これは〇〇イ!バーティノフマスク? [天体観測機材]
前々回のブログで電視観望用に《バーティノフマスク》を購入するか自作するか検討していると書いたのですが、ネットで検索しても意外に口径の小さい鏡筒に適合する《バーティノフマスク》が見つからないので、仕方なく自作することにしました。
効果の程が定かでは無いので、お金を掛けず取り敢えず身近な素材を利用して試作開始!まずはネットで見つけた適当な画像をケント紙に印刷。少し色が薄いので《ローラーケシポン》で更に黒塗り。
定規を当てて慎重に白い部分を中抜きする。ただどう見ても強度が足りなそうなので、以前《デコパージュ》に使って余っていた接着剤を筆で上塗り。でも水分で紙が反ってしまうので、ある程度乾いたら適当な重しを載せて平らにしてから乾燥させる。後は適当な大きさに切る。
望遠鏡のフード(使い古して色が褪せたポテトチップの蓋。懐かしい【Nabisco】表記がある?)の中央をくり抜いて両面テープで貼り付けて出来上がり!しかし見た目は余りにも酷すぎる・・・(-_-;ウーン。新しいチップスターにするか?いやそういう問題では無いような・・・(-。-;
早速、夜中にその《バーティノフマスク》を装着して電視観望を試みたのだが・・・?
丁度その時間、空は少し薄曇りで条件はあまり良くなかった。それを差し引いても光量が不足しているのか光条がはっきりと見えずピントの山も掴みにくい。
試しに《バーティノフマスク》を外して観望したところ、この前使用した5cmのファインダー改造鏡筒と比較して明らかに星像が肥大している。天候だけでは無くどうやらこの鏡筒の対物レンズにも問題があるようです。やはりカメラ用望遠レンズの前玉の代用ではちょっと役不足みたい。そこで日を改めて再チャレンジと行きたいところですが、手動操作だけでも、星像を拡大してから焦点を合わせるとそこそこ追い込めるので正直微妙です。電視観望だけなら必要ないかな~( ̄~ ̄)ξ?
因みにファインダーは45°正立タイプが一番使い易いと個人的には思っている。今回使用したカメラ用望遠レンズの前玉はバックフォーカスの関係で45°正立プリズムが使えない。一方5cmファインダー改造鏡筒の方は使用できるのでファインダーとして使用するならこの選択がベストなんだけどね。と言う訳で結局電視観望用にはこれを使うことに。
カメラ用望遠レンズの前玉はファインダー以外にはもう使いません。
話は変わって、この前こんな物を手に入れました。ZWOの1.25インチフィルターアダプターです。電視観望をするようになってからフィルターやレデューサー&バローレンズを幾つか購入しました。ただ2インチタイプのフィルターは高価なので、おいそれと手が出ません。もっぱらアメリカンサイズです。未だ使っていない物もあるのですが、複数のフィルターを重ねて使ったらどうなるか最近気になって仕方がありません。それで色々買ってみたという訳です。いずれ試してみようと思っています。
Ps
リリース・クランプが余っていたので、L型のアングルプレートに取り付けてみました。水準器が付いているので重宝します。
Ps‐2
【活動後記】
《バーティノフマスク》を作ること自体は楽しいのですが、細かい手作業が多いので目が疲れます。一定以上の大きさならAmazon等で購入した方が安上がりで見栄えも良いと思いますよ。もっとも撮影目的でないなら必要ないと思うけど。
今日の1曲、アイリッシュ・トラッドフォークグループ【De Danann】で ”My Baby Needs a Shepherd”です。
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=QRCl7Fii2xY
この曲は如何?どこか懐かしいメロディーが心に響きます。
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=uof2KYV63FY
久しぶりに太陽を覗いて見たら・・・! [天体観測&イベント]
冬にしては珍しく、風も無く暖かかったので、今日は久しぶりに太陽を観望することにしました。使用機材は《SharpStar‐AL80》+自作ソーラーフィルター+《Asi174MM》+《AZGTi》です。
先ずは《AZGTi》のアラインメント。《アドバンスド》アイコンをクリックして太陽観望モードのリミット解除をしてから北極星で1スターアラインメントを設定。勿論昼間なので星は見えないのですが、目検討で適当に北極星の位置に望遠鏡を向けてから完了ボタンを押し、その後太陽を手動で中央に導入。とっても簡単です。撮影時間がほんの数秒なので多少の誤差は全然問題無し。《AZGTi》は使い易くて太陽観望には最適なのです。
