SSブログ

SV165の画角から判ったこと! [天体観測機材]

今週末は、前回紹介したSVBONYの40mm【SV165】を使って電視観望を行う予定でしたが、残念ながら先週同様生憎の天候不良 (˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)ノ。と言う訳で相変わらず地上観望で我慢の日々が続いております。

PXL_20230324_064626599.jpg
今後は電視観望の際、3種類の鏡筒を使い分ける予定なので画角を比較してみました。

PXL_20230324_064419705.jpg
カタログスペック焦点距離が200mmの【SV165】はこんな感じ。若干ピントの山が掴み難く、これが30mmタイプに使われているらしい噂のモダーン・アクロマートによるものか、短焦点によるものかは不明。曇り空なので色ズレから判断するのも難しそう?クラシック・アクロマートであればQBPフィルター効果の恩恵が得られて電視観望&撮影にも使えるようですが、今回も条件が悪過ぎて参考になりませんね(^_^;)。当然ながらやはり星像で比較しないとダメ見たいです。

PXL_20230324_063744206.jpg
これは50mmファインダー改造鏡筒の画角。今まで焦点距離が判らなかったのですが、上の画像から判断するに250mm~270mmぐらいじゃないでしょうか?比較するとピントも合わせ易いです。

PXL_20230324_063808933.jpg
これは【VOYAGER MAK80】でCMOSカメラにカナダの光学メーカーアンタレス社製の0.5倍レデューサーを付けた時の画像。800mmが400mmになっている筈ですが、もっとありそうな気がします。でも系外銀河や惑星状星雲等にはピッタリかも?来週末、快晴になれば電視観望で再度色々検証してみたいと思います。とは言っても所有しているQBPフィルターは初期型なので、恩恵に与れそうにありませんが・・・(-。-;

PXL_20230311_133153607-2.jpg
PXL_20230311_133213067-2.jpg
最近、ZWO社の【ASI Studio】がバージョンアップしたみたいで、ルックスも一新されました。ソフトウェアも更に増えて益々充実しつつあります。扱いやすくお手軽観望には欠かせないアイテムなので、細かな調整や連携が出来るようになればもっと良いのですが?

17.jpg
前回のブログで紹介した【阿久津富夫】さんからセブ島に開設した観測所の星空の写真が届きました。南十字星と南天の星々!羨ましい環境です。機会があれば一度遊びに行きたいな~。

PS
PXL_20230325_074303929.jpg
今月20日に長久保赤水顕彰会より、お子様向けの絵本【小わく星 ナガクボ】が発刊されました。
以下抜粋

「概要:長久保赤水が日本地図や世界地図を製作してゆく経緯、天文学を学び緯度経度の概念をもち、地図に書き入れた先駆的業績などを紹介しています。なぜ、小惑星に「ナガクボ」と名づけられたのか?お子さまにわかりやすく描かれています。」

大人の方にも楽しんで頂ける内容となっていますので、お子様とご一緒に読んでみては如何ですか?申し込みはこちらから⇒http://nagakubosekisui.org/(長久保赤水顕彰会)

今日の1曲、【JD Crowe & The New South 】の1975 年のケンタッキー・エデュケーショナルTVのドキュメンタリー映像をどうぞ!私が学生時代に初めて買ったブルーグラスのレコードがこの【JD Crowe & The New South 】のアルバムでした。それにしてもみんな若いな~!

グラフィックス1.png
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=Py9ZPX-8CUE

PS+〈お知らせ〉

この度、我がすばる天文同好会のブログが開設されました。リンク集からアクセスできますのでお気軽に覗いてみて下さい。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

SVBONYのSV165 (4cm)を買ってみた! [天体観測機材]

前回のブログで告知したように、今週末は会社の同僚の誘いでキャンプをしながら観望会をする予定でしたが、天候不良の為延期になってしまいました(T T)残念!

PXL_20230313_184803233.jpg
では気を取り直して、今回は注文していたSVBONYのファインダー【SV165】が届いたので少し紹介したいと思います。実際は星空を電視観望したり撮影を試みた結果を報告したいのですが、生憎の天候不良の為、詳細はまた後日ということで。取り敢えずまずは開封の儀。

PXL_20230313_184835625.jpg
今回購入したのは【SV165】の口径4cmの物です。ネットで検索すると同じ【SV165】でも3cmサイズのファインダーはあまり評価が芳しくないので、どうしようか (-_-;ウーン 迷ったのですが、ルックスと使い勝手が良さそうなので思わずポチってしまいました。

中にはファインダー本体とファインダー脚、それに六角レンチ1本と取説が入っています。今回購入の決め手になったポイントは鏡筒が複数に分割できること。仮に電視観望に不向きでも簡単に正立ファインダーに早変わり出来るし値段も手頃、というより寧ろ安いぐらい(因みにメーカー直販でセール中だったこともあり送料込みで7700円ぐらいでした)。

