのまま入力してみたら、すんなりと上手く接続することが出来ました。《スタパオーナー》さん、貴重な情報有難うございました。感謝申し上げます。 m(__)m。

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夕方に東の空から満月が顔を出したので、ACUTER MAK80に双眼装置と付属のアイピースの代わりに《 FUJIYAMA 》Or25mm(スマホ・ホルダーに付けられる大きさのものが他に無かったので。あまり太いアイピースだと固定できないようです。)を付けてしばし中秋の名月を観賞しました。

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風が強く、高度が低いにも拘わらずマクストフらしいなかなか切れのある鋭像 ですね。記念にパチリ!(多少上側が青みがかって見えますが、色収差ではありません。これは大気分散の影響です。こんな時こそADC の出番ですが、観望に夢中で忘れていました。このテストはまた後日改めて。)それと余談ですが、MAK80付属のファインダーはフードが無いので、近くに明るい光源があると乱反射の影響で見難くなります。フードを自作する等何らかの対策が必要かと思います。

Ps
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夜中に、ふと急に思い立って望遠鏡を持ち出し惑星観望。この組み合わせは片手でも楽に持てるので、お手軽観望に最適ですね!やはり稼働率は高くなりそうです。ただAZ‐GTiの水平も適当なままアラインメントしたので、導入精度はそれなりでしたが。ただ気になったのは、画面が分割されるので文字も小さくなり目が疲れます。慣れていないことも重なり、アプリの連携操作を却って煩わしいと感じることもあります。デモや電視観望には向いていると思いますが、観望対象のナンバーを端末に打ち込んで、ワクワクしながら視野に導入されるのを待つ・・・眼視観望主体の私にはそんな従来のシンプルな操作の方が好みには合っているような気がします。

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当分の間はスマホでSkySafari を電視観望時のモニターとして運用し、導入操作はタブレットで行うことに決めました。

今日の1曲、懐かしい【Desert Rose Band】で “Ashes Of Love” 

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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=sDd4pANzlro
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お手軽望遠鏡!ACUTER VOYAGER MAK80 [天体観測機材]

前回のブログで、新しい望遠鏡を手に入れたことをお話しましたが、今回はそれを紹介したいと思います。サイトロンの「ACUTER VOYAGER MAK80」です。

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購入に至った経緯ですが、現在Sky-Watcherのマクカセを中心にカタディオプトリック式の鏡筒は4本程所有しております。グレゴリータイプが口径180mm、127mm、60mmの3種類でと90mmのマクカセに補正レンズを組み合わせたF‐500mm(F5.6)の変わり種があります。他に100mmカセグレン式鏡筒が1本。グレゴリータイプはF値が結構大きい為、もっぱら適性のある惑星観望や撮影に使用しています。残りの機種については、ミラーの経年劣化や像質と色収差が目立つ等若干問題があるので、殆ど使用していません。

現在、電視観望用には40mmのファインダー改造アクロ屈折鏡筒にQBPフィルターなどを組み合わせて、それなりに満足しておりますが、観望対象によってはもう少しクローズアップしたいとか細部を見たいと思うことがあります。

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(今AZ‐GTiとskysafariの連携に格闘中ですが、何故か上手くいきません(-_-;ウーン。もう少し時間が掛かりそうです。どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら、是非ご教示下さい。)

また架台のAZマウントProを三脚を用いない卓上仕様にして運用してみたいとの野望?がありコンパクトで取り回しが良く、尚且つ性能が良くて値段も手頃な鏡筒を探していたら運よく、サイトロンで販売しているこの【VOYAGER MAK80】行きついたという訳です。販売当初の価格が記憶では確か16.000円台、何といっても最大の魅力が、グレゴリーではなく、憧れのルマックタイプ!注文しようとしたら既に完売。諦めていたのですが、最近再発したとの噂を耳にして早速購入した次第です。ただ初期のロットはお試し販売だったらしく、今回のロットとは若干仕様が異なっているようです。値段も30%程高くなっていて、もはやハイC/Pとは言えませんが(何せ10年程前、Sky-WatcherのMAK127をシュミトさんから購入した時は、税込みで24.000円でしたから。円安&消費税UPが恨めしいです (-。-;