ソーラーファインダーは市販品(全然役立たずの粗悪品)を改造した物(前部の十字線プレートを外し、バーダー製のソーラーフィルムを有り合わせのキャップで挟み込んで作りました)。もっとも対象が大きいので無くても何とかなるんですけどね 。
フリップミラーにCMOSカメラを装着して準備完了です。実は《Asi174MM》で天体撮影をするのは今回が2度目なのです。随分前に購入したのに・・・?宝の持ち腐れとはこういうことです。お恥ずかしい(^_^;)。でも《Asi224》と比べてセンサーサイズが大きいので、レデューサー無しでも画角に収まるのは有難いですね。また《グローバル・シャッター》が採用され、動きの速い対象に向いているらしいのでその効果の程が楽しみです。
それと余談ですが、今使っているフリップミラーは15mm~18mmぐらいのアイピースと相性が良いようです(写真に写っているのは12mmに延長筒を使用)。
準備が整ったので早速覗いて見ると、久しぶりに太陽面に《黒点》が・・・(^ω^)ヤッター!こんなに複数の《黒点》が観られるのは何年ぶりでしょうか?久々に興奮してしまいました。太陽活動の《11年周期》が崩れ始めてからの《黒点ロス》の影響で、太陽の観望は殆どすることが無かったので凄く新鮮です。やっぱり有るべきものが無いとやる気が湧きませんね( ̄~ ̄)ξ
撮影後に《Registax 6》で少しだけ処理してみました。調整は段階的にちょっとづつですが、写り具合は以前のものと比べ格段に向上しているような、無いような?⇒https://skymusic-fun.blog.ss-blog.jp/2017-04-30
でもやっぱり~楽しい (^o^)。
【観望後記】
鏡筒が長いので、どうしても架台と干渉してしまいます。高度を上げられないのです。何か妙案無いかな?
Ps
太陽の活動周期の件ですが、実は2,019年12月で極小期が終わり、既に新たに第25活動周期が始まっているようです。私が気付いていなかっただけ見たい(〃ノωノ)。詳しくはこちらをご覧下さい。⇒https://sorae.info/astronomy/20200916-the-solar-cycle25-prediction-panel.html
今日の1曲、この前やっと手に入れたCDから【Mi-Ke】で ”白い2白いサンゴ礁”。我が青春時代の愛聴曲の曲名オンパレード・メドレーです。お恥ずかしながら、年甲斐も無く癒される自分がいます(^_^;)。
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=nyDKkquO2q0
《AsiLive》その後? [天体観測&イベント]
先ずは新年のご挨拶から。みなさん新年あけましておめでとうございます!年が明けても相変わらず中途半端なブログではありますが、今年もお付き合いの程、宜しくお願いします。なにぶん、イベント紹介やリポート等にはある程度自信があるのですが、気合を入れて頻繁に天体観測や撮影をしている訳では無いので(天候不良&連休の前日のみ活動、しかもほんのちょっと&歳のせいか寒いのが最近は苦手(-。-;&大好きなお酒の誘惑(^_^;)等々と格闘しながら)当然ながら中身が薄く中途半端になる事が殆ど・・・と言う訳です。ご理解くださいm(__)m。
さて昨日は3連休の初日、天気も良好(この時期にしては風も無いし・・・でも超が付くほど寒かった!)なので早速年初めの《電視観望》をしてみました。使用機材は改造5cmアクロファインダー+Asi224MC+QBPフィルター+AZ-GTi(2スターアラインメント)です。キャプチャーソフトは最初《SharpCap》と《AsiLive》を使い分けていたのですが、面倒になって途中から最近漸く使い慣れてきた《AsiLive》オンリーにしました。
何故かと言うと《AsiLive》は面倒な設定をやらなくても直ぐにスタック画像を表示できて使い易いからです。オマケに昨年末に検証した強力な追尾機能はものぐさな私の性格にピッタリ(^_^; 。少々のアラインメント不足は物ともしません。元々撮影自体が目的では無いし、観望会での実演は時短が最重要と考えているのでこれは助かります。撮影目的なら望遠鏡も8㎝のEDアポに切り換えた方が断然良いに決まっていると思うし( ̄~ ̄)ξ 。
《プレアデス星団》フィルター外した方が《メローペ》周辺の反射星雲がもっと良く観えるのかな?
