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第6回Deepsky Camp in 鬼ヶ城・・・紅葉と望遠鏡が真っ盛り! [天体観測&イベント]

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過日お知らせしましたが、先週の21日(金)~23日(日)に亘り、福島県いわき市の《鬼ヶ城》で開催された恒例のイベント【第6回Deepsky Camp 】に行ってきました。毎度のことですが今回も、独断と偏見+酔見?、且つ慈愛に溢れたレポートをお届けしたいと思います。何はともあれこの観望会の魅力を皆さんに余す所無くお伝えすることが出来れば本望と思っています。また残念ながら体調不良の為、今回参加出来なかった、宮野さんと伊藤さんに少しでも雰囲気を味わって頂ければと思って適当、いや真面目に報告できればと思っております。

さて出発当日の朝は慌ただしく始まりました。と言うのも2日程前に実行委員の小沼さんから、電視観望とプラネタリウムソフトSkysafariを使った天体導入などに関する発表をして貰えないかとお願いされてしまいました。とは言えSkysafariは最近導入したばかりでまだ使い方も良く分からない事が多いし、オマケにあまりに急な話なので、果たして資料の作成が間に合うかどうか(-_-;ウーン・・・でも小沼さんの頼みとあらば・・・ ( ̄~ ̄)ξ やりましょう!と言うことで出発直前まで資料を作成していました。大体2/3くらい出来上がったので、残りは向こうに着いてからと思って早めに現地に向かうことにしました。

今日はお天気も良く、ルンルン気分でドライブだぜ~・・・とここまでは良かったのですが、な~んか大事な物忘れているような気がする・・・ゲッ!資料データの入ったメモリースティック持ってくるの忘れた~!しかし時すでに遅し。(;´д`)トホホ、小沼さんに何て説明しよう・・・頭が真っ白になってしまいました。

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取り敢えず無事現地に到着。まずはお腹が空いたので昼食を食べようと【ききり荘 】に向かいました。秋も深まり、周辺の紅葉も見頃を迎えています。早速小沼さんに連絡して、現地に着いた事と発表用のデータを忘れた事、仕方ないので出来るだけ手持ちのデータを使って簡単な資料作成をすると伝えました。イベントの開始は4時からとその時聞いていたので(実は聞き間違い)何とか間に合うかも?と思っていましたが、残念ながらノートPCがWi-Fi環境に無いので結局は出来ず仕舞い。更に疲れもあって急に眠気が襲ってきて、暫しお昼寝タイム。目覚めたのは午後3時頃。ちょっと早いけどまあいいや、と思いつつ体験館の方に向かいました。

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着いてみると何故か既に数多くの望遠鏡が設置してあることに気が付いた。何か嫌な予感がすると思いながら、恐るおそる中に入ると既に小沼さんの発表の真っ最中でした。「あれっ!4時からじゃなかったっけ?」「14時からですよ!」と巻さんの声がする・・・ゲッ!結局1時間以上も遅刻してしまいました。

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(発表中の小沼さん)
一番聴きたかった小沼さんの発表《Skysafari オススメ講座入門編》は、最近私も使い始めたSkysafariの操作方法やお役立ち情報&裏技等々非常に興味をそそられるお話だったのですが、残念ながら大半を聴き逃す羽目に・・・ガックシ!小沼さん曰く、Skysafariには信じられないぐらい沢山の機能があるらしいのですが、その中からちょっとだけご紹介。

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(常陸太田市のアマチュア天文家・阿久津 富夫さん撮影⇒アルプス谷周辺)
クレーターなどもシミュレート出来る?

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Skysafariによるパンスターズ彗星の移動シミュレーションの様子。

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撮影した画像に写った2本の微かな光条軌跡が、人工衛星である事や、しかも国籍や個体識別番号も後追いで確認することが出来るようです。これは凄い!また小沼さんは《 天文ガイド 》に掲載された投稿写真を後からシミュレートして、その時の状況を後追いして確認しているとの事。いやはや恐れ入りました。

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(火星の衛星《フォボス》の掩蔽現象。結構難易度は高そうです。)

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(木星の衛星《イオ》と《エウロパ》の接近)
上記の2枚の画像は、事前にメールにて送って頂いたDeepskyCamp期間中に起こる小沼さんお勧めの天文現象。Skysafariを使えばこの様な毎日起こる天文現象を即座に検索できるのです。これは便利ですね!