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さてここからは、このMAK80についてレポートしたいと思います。まず鏡筒はしっかりしたキャリーバックに入っています。別に買い足す必要が無いのでこれは助かります。

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付属品一式です。ファインダー、正立プリズム、撮影用スマホ・ホルダー、アイピースが20mmと10mmの2種類付いています。残念ながら全て造りは値段相応でちゃっちいですが、性能は見た目に反して!・・・結論から言えば予想以上に良いと思います。

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(スマホからホルダー越しに撮影するとこんな感じ。)
撮影用スマホ・ホルダーは、アイピースガイドが留めネジで固定出来るのでズレる心配がなく、使い易いです。

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(ファインダー越しにスマホで撮影してみました。ね!思ったより良いでしょう。)
ファインダーはこのサイズでは珍しい正立プリズムタイプ。以外にも像質は周辺まで思ったよりフラットで驚いてしまいました。単品売りしたら結構売れるのでは?

正立プリズムについて特筆すべき点はありませんが、実用には問題無いと思います。敢えて言わせてもらえれば、90°ではなく45°タイプだったら、フィールド・スコープとしても使えるので更に良かったと思います。またアイピースに関しても、色収差も少なくて覗きやすいので好感が持てます。更にアリガタに1/4インチのネジ穴が切ってあるので、三脚に直接取り付けることが出来るのは有難いです。

さてメインのMAK80の性能に関して、私見ではありますが予想以上にGoodです。造りはともかく、見え味に関しては決してお子様仕様ではありません。実際に夜空を観望した訳ではありませんが、地上の風景を見る限りでは、視野周辺までフラットで色収差も皆無です。高級機にしか使用されていなかったルマックタイプの鏡筒が、この価格で手に入るというのはある意味驚異的です。現状の価格でも間違いなくハイC/Pと言えます。

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更に双眼装置を付けたら、もっと快適かも?と思ったのですが、この前ネットで検索したら、接眼部と鏡筒本体の連結部分(ゴムのパッキンで密着させている)の強度が足りず、撓んだりゴムが切れたりする事例を見かけたので躊躇しましたが、人柱覚悟で試してみることにしました。

いやー快適です。これだけの負荷を掛けても接眼部が撓む心配はないようで、正直安心しました。これで稼働率UP間違いなしですね。(双眼装置付属のウイリアム・オプティクス製20mm66度アイピースをMAK127で使うと、視野の周辺部で像質の崩れが結構気になるのですが、MAK80では不思議とあまり気になりません。私見ですが、かなりフラットな印象です?(もっとも対象までの距離で随分印象が変わります事をご承知置きください。ただ当初はアイピースの特性に依るものと思っていたのですが、何となくそれだけでは無いような気もします)。まあこれは副鏡を補正板とは異なる曲率にすることで収差補正向上したルマックタイプのメリットの片鱗かも?と言ったとこでしょうかね。

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続いてAZマウントProを卓上仕様にして、お気楽観望に使えないか検証してみました。試してみたところ一つ問題点が発生しました。鏡筒を取り付けると台座部分が小さいので倒れてしまいます。反対側にウエイトか鏡筒を付ければバランスはとれるのですが、まだ不安定です。三角の台座部分を何らかの方法で補強する必要がありそうです。これは今後の課題ですね。

Ps
今後は電視観望等でも使う予定です。結果については乞うご期待です(^-^)。

今日の1曲、前回ご紹介した【The Chick】の "Landslide" を以前紹介した【The Petersens 】のライブバージョンでどうぞ!