PXL_20230313_185008509.jpg
鏡筒内部の迷光処理はほぼ完璧で造りもしっかりとしています。またファインダー脚の鏡筒を固定するボルトにはストッパー用のネジがもう一つ付いているので、不用意に回す心配もなくこれも嬉しい設計。

PXL_20230312_185847525.jpg
PXL_20230312_185854637.jpg
PXL_20230312_185937781.jpg
PXL_20230312_190017611.jpg

PXL_20230313_185535402.jpg

これに同社の【ダブルヘリコイドマイクロフォーカサー】を組み合わせる予定だったのですが【 SV108】は意外とお高め。と言う訳でT2変換アダプターを別途購入し、手元にあったフォーカサーを分解して再利用しました。尚この手の構造のフォーカサーは多少ガタつきがあることは承知の上です。ZWO社のCMOSカメラにフィルター無しの場合はこれぐらいでも何とか焦点が合いそうですが、フィルターを付けるときは更に短縮する必要がありそうです。

PXL_20230318_121734538.jpg
PXL_20230318_083418287.jpg
Player Oneの【Ceres-c】の場合はこの組み合わせが安定して良さそう。

PXL_20230318_084929536.jpg
夕暮れに雨が降りしきる中、部屋の窓越しに遠くの景色で電視観望を試みたのですが、条件が悪すぎて参考になりませんでした。

PXL_20230318_083243422.jpg
左は【VOYAGER MAK80】にZWOのASI224と0.5倍フォーカル・レデューサー&IRカットフィルターを付けた映像。大変写りが宜しいようで!ただレデューサー付けてもこの鏡筒とCMOSカメラの組み合わせは画角が狭く対象の導入が大変そう?電視観望が主体とは言え、そろそろ本格的なCMOSカメラが欲しくなってきました。右は【Ceres-c】にIRカットフィルターのみ装着して【SV165】と組み合わせ。ん~~やっぱりこれじゃ良いのか悪いのか判りませんね。また日を改めて再リポートしたいと思います。

ここで嬉しい報告が・・・\(^o^)/!
4723633e2fc19ed6cea2b2a465bfda57f120be0a.png
今月の3日に応援していた茨城県常陸太田市出身のアマチュア天文家である【阿久津富夫】さんのクラウドファンディングプロジェクト【65歳、夢への挑戦。星好きが交流できる天体観測所をセブ島に!】が完了した旨の報告がありました。フィリピンに移住して念願の夢を実現した彼の様子を少しご紹介したいと思います。

content_21c759d07e3a6f883cce97dd43e709d908d75248.jpg
ルーフスライドタイプの観測所。所狭しと機材が並べられています。

content_7a92e7eb42d1ee71545e890868b24b8064295164.jpg
content_6b037ae68c034df3c039a9469115e09932a8891c.jpg
content_4040344589c2ffd5b6ee9cb490d4b35b250178ce.jpg
content_a25bc6a1ff77da4f604333625a32accc77cd408e.jpg
素晴らしいロケーションですね!

content_1570bd80ae1269238742f49b354c7fe9962c5ce7.jpg
content_aabd9440345184866f9dc5811275f6e7f87d96dd.jpg
content_6b24f3f1b5233024201fd68872ccaa90d7874900.jpg
content_831cac012ffc4ddcbab8092d7314cfa20e7eb681.jpg
3月4日に開催されたオープンセレモニーには、50名程のマスメディア関係者の方々や、領事館、大学関係者など含め、事前に予約された200名の方々で大盛況だったようです。念願成就おめでとうございます!今後の益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。尚、現地の様子と当日の地元TVの放送がYouTubeにUPされましたので、是非ご覧下さい。

観測所の様子
https://www.youtube.com/watch?v=PnxHhImHkuo
地元TVの録画映像
https://youtu.be/JTDhW89gfc8

今日の1曲は前回紹介した【クラレンス・ホワイト】の他に、若い時最も影響を受けたギタリスト【トニー・ライス】の全盛期のトニー・ライスユニット【Tony Rice Strawberry '86】ライブ動画です。かなり長いのですが、フラット・ピッキング奏法&ブルーグラスギターの魅力全開でかなり聴きごたえがあります(一緒に息子のワイアットも共演しています)。是非お楽しみ下さい。

グラフィックス1.png
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=wMm38GGxZmk
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

Stellarium(ステラリウム)とAZ-GTiでプレートソルビングを試してみる! [天体観測&イベント]