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(今回持ち込んだ電視観望機材です。この他に18cmのマクカセを持参。)
小沼さんの発表が終了し、次は私の番ですが、画像データが無いので口頭にて電視観望に関する現況を説明させて頂きました。後は現物を見て頂きながらと言うことで・・・ホント情けない(˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)ノ。本日の発表はこれにて終了。

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その後、7月に初の個展を開いた《 フォトマスター&フォトアーティスト 》の松本さんの作品の紹介がありました。とても写真には見えません。どのようにして撮影したかは内緒だそうです(実は後でこっそり教えて頂きましたけど)。

と突然ここで嬉しいサプライズが!

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(右側は巻さんです。)
小沼さんから前回のブログに対するお褒めの言葉と今回の《長久保赤水》感想文入選を記念して、小惑星nagakubo⇒http://www.ne.jp/asahi/tenmon/subaru/kaisetu.pdfの写真を頂きました。物凄く嬉しいです.\(^-^)/。とは言え撮影は困難を極めたようで、直径僅か10㎞の小惑星を、巻さんがeVscopeを使って撮影した画像を、更に小沼さんが解析しながら撮影範囲を絞り込んで・・・を繰り返して漸くゲットできた写真らしいです。1分間最大16等星、条件さえ良ければ数分間で最大20等星まで撮影可能なeVscopeならではの快挙ですね!

夕食後に皆さん今夜の観望に備えて機材の準備に取り掛かりました。ただ残念なことに予報では今夜はお天気が良くありません。薄雲の隙間から時々明るい星々が顔を出す程度らしいです。ここで少し皆さんが持参した愛機を紹介したいと思います。

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製造メーカーをお聞きするのを忘れてしまいましたが、遥々名古屋から参加された廣野さんの愛機、66cmニュートン反射望遠鏡です。前々回お会いした時は天候不良で覗くことが出来なかったので、今回一番覗いて見たいと思っていた望遠鏡。弥が上にも期待に胸が膨らみます。

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推定重量は約200㎏あるらしく、ちょっと押したくらいではびくともしません。自動導入、自動追尾が出来るようです。しかしすごい迫力ですね!

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こちらは前回も参加された、新潟県からお越しの池田さんの愛機Obsession製55cmニュートン反射です。これもまたでかい!ただ今回はうっかり覗かせて頂くのを忘れてしまいました。残念!できれば次回も持参して欲しいです。

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廣野さんは他にケンコー製SE102も持って来られました。架台はAZGTiと専用マウントですね。それとコロナド製太陽望遠鏡も。

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池田さん同様、スターセンスエクスプローラーのアプリを採用して簡単に導入できるようにしてあるそうです。

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斎藤さんはインテス製15cmのマクカセを持参しました。

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同じく郡山市から来た渡邊さんはAPM製2枚玉アポクロマート15cm屈折鏡筒を持参。木星をちょっと覗かせて頂きましたが、シーイングが良くないにも拘らず、模様も大変良く観えました。それと可搬用屈折としてはこの大きさぐらいが限界でしょうかね?3枚玉だとぎっくり腰になりそうです。

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上の写真はDeepskyCamp初見参、南口さんのPlate Solving(天体位置解析)ソフトウェアを採用したデモ用の機材。ただ星が見えたり隠れたりで中々上手くアラインメントが出来ず、四苦八苦されていたみたいです。下はSkywacher製の30cmドブソニアン。

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私はどうだったのかと言うと、ファインダーの調整がいい加減だったので、自動導入が上手く行かずこれまた悪戦苦闘して散々な結果に・・・明日にまた期待します。少し薄曇りなのが分かりますかね?

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これは巻さんの持参したUnistellar社製のeVscopeで撮影したM13球状星団ですね。今回初めて覗かせてもらいましたが、光学望遠鏡とはまた違った面白さがありますね。子供達に覗かせたら大喜びしそうです。

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そんな中、突然トラブルが発生!廣野さんの電池ボックス内の電池の端子が取れてしまいました(流石made in 中国?)。普通はあり得ない事態に一同唖然!この後急遽小沼さんが半田付けを施し、テスターで導通確認した結果、何とか使えるようになったようです。良かったですね。

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ウィリアム・オプティクス製双眼望遠鏡の接眼部の問題点を説明中の萩谷さん。今回の観望会には、双眼望遠鏡2台と屈折望遠鏡1台を持参したみたいです。明日改めて紹介しますね。さてそろそろ小腹も空いてきたので、みんなでお酒もで飲みましょうか。おっとその前にまだやることが・・・?御神体のケアが未だ終わっていないようです。

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(御神体の30cmフローライト屈折の光軸調整をしている萩谷さん)

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(心配そうに眺めている御神体を守護されている鶴田さん。)

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(皆さんの笑顔の様子から、光軸調整上手く行ったみたいですね。)

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(確認中の舟越さん)