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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=joUwy8lpvP0

オマケで本家【The Chicks】のライブから “The Long Way Around”もどうぞ。
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=s5HKLteH9Mc

Ps
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先程、雲の切れ間に月が顔を出したので、急遽撮影に取り掛かりましたが、準備している僅かの間に雲に覆われて敢え無く断念!仕方なく近くの電柱や木々を撮りました。因みに撮影に使用したのは、付属の10mmアイピースと90°正立プリズム&スマホ・ホルダー。改めて思いましたが、セッティングが容易な事は非常に快感です。癖になりそう(^_^;)。
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ちょっと盛り過ぎかな~? [天体観測機材]

残念ながらここ最近の週末はいつも天候に恵まれません!そんな訳で今回も機材ネタでご勘弁願います。)以前紹介した【Player One】のCMOSカメラ Ceres(ケレス)‐Cですが、ZWOのカメラと違い、ネジ穴が切られていないので、直接三脚等に固定することが出来ません。

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そこで安価なファインダー・ブラケットを購入。然しさすがAmazon!箱が見事に潰れています(壊れ物だったらどうするヾ(`ε´)ノ)。幸い中身は無事でしたが。

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でも固定するのに付属のネジだと少々長過ぎるので、手持ちのボルトで代用しました。

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電視観望機材を載せたL型アングルに同架してみました。これで撮影の幅も広がりそうです。ただ2台のCMOSカメラの同時運用に我が愛用のPCが耐えられるかは、まだ試していないので分かりません。

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更にアングルにプレートを取り付け、百均ショップのマグネット・レベラーを固定。更に賑やかになりました。

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ここまでやると更に欲が出てきました。ついでだからタイムラプスや星景写真&オマケで最近入手した「SkySafari」(スカイサファリ)の運用も考慮してスマホも固定できないかな~( ̄~ ̄)ξ。丁度使い難くて余り使用する機会の無かったアイピース用の《スマホ・ホルダー》があったので、取り付けてみたところ何かいい感じ!ホルダーの一部を付け換えれば撮影にもモニターとしても使えそうです。でもちょっと盛り過ぎな感じではありますが・・・(^_^;)

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Ps
来週9月8日に、以前紹介した東京海上スポーツ財団が運営する大田原市内の《 那須スポーツパーク 》に於いて、財団が支援する大学生(一部外国人)を対象とした《星空観望会》にスタッフとして参加してきます。その様子は後日ブログにUPする予定です。お楽しみに!

Ps+
近々、今話題?の新たなマクカセ鏡筒が仲間入りする予定です。折を見てこちらもUPする予定です。

今日の1曲、【The Chicks、旧称Dixie chicks】で "Landslide" です。昔、ブッシュ大統領が行ったイラク戦争を批判し、グループを巻き込む大論争に巻き込まれた彼女たちですが、今改めて聴いてもやっぱり良いですね。
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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=J4_wXPZ1Bnk
オマケでこちらのライブもどうぞ!
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=AbfgxznPmZM
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買ったのはいいけれど・・・? [天体観測機材]

ご無沙汰しております。毎年言っておりますが、この時期は仕事が繁忙期の為、休日は日曜日のみ。と言う訳でブログを更新する余裕が全くありません。今日は夜に観望イベントの予定が入っているので、だいぶ前に有休を申請していました。なので最近の出来事をちょっとだけ。ただ残念ながら天候不良の為、観望会は中止になってしまいました・・・(T_T)。

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11月に予定されているイベント《星旅祭》2022の企画の一つである天体写真展に向けて、久しぶりに惑星や月の写真を撮影して、あわよくばこっそり展示して貰おうかと密かに目論んでいます。とは言え腕に自信が無いので、神頼みならぬ機材頼みと言う訳でこんな物をポチってしまいました。

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これはZWO社のADC(大気分散補正プリズム)です。原理は良く解りませんが、低高度による大気の色ズレを補正してくれるらしいです。以前から気になっていたのですが、買わずに躊躇していたら円安の影響か?いつの間にか価格がかなり上昇していました。こりゃいかん!と言う訳で購入に踏み切った次第。いずれ使い勝手を含めその効果を検証、報告したいと思っていますのでお楽しみに。