(ゲイン300,10秒13フレームスタック画像。)
《M81&M82》周辺。M82の不規則な色合いが何となく写っているようです。《ほしぞLoveログ》のSamさんの記事を読んだら《系外銀河》などはフィルターを外した方が良く観えるらしいので、今度試してみようかな?
(ゲイン300、5秒25フレームスタック画像。)
《M97》ふくろう星雲。色彩はフィルターの効果かなかなかgoodですね!何となくフクロウの面影が・・・?でも小っちゃい!
(ゲイン300で10秒10フレームスタック画像。)
《M78》ウルトラマンの故郷。
(ゲイン300、10秒33フレームスタック画像。)
《M57》子持ち銀河。もう少しスタックしないと腕の撮影は厳しいようです。
(ゲイン300、5秒8フレームスタック画像。)
《M42》オリオン星雲。QBPフィルターは良いですね!SVBONYの《CLSフィルター》を昨年末に購入したのでそちらの方も実際に試してみようと思います。
Ps (観望後記)
観望中に気付いたのですが、画面の右隅がやや明るくなってしまいました。原因は不明でCMOSカメラチューブ内の乱反射が原因か?今後の課題です。それとピント合わせが大変なのでバーティノフ・マスクの購入or自作を検討中。
2月に数回イベントに参加する予定ですが、またもやコロナ拡大の兆候が・・・(-_-;ウーン。中止にならなければ良いのですが?皆さんくれぐれも健康に留意しご自愛下さい!
今日の1曲、【Dave Mason 】で ”Talk To Me” 大学時代の愛聴曲のひとつ。夏のドライブにはもってこいです。
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=OMJVKCb7ajg
さて昨日は3連休の初日、天気も良好(この時期にしては風も無いし・・・でも超が付くほど寒かった!)なので早速年初めの《電視観望》をしてみました。使用機材は改造5cmアクロファインダー+Asi224MC+QBPフィルター+AZ-GTi(2スターアラインメント)です。キャプチャーソフトは最初《SharpCap》と《AsiLive》を使い分けていたのですが、面倒になって途中から最近漸く使い慣れてきた《AsiLive》オンリーにしました。
何故かと言うと《AsiLive》は面倒な設定をやらなくても直ぐにスタック画像を表示できて使い易いからです。オマケに昨年末に検証した強力な追尾機能はものぐさな私の性格にピッタリ(^_^; 。少々のアラインメント不足は物ともしません。元々撮影自体が目的では無いし、観望会での実演は時短が最重要と考えているのでこれは助かります。撮影目的なら望遠鏡も8㎝のEDアポに切り換えた方が断然良いに決まっていると思うし( ̄~ ̄)ξ 。
《プレアデス星団》フィルター外した方が《メローペ》周辺の反射星雲がもっと良く観えるのかな?
(ゲイン300,10秒13フレームスタック画像。)
《M81&M82》周辺。M82の不規則な色合いが何となく写っているようです。《ほしぞLoveログ》のSamさんの記事を読んだら《系外銀河》などはフィルターを外した方が良く観えるらしいので、今度試してみようかな?
(ゲイン300、5秒25フレームスタック画像。)
《M97》ふくろう星雲。色彩はフィルターの効果かなかなかgoodですね!何となくフクロウの面影が・・・?でも小っちゃい!
(ゲイン300で10秒10フレームスタック画像。)
《M78》ウルトラマンの故郷。
(ゲイン300、10秒33フレームスタック画像。)
《M57》子持ち銀河。もう少しスタックしないと腕の撮影は厳しいようです。
(ゲイン300、5秒8フレームスタック画像。)
《M42》オリオン星雲。QBPフィルターは良いですね!SVBONYの《CLSフィルター》を昨年末に購入したのでそちらの方も実際に試してみようと思います。
Ps (観望後記)
観望中に気付いたのですが、画面の右隅がやや明るくなってしまいました。原因は不明でCMOSカメラチューブ内の乱反射が原因か?今後の課題です。それとピント合わせが大変なのでバーティノフ・マスクの購入or自作を検討中。
2月に数回イベントに参加する予定ですが、またもやコロナ拡大の兆候が・・・(-_-;ウーン。中止にならなければ良いのですが?皆さんくれぐれも健康に留意しご自愛下さい!
今日の1曲、【Dave Mason 】で ”Talk To Me” 大学時代の愛聴曲のひとつ。夏のドライブにはもってこいです。
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=OMJVKCb7ajg