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舟越さんと言えば、今回もクエスター社(QUESTAR)のマクカセの他にも色々な面白い望遠鏡を持って来られました。これもその一つ、LOMO製ASTELE60mmマクストフ・グレゴリー(made inロシア)です。副鏡を支える3本のスパイダーが特徴。

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雑談中の3人衆、左から廣野さん、中央は池田さん、そして南口さん。廣野さんと南口さんは前回のDeepsky観望会に鶴田さんが誘ってくれなかったのが少々不満なご様子でした。星ナビに掲載された記事を見て開催されたことを知ったとの事。鶴田さん!次は誘ってあげてくださいね。池田さんは私が使っている《AZマウントPro》に凄く興味があるらしく色々質問されました。この機種の特徴は左右に望遠鏡を並列同架出来るし、動作音も静かだし、バッテリー内蔵な上にアラインメントも超簡単!今では私にとってお気楽観望には欠かせないアイテムなので、おっしゃっていた様に、即刻ロスマンディーを売り払って買い換えましょう。ところで左右並列同架と言えば、廣野さんから耳寄りな情報が・・・?実は大好評のAZGTiですが、8月に米国で後継機が発売されたらしいです。しかも左右並列同架仕様で。もしかするとウエイトを装着すれば赤道儀としても使えるのかもしれない?真偽の程は定かではありませんが、軽量赤道儀ならこんな物がありますけど、これとは違いますよね。⇒https://www.skywatcherusa.com/collections/mounts/products/star-adventurer-gti-mount-kit
PS
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(後日、廣野さんから追加で情報提供がありました。Skywacherのグローバルウエブサイト⇒http://skywatcher.com/に広告が出ているそうです。機種名は【AZ-GTiX】。アクセスしてみると確かに8月に発売されていますね!左右並列同架好きの私は一目見て涎が出てしまいました。価格は不明ですが、日本で販売されるのが日待ち遠しいです。)

それから廣野さんですが、お子さん達に星に興味を抱かせようと色々アプローチしたそうですが、熱心に教えたお子さんはその後全く興味を示さなくなり、全然興味を示さなかったお子さんの方が、今では星に関する仕事が本業になってしまったというエピソードを伺って・・・深いね~と思いました。今後の観望会等で子供達への接し方も更なる工夫が必要かもしれません!ちょっと考えさせられました( ̄~ ̄)ξ

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(火起こしに勤しむ、左から小沼さん、池田さんそして鮫川村の金澤君)
金澤君と言えば、以前私が大田原市の《星旅祭》にスタッフとして参加していた時、観望会の会場で初めて出会った時のことを思い出しました。いきなり彼が私に「賞月観星のアイピースは持っていませんか?あれ良いらしいですね~。」とそんな感じで話しかけてきました。夕闇の中、てっきり私は彼がまだ中学生ぐらいにしか見えなかったので「随分小癪な質問するガキだな~!」とその時は正直思いました。既に立派な大人だとは気づかずに・・・(^_^; 。この話を隣で聞いていた廣野さんは大爆笑していました。金澤君、あの時は素っ気ない返事をしてごめんね m(__)m。機会があれば双眼望遠鏡を持参した時に見せてあげるね。

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今回はあまり労せずに火起こし出来ました。前回の観望会では手頃な薪は無いし、おまけにガスの供給がストップされていたので大変苦労しました。

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(これ《粽(ちまき)》だっけ?

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(やだな~粽はもち米。これは笹団子ですよ~。)

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(どUPでむさ苦しいですが、舟越さんと私のツーショット。)
皆さん少しづつ酔いが回り、会話も更に弾みます。

こんな物がありますよと小沼さん。

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(顕微鏡用のアイピースですが、結構良いですよ!)

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(この特注の変換アダプター私も欲しいよ~!どなたか有償で良いから私の為に2個作って頂けませんか?)

更にこんな物も有りますよと小沼さんがまた何か取り出しました。

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明日の舟越さんの講義でお披露目予定だった特注の《絞り輪シャッター》です。何の為、どの様に使うのかは製作秘話や検証結果も交えてに明日改めてお話します。

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《星見屋》さんで取り扱ったら?と言われてじっくりと観察中の南口さん。言い忘れましたが、南口さんは知る人ぞ知る、知らない人は全く縁のない天文ショップ《星見屋》の店長さんですv ( ^.^) お ( -.-) は ( _ _) つ (礼)!。天文に関する知識や経験は半端ないと思いますので、これを機会に色々アドバイスして頂けると有難いです。

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只今の時刻は、0時を過ぎて1時半になりました。そろそろ寝るとしましょうか・・・いいえ未だ大仕事が残っています。

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御神体奉納の儀式が済んでいません。という訳で  ⇓

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滞りなく無事に奉納の儀は終了致しました。何だそれ!