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いわきの小沼さんから《第6回Deepsky Camp》開催のメールが届きました。10月の21日、22日の2日間に亘るイベントです。人数限定(15名)ですので、興味のある方はお早めに!勿論私も参加しますよ。前回の観望会の様子はこちら⇒https://skymusic-fun.blog.ss-blog.jp/2022-05-02

PS
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今日の観望会は中止とお伝えしましたが、《チーム・星空探検隊!》スタッフの石川さんが、室内で天文動画のパブリック・ビューイングをやるというので私も急遽参加してきました。場所はいつもの那須塩原市黒磯駅近くの交流センター《くるる》です。予想通り天候不良で参加者は殆どいませんでしたが、少人数であっても参加された方々に喜んで頂き嬉しいです。こうした地道な活動を継続していくことが、やがて大きな実を結ぶと信じています。


今日の1曲、再登場【UNICORN 】の1971年のデビューアルバムから “NEVER GOING BACK”です。CSNYを彷彿させるハーモニーが堪りません。ジャケットデザインも秀逸です!
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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=6fkjLixIxT0

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ちょっと不安? [天体観測機材]

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この前注文した《3連ファインダー脚》が届きました。

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以前購入した物と比べると外観は殆ど同じですが、メーカーのロゴが入っているのでちょっとだけ高級感があります。造りはしっかりとしていて、固定用のネジの先端が丸くなっており、締めた時に傷が付き難くなっているのは良いですね。Amazon価格は送料込みで約2.000円弱でした。高いのか安いのか分かりませんが、目的には十分です、

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只、実際にファインダーを取り付けた時、水平方向は問題ないけど、天頂付近に鏡筒を向けた時バランスがとれるかちょっと不安?です。見た目もスマートとは言えず、ごっつい精悍な感じ!架台を含め足元の強化が必要になるかも ( ̄~ ̄)ξ 。またこの脚を取り付けても外しても、ファインダーのポイント位置が変わらないので、加工精度に関しては申し分ありません。

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上の写真はこの前メンテに失敗して、その後改造して使っているセレストロンの《X-Cel LX 5mm》ですが、照明を当ててファインダーのアイピースと比較してみました。反射光から右側は明らかに5枚以上のレンズで構成されているようですが、左は1枚にしか見えません。だとすれば抜けに関しては最強かも?このアイピースは負修正気味なので、視野の中央部を少しクローズアップしたような面白い見え方をします。ただ失敗作なのでお試しあれ!とは言えませんが・・・ (^_^;)

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(打ち合わせ中の石川さん(左)と田中さん)
先々週、今年度の《星旅祭》の第一回目の打ち合わせに行ってきました。漸く予算申請の手続きも済み、何とか開催資金も確保できそうです。メインイベントの開催は11月下旬頃を予定しています。プレイベントを含め、詳細が確定したら順次UPするので時々チェックしてみてね!

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来月3日土曜日、久しぶりに《野田 徹》さんのライブが大田原市で開催されます。夜の部は既に満席ですが、昼の部はまだ若干の空きがあるようです。お問い合わせはこちらまで⇒https://ja-jp.facebook.com/herb.and.cafe.futami

Ps++
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《星ナビ》7月号に、先月に福島県いわき市で開催された《第5回Deepsky観望会》の記事が掲載されました。掲載写真も予想以上に大きく少し驚いています。これで《Deepsky観望会⇒DeepskyCamp》と《鬼ヶ城》の知名度UPは間違いなし (^o^)!To 小沼さん。

今日の1曲、大好きな【Stephen Foster】の隠れた名曲 “OLD DOG TRAY”です。Tom Roushの歌声も良い!これを聴いているとだんだん心が暖かくなってくるんだよね~。

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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=y350DjbDqwc
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怪我の功名?・・・新品アイピースの行く末! [天体観測機材]