最近、【Skysafari】の他にも【Stellarium】と言うフリーのプラネタリウムソフトがあるとの耳よりの情報が・・・何を今更!と言われるかもしれませんが (^_^;)。巷の噂ではAZ-GTiのSynscanとリンクさせることでPCからWi-Fi操作が可能になるらしいです。しかも無料との事なので、これは試してみる価値がありそう(以前【Skysafari】とAZ-GTiをリンクさせてスマホから操作出来る様にはなったのですが、如何せん表示が小さ過ぎて老眼の目にはかなり辛かった記憶があり、結局馴染めませんでした)。PCならモニターを通じて拡大できそうなので使い勝手は格段に良くなる筈。という訳でネットから色々情報を集めてチャレンジしてみました。

PXL_20230310_115318718.jpg
PXL_20230310_121731572.jpg
PXL_20230310_122101709.jpg
詳細は後日改めてUPする予定ですが【Stellarium】をインストールして起動してみると予想以上に素晴らしいグラフィックと操作性の良さに思わず感動!これがフリーソフトなんて信じられません。
グラフィックス4.png
(ご覧の様に、我が家の周辺も益々光害が酷くなってきました。)
グラフィックス5.png
Player One Ceres-Cカメラに50mmのCマウントレンズを装着するとオリオン座周辺がすっぽりと収まってしまいます。QBPフィルターと組み合わせたら面白そう?因みにこの組み合わせではフィルターの類は一切使っていません。


グラフィックス3.png
グラフィックス1.png
ASI224MCに自作ファインダーの組み合わせ。実は今までAZ-GTiを多連装状態で稼働していたのですが、過負荷の為か動作が不安定になる時があるので、L型アングルプレートの落下防止ボルトを加工して撮影用のファインダー左右のバランスと軽量化を図りました。フィルターはUV/IRカットフィルターのみ使用。使ってみると【Stellarium】の操作性は良好で大変気に入りました。

グラフィックス6.png
早速その夜に、裏庭から電視観望を試みてみたのですが、何故か【SharpCap 】との連携が上手く行かず、プレートソルビングによる位置補正が機能しませんでした。認識に必要な星数が少な過ぎるのか、関連ソフトの設定に問題があるのか未だ不明ですが、後日改めてチャレンジする予定です。

話題は変わって、先々週4日の土曜日に【アズ】に於いて1月に開催されたイベント【星旅祭2023】の打ち上げがありました。今年のイベントは反省する所も多々ありましたが、同時に多くの成果を得ることが出来ました。スタッフやボランティア参加の皆さん、お疲れ様でした。

PXL_20230304_085749570.jpg
PXL_20230304_085800876.jpg
PXL_20230304_110654281.jpg
PXL_20230304_110656097.jpg
久々にお酒を酌み交わしながら、みんなで楽しく会食しました(お酒を飲んだので、帰りは運転代行を利用しようとコロナ前に度々利用していた業者に電話したら、「今はもう運転代行はやっていません。」との返答が・・・この景気の落ち込みは如何ともし難い。結局は財務省の犬となり果てた政府が効果的な財政出動&消費税撤廃をしない限り抜け出すことは不可能!ヽ( ̄д ̄;)ノ。)


PXL_20230304_055548446.jpg
PXL_20230304_055553872.jpg
またまた話題は変わって、先週の土曜日に久々に地元の音楽喫茶【しん空】さんを訪ねてみました。今回もCDを数枚持参して視聴させて頂いたのですが、予想通り私の大好きなロックとの相性も抜群でした。久々に聴く真空管アンプとマルチ駆動の大型スピーカーの組み合わせによる独特の軽くふわっとした低音、中低音と高域も伸びているけど決して耳障りにならない音の再現力は実に魅力的で、流石と言うほかありません。実は4月末までは休業中なのだそうで、今回私だけ特別に快く招き入れてくれた事に大感謝!おまけに長久保片雲著【江戸時代後期の巨星 長久保赤水】も1冊注文して頂きました。更に営業再開したら、私も所属している【那須真空管俱楽部】の2回目のイベントを企画、開催するらしいとの朗報も!あ~今から楽しみだ~(^o^)!


PXL_20230311_020454535.jpg
今日は本を1冊ご紹介したいと思います。この本を読むことで、今の日本が置かれている【食】に関する危機的な状況を垣間見ることが出来ます。自分や家族の健康、いや命を守る為にも是非ご一読をお勧めします。

PS

グラフィックス2.png
今週末、会社の同僚の招きで大田原市のオートキャンプ場に行ってきます。実は彼の家族の依頼で【星空観望】の出前と言う訳です。当日の模様は後日ブログ内で詳しくUPする予定ですので乞うご期待!

今日は、以前ほんの僅かしか紹介出来なかった、今は亡き私の大好きなギタリストの一人【Clarence White】の演奏をたっぷりとお聴き下さい。1973年にアメリカCBSテレビの人気番組「ボブバクスターのギターワークショップ」に出演した時の映像です。彼のブルーグラスギター演奏の魅力を存分に堪能することが出来ます。

グラフィックス1.png

♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=YmH0rSpardE
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー