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悪戦苦闘の結果・・・?ファインダー用・暗視野照明付きレティクルアイピース!&PlayerOne Ceres-C(ケレス) [天体観測機材]

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この前紹介した自作ファインダーですが、見やすいのは良いけどアイピースの見口の位置が少々高くて使い難いので、アイピースを換装することにしました。候補として手持ちの部品の中で使えそうなのは、数年前Amazonで購入した格安メーカー不詳の暗視野装置付き《12.5mm二重線十字レティクル・アイピース》と、それよりはやや高級な購入時期不明の《広視野20mm単線十字レティクル・アイピース》です。

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ただ、この《12.5mm・アイピース》では焦点が合わないので、アイピース・バレルをお手製の(金鋸で強引にぶった切った)の物に変更しました。

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余談ですが、このアイピースは十字線に焦点が合うように調節する場合、レンズ部分をかなり繰り出す必要があるのですが、そうするとレンズがグラついて使い物になりません。私は弾力性のある厚めのインシュレーターに穴を開けて挟み込んでいます。こうすると焦点位置で固く締めこむことが出来ます。同様の機種を購入して悩んでおられる方お試しください。

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これで解決!と行きたいところですが、暗視野装置の照明が何故か点灯しない・・・電池切れ?分解して中の電池を見てみたら《L1131c》の表示が・・・あまり聞いた事が無いなあ~(-。-;?小さくて薄い電池が3個入っている。

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早速Amazonで検索したら《L1131》でヒットした値段が何と9千円オーバー!ゲッ!絶句した私は他のボタン電池で試してみることに。幸い何とか《LR44》2個で代用できることが判りホッとしました。

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これでようやく解決!の筈ですが、接触不良なのか何故か照明が点いたり切れたりして安定しない・・・?そこで分解して状態を確かめることにしたのだが、ここからが大変だった。スイッチ部分の小さなセットスクリューを外そうとしても六角レンチが何故か合わない。インチサイズと分かるまで余計な時間が掛かってしまいました。更にセットスクリューを落として紛失してしまい、仕方なく別のネジで代用することに(˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)ノ。またスイッチの内部の方はどうかと言うと、切れていたのが極細の配線(老眼の目には辛い)だったので半田付けには更に苦労しました。

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さて実際に使用してみると、視野が若干狭い(約40度)ことを除けば十分実用にはなると思います。値段を考慮すれば上々でしょう。続いてもう一つの候補も試してみることにしました。

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この《広視野20mm単線十字レティクル・アイピース》も高さがあるので、以前のものと比較して見易さはあまり改善しませんが、視野が広く明るいという点がメリットかな。で早速スイッチを入れたのですが点灯しません。これも電池切れのようです。

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開けてみると電池にはこれまた見慣れない《AG9》の表記が。しかも《LR44》に比べるとかなり小さい。これでは電池の持ちがあまり期待できない。どうしよう(-_-;ウーン ランニングコストを考えると《12.5mm》の方が優位かな?

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ふと閃いた!白いスリーブを外せば《LR44》が使えるのではないか?案の定、長めのばねを無理やり押し込んで締め込むと何とかピッタリ収まりました。が、まだ点灯しない。そこで絶縁の為にセロハンテープを巻いたら漸く点灯するようになりました。

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最後に焦点の微調整。フォーカス機構が無いので、各部を固定した状態でM42のトラぺジウムを覗きながらピントが合うようにスペーサーを複数挟み込んで調整しました。少々重くなるのが難点ですが、視野が広くて使い易くなりました。電池の問題も解決したのでこれで決まりです。
Ps
当初は暗視野照明装置そのものを入れ換えることも考えたのですが、ネジのピッチが合わないので断念しました。

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話題は変わって、こんなものをポチってしまいました。PlayerOne社の Ceres-C(ケレス)CMOSカメラです。本来はガイディング用途のカメラですが、《ほしぞloveログ》の Sam さんの記事を読んで、電視観望にも対応できることが判ったからです。でも電視観望用途なら既にZWOのAsi224を持っていますので必要ありません。これで何をするかと言うと実は観望会の様子を撮影する目的で購入しました。

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上の写真はこの前の(NSP)観望会でスタッフの相馬さんに撮影して頂いた物ですが、確かiPhoneのナイトモードで撮ったと伺いました。星空をバックに観望する人達の姿が臨場感抜群ですね!

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でも自分の手持ちカメラでフラッシュ撮影するとこんな感じで、ちっとも面白くありません。それに複数の機材の操作と参加者の対応に追われて、中々撮影する暇がありません。オマケに私の所有しているガラケーとタブレット端末には星空が撮影できる機能がありません。そこで電視観望を実演しながら同時に来場者の様子を撮影するために、もう1台購入したという訳です。値段もお手頃ですし(^_^;)

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ついでに専用アダプターと広視野レンズも揃えました。百均ショップの三脚に取り付けて一応完成です。(撮影時は未だアダプターが届いていなかったので、アイピースキャップに穴をあけて代用しています。)

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こんな感じで同時に撮影出来ると思うのですが、果たして巧くいくでしょうか?

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ZWOのカメラだと背面にネジ穴が切ってあるので更に使い易くなりますね。気分に応じて切り換えてみても面白いかも?

因みに我が家の和室の窓から外の様子を撮影するとこんな感じに写りました。
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(ZWOのAsi224をAsiLiveで画像を保存した物)

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(PlayerOne Ceres-CをSharpcapのスナップショットした画像。)Ceres-CはAsiLiveには対応していないのでSharpcapしかも最新バージョンしか使えないのがちょっと残念!Asi224とCeres-CをSharpcapに繋いでカメラを切り替えると各種パラメーター表示が変わるので面白いです。それと最初Ceres-CをUSB延長コードを追加した状態で繋いだら、途中で突然ドロップダウンして認識されなくなりました。この辺はZWOのカメラと比較して若干デリケートなのかも?

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(上のライブビュー画像のホワイトバランスのパラメーターを自動に再設定するとこんな感じです。右側に写っているのは亡霊ではなく、ガラスに反射した私です!)

次回はCeres-Cを使った電視観望ともう1台Asi224を加えた同時撮影の効果的な方法を模索してみたいと思います。

今日の1曲、 再登場【De Dannan】で ”Anthem for Ireland ”

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♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=WvBI52AwyPE


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