昨日、夜中に起きて空を見上げたら、雨上がりに満点の星々!久しぶりに双眼鏡を持ち出して、夏の天の川をスカイウォッチングしました。しかし間も無く梅雨入り。もう暫く晴天が続くと良いですね。それからこの前改造した45°正立ファインダーの光軸をチェックしたのですが、以前はコマの様に歪だった星像も今回はしっかりと点を結びホッとしました。ただファインダーの固定位置に若干問題が発生!(アイピース側に寄り過ぎて左目でしか覗けない。)

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以前使用していた3連ファインダー脚を併用すれば問題解決なのですが、現在は電視観望で使っているので、仕方なく再発注しているところです。

さて話題は変わって、実は先々週に私の不治の病(欲しい物があると、ついポチってしまう)が再発して、月の観望用にセレストロンのアイピース《X-Cel LX 5mm》を2個ポチってしまいました。

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検索してもあまり話題にならない商品だったので少々不安でしたが、今回も人柱覚悟で購入した次第です。商品が届いたのでわくわくしながら、先ずは9cmのマクカセに取り付け外の風景でファーストライト。高倍率のアイピースの為、予想通り像はかなり暗いですが、視野は約60°ありアイレリーフも長めなのでかなり見易いです。また周辺像にも大きな崩れは見られないようです。ただ主鏡によるものかアイピースの問題かは不明ですが、ほんの僅か色収差が感じられます。気になる程ではありませんが。次に蛍光灯の明かりに透かして覗いてみたのですが・・・?少し視野内に埃のようなものが目に付きます。たとえ僅かでもこれだけは気になって仕方がない。しかも両方共。海外製品には時々あるのですが、さすがチャイナ・クオリティー=玉石混交、悪い意味で期待を裏切りません!しかし異物とまでは言えないので、返品・交換も躊躇してしまいます。しかも最後の2個だったし。仕方なく自分で除去することにしました。ただこの前他のアイピースのメンテに失敗しているので、ここは極力慎重に。

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ただ分解作業には専用の工具が必要なので、新たにカニ目レンチを購入しました。

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分解してみると、清掃が必要なレンズは1枚だけです。「なぁ~んだ。こんなの簡単だ!」と思ったのが運の尽き?エアー・ダスターや無水アルコール&ミクロン・クロス等を総動員して2週間程毎日欠かさず洗浄したのだが、中々納得できるレベルまで埃を除去することが出来ない。何で?そして遂に運命の時・・・ピンセットでスリーブ内に収めようとしたら、滑って♪コツンと嫌な音・・・ゲッ!

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オーマイガッ!悲しいことにレンズの一部が欠けてしまいました。新品のアイピースが実践投入される事無く昇天・・・そして茫然自失の私。

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失意の中、暫く考え込んでいたらあるアイディアが突然閃いた!確かこのアイピースのレンズは3群又は4群の6枚構成だったような・・・残ったレンズでアイピースとして再利用できないかな?しかも1群2枚のシンプルで物凄くヌケの良いアイピースに化ける可能性もあるし?取り敢えず、欠けたレンズを固定していたスクリューネジは、見口部分のレンズの固定も兼ねているようなので、ぎりぎりまで回したところ何とか固定することに成功した。

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しかし1.25インチのノーズバレルが使えなくなったので、アイピースホルダーにどうやって固定したらいいのか改めて検討しなくてはなりません。取り敢えず、ノギスで先端部の胴径を測ると約45mmなので2インチのアイピース延長アダプターを取り付ければ何とかなりそうです(ここから更なる追い打ち)。しかし手元に無いので急遽、追加購入しました。(実はこれ予想以上に高い、いや高過ぎです。お財布に優しくありません)届いたので早速取り付けようとしたら・・・?ゲッ!なぜか入らない。何で?慌てて胴径を測り直したら、外寸49mmでした。アダプターの内寸は48mmなので入る訳ないです。またもややらかしてしまいした。ガックシ!でも今更こんな事で挫けてはいられません。

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最終的に、いつものシールテープでグルグル巻きにして何とか仕上げることが出来ました。ただルックスに問題あり?今後の課題です。

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出来上がったアイピースを覗いてみた限りでは、当たり前ですが曇りも汚れもなくいい感じです。早速、双眼望遠鏡に取り付けてみた結果・・・・?

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お~~予想以上にいいじゃないですか。焦点距離は23~24mmぐらいでしょうか。像面湾曲が少々目立ち、外周5~6割ぐらいから像が崩れ始めます。(補正用のレンズが1枚足りないので仕方ありません。そのため負補正状態になっているようです。)色収差は思ったよりかなり優秀で、殆ど気になりません。それよりも、主観ではありますが、独特の解放感とヌケの良さは特筆に値します。レンズの枚数が少ないからでしょうか、その存在を忘れてしまいそうなリアル感があります。欠点もありますが、凄く気に入りました。高い代償でしたが、アイピースがまだまだ発展途上である事を再発見することが出来ました。これぞ怪我の功名?

今日の1曲、初夏を想わせる、懐かしい&爽やかな歌声をどうぞ!【 Betsy & Chris 】で “TODAY” 往年の名曲”白い色は恋人の色” で有名な彼女たちですが、他にも素晴らしい曲がたくさん有ります。あ~癒される~~!

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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=CAntgjv02jw

ベッツィ&森山良子さんとのデュエットで名曲、”白い色は恋人の色” このコラボも必見、最高です!
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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=rE75yKYEJ8c

Ps
この前、いわきの小沼さんから、来月6/4日発売予定の【星ナビ】7月号の投稿欄に【第5回Deepsky観望会】の記事が掲載されるとの連絡がありました。QRコード付きで私のブログも紹介してくれたらしいです。皆さんに喜んで頂けると嬉しいです。

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最高傑作?・・・自画自賛!& ミニ観望会 in くるる [天体観測機材]

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この前プチ改造したファインダー⇒https://skymusic-fun.blog.ss-blog.jp/2022-02-25ですが、【 鬼ヶ城 】の観望会から戻ってきて、使い勝手を含めどうしても今一つ納得できない点があり、再度改造することにしました。
問題点と言うのは、地上付近を観望する際にファインダーの見口位置がまだ高過ぎて、私の身長では少し背伸びをしないと上手く覗けない事です(天頂付近は大変楽なのですが)。他の方々は殆ど双眼用にスポッティング・スコープを使用していました。水平方向にはベストマッチの選択だと思います。そこで欲が出て、天頂付近もも水平方向にも対応可能な、45°正立化に再挑戦することにしました。

まず、鏡筒を一旦解体しました。レンズを固定する為、60mmのVU管に嵌め込んでいたGSOの2インチEDバローレンズの本体部分のゴムを取り外し、シールテープを巻き付けて再度固定しました(これでファインダー脚のリング内の前後移動が簡単に)。

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今ある45°の正立プリズムは対物側が24.5mmのツアイスサイズなので、これまたシールテープをきつく巻いて、黒いアメリカンサイズの延長アダプターに挿入。

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接眼側にもひと工夫。バックフォーカスの関係から、ピントが合わない可能性があるので極限まで短縮することに。遊馬製作所製の正立プリズムM28→M36.4アダプターを装着し、お手製の延長リングに百均で購入した剥がせるタイプの両面テープを巻き付けてがっちりと固定。

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アイピースは昔々、今は亡き【Telescopper】と言う天文ショップから買った【BOSMA】製プロースルの25mm。但し十字線が付いていない。既製品を買ってもいいのだが、以前販売されていた同焦点のケルナーの十字線アイピースは既に廃番。仕方なく自前で十字線を貼ることにしたのだが、これがまた構造上の問題で上手く行かない!更に使用した銅線が少し太過ぎるので、撚ってある線をばらして極細にしてから貼り付けるのだが、見難い上に切れやすく、何度かトライしたのだが結局失敗に終わり敢え無く断念(それにたとえ上手く行っても、視野環ぎりぎりに固定しないと線がボケて使い物にならない事が判明)これで万事休すか!