PS
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闇夜に怪しい人影が・・・と思ったら舟越さんでした。これまたメーカー不明のニュートン反射。口径4~5cmぐらい?しかし色々な鏡筒を持っておられますね。いったい全部合わせると何台ぐらいあるのでしょうか?

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天候が回復する見込みは無さそうなので、そろそろ床に就きますか・・・と思ったのですが、他の皆さん就寝する中、どういう訳か萩谷さんと私だけは意気投合。酒盛りしながら今の政治、経済の問題点から日本に迫りつつある危機的な状況等々の話で大盛り上がり。気が付いたらいつの間にか朝になっていました。今回、同じような国家観、歴史観、価値観を持った萩谷さんと本音で語り合うことが出来た事、もの凄く嬉しかったです。次に再会した際には、またお付き合い願えれば幸いです!ところで今日は一睡もして無いけど大丈夫かな~?

夜更かししたせいか、次の日と言う感覚も全く無く朝を迎えることになりました。

今日の天気は昨日より良さそうです。ここでまた皆さんの愛機の様子をすこし眺めてみましょう。

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これは金澤君が持ってきたSkywacherの自動導入30cmドブソニアン。実はこの日の夜に木星を見せて貰ったのですが、模様も色濃く、くっきりとした見え味には正直驚かされました。アイピースは不明ですが、相性が良かったのかもしれませんね。

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お天気がいいので望遠鏡たちも映えますね~。

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(廣野さんの愛機を前に雑談中の渡辺さんと齋藤さん)

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そろそろお腹が空いてきたので、上まで歩いて朝飯食べに行きますか?

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みなさん、食欲旺盛なので《ききり荘》でしっかりと朝食を頂きました。萩谷さんは爆睡中なので《ききり荘》のスタッフの方にお願いして、彼の為に折詰にして持って行くことにしました。

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その後9時半から舟越さんの《波面及び収差関数について》と《スターテスト概要紹介 第8章 第9章》の講義があったようですが、不覚にも私は机上で爆睡していた為、殆ど記憶にありません(舟越さん、折角講義して頂いたのに申し訳ないm(__)m!)。

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続いて南口さんの発表がありました。お題は《眼視観望と電視観望の融合手法の提案》。

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要するに眼視観望では、一般の方が望遠鏡を覗くと「何これ?」、「どれ~ん~でも何か良く分かんない!」みたいな感じで反応が薄い。かと言ってやはり電視観望だけだとマニア受けはするが、一般の人はただの画像を見せられているだけなのでこれまた反応が今一つ。なので眼視と電視両方を同一視野で直ぐ見比べられる状態にすることが理想的とのお話。只、結論から言えば超メジャーな天体にしか通用しない!そうかもしれませんね。

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続いて《放送カメラレンズでの電視観望》と題してお話がありました。私も最近、各種マウントレンズを使った電子ファインダーや電視観望に取り組んでいるので、大変興味深く拝聴しました。放送用のズームレンズはバリフォーカルレンズと違い、ピント位置がズームしても変化しないので理想的かも?着眼点は素晴らしいと思いました。だだ残念なことに、結果については色々な点で納得できなかったようです。良好な結果が得られたらまた情報UP願います。

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これはフィルターによる写り方の違いですね。私も最近漸くフィルターワークの面白さが分かり始めました。でも思ったより奥が深そうですね。

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ちょっと奇抜な話題もありました。《簡易目幅測定器の作製》です。発想がユニークですよね。これを使って私も自分の目幅が初めて分かりました。

南口さんの話で特に興味深かったのは、海外のフリーソフトを使ったプレートソルビングのお話でした。それらを日本語化したり、デモンストレーションしたりと精力的に取り組んでいるようです。面白そうなので、今度私も是非トライしたいと思っています。

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続けて舟越さんの最終講義《中央遮蔽の回折像について》がありました。舟越さん、長時間お疲れさまでした(殆ど爆睡して聴き逃した私が言うのも何ですけど(^_^;)。)

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それと前回の観望会の舟越さんの講義の中で話題になった、複数の収差補正した単レンズの作成に関する進捗報告がありました。実は小沼さん自ら国内の光学メーカー4社に打診したそうですが、残念ながら全て断られたそうです。解析データが複雑過ぎて難解な上、結果を担保できない事が理由みたいです。こうなったら量子コンピューターの登場を待つしか無さそうですね。

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(完成品は絞り用のスライドバーが横にある)
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(試作品はスライドバーが上に付いている)
ところで上の写真で小沼さんが手にしている見慣れない機材は何だと思いますか?実は3Dプリントの技術者であるお兄さんに製作を依頼して完成した《絞り輪シャッター》と言う物です。製作には3日程掛かるみたいですが、減光用絞り機能が付いた驚くべき高精度の逸品。目視しながら開度調節することで簡単にアポダイジング効果を確認できる優れものです。その後自ら実際に惑星観測に使用して、アポダイジング効果が得られる事を確認出来たと仰っていました。今後の惑星観測の強力な助っ人になるかも?