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暫く考えていたら、ふとあることを思いついた。使っていない部品が代用出来れば何とかなるかも・・・?そこで以前取り外したBK‐MAK180のファインダー用十字線アイピースを解体したところ、幸いにも十字線が貼られたネジ枠だけを取り外すことが出来た。

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ただ上から嵌め込むには径が大き過ぎるし、視野環から離れすぎてしまうので、小さく切った両面テープを付けたネジ枠を、反対側からスリーブ内に落とし込んで仮止め。今度は更に反対側から瞬間接着剤で上手く固定出来ました。視野は若干狭くなりますが、実用には問題ありません。また内部には植毛紙を貼り迷光処理を追加しました。レンズのコバ塗まですれば完璧ですが、レンズ部分を解体するのはこの前の失敗もあるので止めておくことにしました。

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アイピースをそのまま嵌めると隙間が空くので、水道管のパッキンをスペーサーとして代用。最終的にこんな感じに仕上がりました。少々重いのと無限遠に合わせてピントを固定しているので調整できない事が難点ですが、ルックスはだいぶ洗練されてカッコ良くなりました!肝心の見え味はと言うと・・・?

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申し分ありません!この後、クロス表示が×印の形になるように調整(この方が個人的に対象(特に星)を視野の中心に導入する際に使い易いので)して終了です。遂に念願のオリジナル45°正立ファインダーが完成しました。私史上、最高傑作!

Ps
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この前お知らせした、GWの子供の日に、まちなか交流センター【 くるる 】で開催されたイベントに今回は【チーム・星空探検隊!】観望スタッフとして参加してきました。その様子をちょっとだけご紹介したいと思います。

今回は観望時間が短い上、会場照明の影響で観る対象も限られていました(主に月)。取り敢えず機材のセッティング。

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(なので私が持ち込んだのは軽めのMAK‐127です。)

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(石川さんは10cm屈折望遠鏡。)

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(藤原さんは30cmドブソニアン。このぐらいのサイズになると結構インパクトがあるので、参加者に喜んでもらえるらしいです。これは日中の三日月を導入している様子。)

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館内では、プロジェクターを使って星座解説など天文関連の動画を常時繰り返し放映。

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(準備中の石川さん)

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星に関連したアクセサリーのワークショップも大人気!

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(スタッフの方が徹夜で手作りしたという看板も素敵ですね!)

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(最後の仕上げはお任せしました。)
歳甲斐もなく調子に乗って私も挑戦!スタッフの方の親切丁寧な手解きもあって漸く完成。実はこの色合いに妙に惹かれるものがあって・・・?答えは最後に。

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今日は天候に恵まれ、三日月が奇麗に見えていますね。今宵のお月様はこんな感じです。

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石川さんの星空解説に熱心に耳を傾ける参加された方々。

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皆さんに楽しんで頂けたようで、こちらも嬉しいです。またお会いしましょう!それから【 くるる 】や【黒磯駅前活性化委員会】の関係者も含め、企画運営されたイベント・スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。また宜しくお願いします。

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この絵は、以前にもお話したと思いますが、市内の【ギャラリーバーン】の代表である清野隆さんが中心となって、ハンディキャップをもった那須地域に住むアーティスト達の作品⇒https://www.tunahiro.net/を紹介したした展示会で、私が一目惚れして購入したものです。絵のタイトルは【桜】。あくまで主観ですが、青空を背景に咲き誇る桜の色合いが絶妙!見事としか言い様がありません。

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それをイメージして小さな小瓶に宇宙を作ってみたくなったと言う訳です。ところで出来栄えは如何ですか?

今日の1曲は、毎年桜が咲くと必ず聴いているお気に入りの歌。再々登場【ラジオカセッツ】で “kaika”

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https://www.youtube.com/watch?v=_p6wCnuHBQ0

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