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また小沼さん曰く、木星の一番内側の衛星である《メティス》の撮影に成功したらしいです。真偽の程は分かりませんが、Skysafari等のソフトを使って撮影時の衛星の位置解析が合致したら、もしかすると本物の可能性大。こう言った使い方も出来るとするとSkysafariは予想以上に凄いソフトですね!

恒例のBBQまで時間があるので、しばし庭を散策することに。

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これは昨日も紹介した萩谷さんの双眼望遠鏡(ウイリアム・オプティクス製・ダブレットEDAPO鏡筒)です。せっかくなので、この前メンテに失敗して壊してしまい、やけくそになってレンズを取り払ってプチ改造したセレストロンの短焦点(5mm)のアイピースを見て頂きました。

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予想通り、中心部は問題ないが、周辺部の像の乱れはやはり気になるとの事。

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ならば、このアイピースは多分レンズは1群2枚しかないと思うので、抜けに関してはどうか伺おうとしたら、この抜けを優先したという特注のマゼンタコーティングのアイピースの話をしてくれました。実際のところ、理論的にマルチ・コーティングをすると光量損失をかなり抑えることが出来るらしいです。1つの面に対してマルチ・コーティングしていないと、約4%程光量損失があり、1枚のレンズで計8%、このアイピースの様に5枚のレンズ構成だと5X8倍、約40%の光量損失に繋がります。只、マルチ・コーティングにもメリットとデメリットがあるようで、どうやらそう単純な話では無いみたいです。またマルチ・コーティングとモノ・コーティングの差は比較的少ないけれど、モノ・コーティングとコーティング無しでは随分と差がでる。本当のところ見え味にどの様に影響するのかは、硝材も含め色んな要素が絡んでいるので、実際に自分で観て判断するしか無さそうです。

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私の持ち込んだ機材ですが、ファインダーの調整は問題無いので今宵は多少成果を得られそうです。問題はこの重量級&アンバランスな、名付けて《電視光学連合艦隊》をAZGTiが無事に制御出来るかが気に掛かります。上手く行くと良いのですが?

屋内の方に目を遣ると舟越さんがまた怪しげな望遠鏡を取り出してきました。

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随分とクラシカル且つレアな海外仕様、made inJapanの4cm反射望遠鏡です。鏡と斜鏡は現代の部品に換装済みとの事ですが、前回の観望会でミザールの伊藤さんが、反射望遠鏡は輸出検査が無かった云々のお話をされていたことを思い出しました。実際見え味はどうなんでしょう?

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この箱も貴重なお宝ですよね。因みに架台は《マクシー》の付属品。

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アイピースは簡素なハイゲンスタイプ。

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(写真が上手く撮れていません。ごめんなさい。)
ピントはアイピースの抜き差しで調整します。驚いたことに、意外と良く観えます。月や惑星ならば十分楽しめそうです。貴重なもの見せて頂いて有難うございます。

さてここからはお楽しみのBBQ。みんなお腹いっぱい大満足です。

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小沼さんがスマホで秋と冬の星座を撮影してくれました。今宵の天気は良さそうな気もしますが、ただ予報では時折小雨が降ったり、雲が出たり不安定みたいです。晴れ間もありそうなので限られた時間内でどれだけ観望できるかがカギになりそう。

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冬の星座達_3024x2268-1.jpg

観望会では、念願であった廣野さんの66cmニュートン反射で惑星やM2球状星団、こと座のリング星雲、亜鈴星雲等々色々見せて頂きました。中でも特筆すべきはフィルター無しで網状星雲を肉眼でしっかりと観望できたことです。これには筆舌に尽くしがたい感動を覚えました。また惑星状星雲はジーっと眺めているとうっすらと色味を帯びているような感じです。また惑星、特に木星は眩しいくらい明るく観えます。光量が半端ないので、まるで月を観望しているみたい。更に暗く密集度が高いM2球状星団も中心部まで分解して観えました。大きい球状星団だと分解し過ぎて散開星団にしか見えないという話は、最初冗談かと思って聞いていましたが、本当のようです。フィルターを付けて更に写真や電視観望でしか確認できないような淡い星雲も見せて頂きました。有効倍率も驚異の600倍超で、集光力?・・・私の機材とは桁違いのスペックなので、感動と同時に何か見てはいけないもの見たような複雑な気分に(-。-;。とは言え廣野さんのお陰で大口径の魅力を存分に味わうことが出来ました。有難うございました。

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(木星の近くに海王星らしきものが見えるので、検索中の様子。)
御神体の光軸調整もバッチリ決まりました。見せて頂いた焦点内外像も問題無し。鏡筒の大気順応と気流の安定がかみ合えば、惑星観望に関しては恐らく最強でしょう。今度は条件の整った時に、再度覗いて見たいですね!

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私の方はどうだったかと言うと、AZGTiと《電視光学連合艦隊》の連携も問題無く、今後のイベントに向けての撮影に威力を発揮してくれそうです。それから他にAZマウントProとBKMAK180も夕方待機させておいたのですが、小雨は降ってくるし、明日朝は皆さんより一足早く次の目的地に向かわなければならないので、睡眠時間確保のため撤収してしまいました。

一時的に天候が悪化したので、みんなで舟越さんの【メガスター】で星空観賞を楽しみました。

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(鑑賞中の廣野さんと金澤君)
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寝不足のせいか観ている内に急に睡魔が襲ってきました。そのまま身近にあった誰かの布団にくるまって寝てしまいました。おやすみなさい・・・ムニャムニャ。

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翌朝早く、木を突く音で目が覚めてしまった。外へ出ると小さな鳥が逃げて行った。コゲラみたいです。爽やかな朝を迎えることが出来ました。今日は良い天気になりそうです。

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入口近くに萩谷さんの機材が並んでいました。

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ファウンダー・オプティクス製85mm双眼望遠鏡です。昨日撮影した写真ですが紹介するのが遅くなりました。見え味については今更言うまでもない名機です。

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萩谷さんにしては珍しい双眼装置付きの屈折望遠鏡。笠井の125mmダブレットAPOですね。私と同じ45度のファインダーも使い易そうです!

今日の午前中も《フォトマスター》松本さんのお話など色々あるし、皆さんとの集合写真にも一緒に納まりたかったのです。少し早いのですが、次の目的地に向かうことにしました。お別れの挨拶が出来ない事が心残りです。本当に有意義で楽しい観望会に参加出来て幸せです。後ろ髪惹かれる思いですが、毛が無いのでそうはなりません(笑)。いや嘘です。また再会できる日を楽しみにしています。ではまた!

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(後日小沼さんに送って頂いた集合写真です。皆さんの表情が良いですね!)

PS
(この後に向かった《長久保赤水顕彰会》30周年記念式典の模様については、先方の写真掲載の許可を頂いてからUPする予定なので、もう暫くお待ちください。)⇒許可を頂きましたので、続きをUPしたいと思います。それにそうしないと《Deepsky Camp》に参加された皆さんに信じて頂けないかもしれないので (^_^;)。
 

さて鬼ヶ城を後にした私は、次の目的地である式典会場の日立市の【鵜の岬】に向けて出発しました。記憶ではいわき市は全国2番目に大きい市なので、北端に位置する《鬼ヶ城》から日立市まで約100㎞ぐらいあります(思ったより遠い)。最初は高速を使って行くことも考えたのですが、数十年前、家族で海水浴に度々訪れた勿来周辺(実は東日本大震災以降一度も足を踏み入れていない!)が今どうなっているのかを確かめたかったので、6号線に沿って車を走らせることにしました。記憶は薄れてしまったけど、通り過ぎながら見た勿来周辺は、昔の面影がまだ残っていて少しホッとしました。

我がすばる天文同好会の拠点であり、長久保赤水を育んだ高萩市を過ぎ、程無くして、定刻よりかなり早く会場である《鵜の岬》国民宿舎⇒https://www.kokumin-shukusha.or.jp/annai/ken/ibaraki/208036.htmlに着きました。式典までは時間があるので、暫し敷地内を散策することに。
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海からの眺めも素晴らしいですね!

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後から川口さんに伺ったら、日本一の(予約の取れない)国民宿舎だそうです。調べてみると平成元年以降連続で日本一らしい。大浴場からのオーシャンビューもお勧めだとか。

さて式典の時間が近づいてきたので、会場の方に足を運びました。
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(ロビーで開式を待つ左から時崎氏、長久保源蔵氏、海田氏、そして川口さん)
川口さんに会うのも久しぶり、去年暮れの忘年会以来ですね。それにしても皆さんはキッチリと正装で来ていらっしゃるのに、私だけラフな普段着なので、悪い意味で少し目立っています。出先からの出席なので、ご容赦くださいm(__)m。

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功労者表彰の左から川口和彦さん、時崎清氏、長久保源蔵氏です。

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(式典の挨拶をする、顕彰会会長の佐川春久氏)
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(佐川会長より賞状を受け取る川口さん)
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川口さんの功績は赤水の天文学や漢学、詩文等の紹介による科学性と文学性を広めたことです。昨年、赤水の天文学にスポットを当てた【長久保赤水の天文学】を刊行。

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絵本作家の時崎氏は赤水図に記載の龍燈伝説を【りゅうのひかり】として絵本化して、赤水の業績を世に広めたことが評価されました。昨年には、某絵本作品公募で見事入選した【小わくせい ナガクボ】を発刊。

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(この本の中に私が今回入選した感想文が収められています。)

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(記念に沢山の書籍を頂きました。)

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(講演中の長久保源蔵氏)
赤水の子孫の一人である長久保源蔵氏は、赤水顕彰会の初代副会長であり、長年研究者として自ら赤水書籍を出版。その後も顧問として尽力されたことが評価されました。この他にも多くの方々が功労者として表彰されました。皆さん、おめでとうございます!ただ残念なことに、私の写った写真はありません(T_T)。

その中で特に印象に残ったお二人をちょっとだけご紹介します。

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顕彰会の特別会員、顧問である馬場 章氏は、長年の調査の結果、世界6か国の著名な博物館や図書館に所蔵されていた【赤水図】を発見、公表し、顕彰会発展に寄与されたことが評価され表彰に至りました。特に面白かったエピソードが韓国に招かれ講演した際、赤水の地図に記載されている竹島が真っ白で色塗りがされていない事から、やはり日本領では無いと突っ込まれたそうですが、4色定理を使い事情を説明して納得して頂いたと言うお話です。科学的根拠に基づいて粘り強く説明すれば、どんな相手にも必ず理解させることが出来るという好例のような気がします。また赤水が生涯を通じて見ようとしていたものは=人の心や生活のかたちであり、一連の【赤水図】の調査を続ける中で、人の情や親切を知ることが出来たと、感慨深げに話している御姿も印象的でした。

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もうお一方は【古地図】や【古天文図】の収集家で日本地図学会会員でもある海田俊一 氏です。国内外の、主に古地図の魅力について講演して頂きました。また現在、古地図を含め赤水関連の資料だけでも66点(18年現在)所蔵されているそうで、今や国の重要文化財でもあり、今後の更なる赤水研究の為にも、散逸していた歴史的価値のあるこれらの資料を収集、保管することは大変意義深い事だと思います。更に今回は特別に、普段はガラス越しでしか見る事の出来ない博物館級の貴重な資料を間近で見せて頂き大変感動致しました。びっしりと詳細に記述された【天文図】は、天文ファンなら一見の価値ありだと思いました。

こうして三日間に亘る、福島県から茨城県にかけての旅が漸く終わりました。本当に楽しく、充実した体験が出来ました。お会いで来たすべての方に感謝致します。ありがとうございました \(^-^)/。
PS
【長久保赤水顕彰会】では只今会員を募集しております。入会の申し込みについてはこちらからどうぞ⇒http://nagakubosekisui.org/
PS+
その後【長久保赤水顕彰会】の佐川会長から、記念式典で私が賞状を受け取っている場面の写真を送って頂きました。又、当日私が亡くした大切な物(野田徹&The Cave bandのイベントで頂いたキーホルダー)を司会を務めた佐藤様から届けて頂きました。この場を借りてお二人に感謝申し上げます。有難う御座いましたm(__)m。

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佐川会長を前に少々緊張気味の私。

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賞状を受け取っている場面

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小沼さんから頂いた【小惑星ナガクボ】の写真を手に説明中の私。実は佐川会長もご存じだったそうで、新聞社の方に掲載を依頼したそうですが、画像が小さくて見難いとの理由から断られてしまったそうです。残念ですね。

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皆さんとの集合写真です。忘れられない良い思い出になりました。

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ちょっと盛り過ぎかな~?Ⅱ&Cマウントレンズ [天体観測機材]

以前紹介した《 電視観望 》用の機材がその後どうなったか、ちょっとだけ今回ご紹介したいと思います。先ず以前の写真はこんな感じ。

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欲張ってVOYAGER MAK80を同架して左右の重量バランスを検討した結果、現在はこの様になりました。

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架台に負荷が掛るのではないかちょっと不安がありましたが、実際に運用した結果、特に問題は無さそうなので暫くはこのままで行こうと思っています。

ところでお気付きの様に、先程の画像の中で一つだけ新参者がおります。それがこれ ⇓

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一番左側の35mmのCマウントレンズです。電視ファインダーも兼ねた星景撮影の為に今回新たに購入した機材です。右の二つは同様の目的で試しに購入したズームレンズですが、残念ながらCSマウント仕様の為(内一つはCマウントと記載されていたにも拘らず、実際に届いた品はCSマウントと言う残念な結果に!・・・さすが中国製品、悪い意味で期待を裏切らない(-。-;?) これではフランジバックの関係でQBPフィルターとの併用が出来ないので多分お蔵入りになると思います。因みに手前にあるシールテープを巻いて嵌め込んであるのはIRカット用のフィルターです。

上記機材の運用結果については、後日改めて報告しますね!

(追伸)1
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明日、久々に音楽の祭典《サウンドクロス2022in大田原》が市内の各所で開催されます。アマチュア、プロを問わず様々なジャンルの音楽アーティストが参加する毎年恒例のイベントです。お近くの方は、是非足を運んでみては如何ですか?楽しい事請け合いです (^^♪

(追伸)2
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私事で恐縮ですが、以前紹介した記事⇒https://skymusic-fun.blog.ss-blog.jp/2022-03-27、『道知るべ 續 長久保赤水の一生』の感想文の募集に応募した結果報告のお手紙が《長久保赤水顕彰会》会長の佐川さんから届きました。驚いたことに、結果は何と優秀賞!今月23日に茨城県日立市で催される《長久保赤水顕彰会30周年記念式典》の授賞式に招待されました。予期していなかったので猶更嬉しいです\(^o^)/

今日の1曲、【Stephen Bishop】で “On And On”。この曲を聴く度に、大学時代に付き合っていた彼女との甘酸っぱい思い出が蘇ってきます。

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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=ljuJnUYozUg

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お手軽望遠鏡!ACUTER 【VOYAGER MAK80】その後・・・?Ⅲ [天体観測機材]

今月の1日(土)久々に好天に恵まれたので、VOYAGER MAK80を使用して惑星観望をしてみました。とその前に、昼間に地上の風景を観ながら、手持ちの中で最適と思われるアイピースを選択することに?でも結局、一々交換するのが面倒になったので(HYPERION) MARK Ⅲ8~24mmズームをチョイス。

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予想通り相性はバッチリです(望遠鏡本体よりアイピースの方が高額なので、当然の結果かもしれませんが(^_^;)。鏡筒の温度順応が不充分、尚且つ少々風があってシーイングは余り良くありませんでしたが、高倍率側(100倍)では木星の縞も土星の輪、そしてお月様もはっきり、くっきり観えました。あくまでも主観ですが、バローレンズ等を併用して過剰なぐらいに倍率を上げても、もしかすると像が破綻しないのでは!と思わせてくれるような申し分の無い鋭像を見せてくれました。

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ただ低倍率側はどうしても視野が狭くなるので、試しにBKMAK180付属品の SkyWatcher製2インチ28mmに変換アダプターを付けて覗いて見たら(焦点距離が800mmなので実質約33倍?でも実はVOYAGER MAK80の実測の焦点距離は714mmとの噂も・・・とすると約25.5倍?)ケラレも無く視野も格段に広くなりゴキゲンな相性の良さ!それにしても長いことお蔵入りになっていたこのアイピースは見た目は安っぽいけど、覗き易く視野も思ったより広くて(66度ぐらいか?)おまけに像面湾曲もあまり気にならず、色収差も殆ど感じないなど予想以上に相性の良い代物ではないか!気に入ったので双眼用に1個ポチろうと検索したら・・・もう既に絶品らしい・・・残念!

試しにCMOSカメラでお月様を撮ってみました。

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(ASI174MMで30秒固定でモノクロ撮影、約600コマの中の1コマ)

動画では月の表面が少しギザギザに波打っていましたが、とり敢えず撮影した動画をレジスタックス6でスタックすることに・・・あれれ!何故か上手く行かない(-_-;ウーン?そう言えばASI Studioにスタックソフトが入っていたような気がする。試してみるか( ̄~ ̄)ξ

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何々~ここに撮影した動画をドラッグ&ドロップすれば良いのか。

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然程時間も掛からずに終了!ちょっとした編集も出来るみたい。スタック枚数100(約5秒)解像度20に設定して保存した画像がこちら ⇓⇓⇓

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              ⇓
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比較してみると、その差は歴然ですね。カラーの動画は未確認ですが、モノクロの動画はかなりイケてます。おまけにストレスなく簡単にスタックできるのでこれはオススメです!

Ps
今年11月に開催予定だった《星旅祭2020in大田原》は諸事情により1月に延期になりました。詳細が決まりましたら、また改めてご案内致します。

今日の1曲、再登場【Desert Rose Bandで “She Don't Love Nobody”

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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=QTXqOdaVwQ4

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