SSブログ
天体観測&イベント ブログトップ
前の10件 | 次の10件

年末の予期せぬ?&予想以上!の出来事あれこれ‐2022の締めくくり。 [天体観測&イベント]

10日ほど前、予期せぬ出来事が!実はここ数年愛用していたお気に入りのPCが全く起動しなくなってしまいました。突然の出来事に茫然自失の私・・・大事なデータは?専ら電視観望が主な用途とはいえ、画像編集まで含めるとある程度高めのスペックが要求されるので、買い替えるとなると少々懐には痛い出費。しかもイベント用の写真もまだ撮っていないので、待ったなしの状況!でも背に腹は代えられないので仕方なく中古のPCをネットで購入する事に。

今まで使っていたPCのOSはマイクロソフトのWindows10でしたが、今後のサポートのことも考慮して、今回は新たにWindows11にバージョンアップしてみました。

数日後注文したPCが届いたので、早速、取り敢えず常用して使い慣れているキャプチャーソフト【AsiStudio】と【SharpCap】をインストールし、CMOSカメラを接続してテスト撮影と行きたいところでしたが・・・?ゲッ!カメラが認識されない・・・何で?暫くあれこれ試行錯誤したが、一向に解決する気配がない。途方に暮れ諦めかけた時にふと以前の記憶が蘇った・・・そう言えばドライバーソフトが無いと駄目じゃない!危うく初心者が陥りそうな迷宮にうっかり迷い込むところでした。ドライバーソフトをダウンロードしたらすんなりと認識されました。初歩的ミスに全く気が付かずお恥ずかしい限りです。因みに、どう言う訳か、何度やってもMicrosoft Edge経由ではダウンロードが拒否されるので、試しにGoogle chromeでサイトにアクセスしたら問題なくダウンロードできました。

PXL_20221230_083220420-1.jpg
一昨日、市内の【塩原図書館】に於いて地元の方々を対象にした星空観望会を実施しました。参加された方々は事前に予約された10組の親子連れ(内、小学生のお子様13名)です。多分、この地区では初開催となる本格的な天文イベントなので、私たちスタッフも気合が入ります!

PXL_20221228_081705495.NIGHT-1.jpg
参加者の皆さんです

PXL_20221228_081859615.NIGHT-1.jpg
左から【星空探検隊】スタッフの藤原さんと石川さん、そして館長の岡村さん

PXL_20221228_082502866-1.jpg
今回のイベント進行役は、TRC所属で館長を務める岡村さんです(その他、星さんと仁村さんにもサポートして頂きました。皆さんお疲れさまでした)。岡村さんが子供たちが疑問に思って調べたい時に役に立ちそうな、星空に関する様々なジャンルの書籍を分かりやすく紹介する様子を、子供たちが熱心に聞き入っている姿が印象的で終始、和やかな雰囲気に包まれていました。正直、本の内容を説明しながら子供たちを惹きつけるのは難しいと思っていたのですが、彼女が予想以上に熟していたので私たちスタッフも感心しきりでした。

PXL_20221228_083501316-1.jpg
今日の観望対象である主要な惑星を解説中の【星空探検隊】スタッフの石川さん。

PXL_20221228_074950953-1.jpg
PXL_20221228_075003531-1.jpg
PXL_20221228_093615116-1.jpg

私は解説をしながら、月と木星と土星&火星+天王星等の惑星を中心に参加者の皆さんに観て頂きました。また子供たちの贈り物として、以前紹介した3Dパズルも持参しました。寒い中ではありましたが、予想以上に楽しんで頂けたようで私たちスタッフも嬉しい限りです。今回の体験がきっかけとなって、子供たちが夜空や自然に、より一層興味を持ってもらえたら更に嬉しいです。また皆さんと再会できる日を楽しみにしています。

今日の1曲、【Mississippi John Hurt】で ”You Got To Walk That Lonesome Valley” 最近紹介するミュージシャンがマイナー過ぎるかもしれませんが、ご勘弁ください。噛めば噛むほど味が出るスルメみたいで、嵌ると病みつきになりますよ。

グラフィックス1.png
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=jY44A8EXOmk

PS
来年も宜しくお願いします。
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

遅ればせながら?・・・皆既月食&天王星食! [天体観測&イベント]

PXL_20221108_105146690-1.jpg
PXL_20221108_112139156-1.jpg
何かと仕事や私用で忙しくて報告が遅くなりましたが、実は11月8日の【皆既月食&天王星食】を当日私も撮影していました。

思ったより上空は風が強く、いつものように国道側の自宅の庭で撮影したので、トラックが通る度に揺れるなど条件は良くなかったのですが、何とか撮影することができました。数秒間撮影した動画を繋いで編集し、若干早送りの状態となっていますがこんな感じになりました。[↓]


更にいわきの小沼さんから、同じイベントを撮影した画像を送って頂いたので、お返しにこの動画をお見せしたところ・・・!なんと再編集してクローズアップした動画が送られてきました。しかもご親切にコメント&音楽付きで!天王星の色合いが甚く気に入られたようです。それがこちら[↓]


本当は掩蔽が終了して天王星が顔を出すまで撮影したかったのですが、翌日は3時起きなので敢え無く断念!とは言え何とか記録に残せたので満足です。

先々週の土曜日(17日)に【すばる天文同好会】の総会&忘年会に出席するため、高萩市に行ってきました。久しぶりに仲間たちに出会えて嬉しかったです。

電視観望の楽しみ方2 星旅祭用資料_01.png
総会の前に、僭越ながら、【電視観望の楽しみ方】と題してPPTを使って発表をさせて頂きました。少しは楽しんで頂けたでしょうか?

PXL_20221217_085808776.jpg
次はお馴染み、日立市のアマチュア天文家、富岡さんの小惑星【掩蔽観測】に関する講義の一幕。毎回観測に纏わる貴重なエピソードをお聴きするのは、私の楽しみの一つなのであります。今回も楽しく拝聴させて頂きました。だだそろそろ勇退するとの悲しいお知らせも・・・本当にお疲れさまでした!

PXL_20221217_091054656-1.jpg
事務局の報告に聞き入る同好会の皆さん。

PXL_20221217_103131793-1.jpg
PXL_20221217_100319352-1.jpg
富岡さん持参の、珍しい2つの?小惑星の銘が記された日本酒を手に嬉しそうな川口さん。これ私も飲んだのですが、物凄く美味いお酒でした!

PXL_20221217_103426068-1.jpg
宴も酣(たけなわ)で談笑する同好会の皆さん。また来年も宜しくお願いしますねm(__)m。

PXL_20221225_054628667-1.jpg
事務局の巻さんから配られた、いわき市の小沼さんが撮影した【皆既月食&天王星食】と小惑星【ナガクボ】の画像をパウチした栞(しおり)です。更に巻さんと川口さんから、【会友】制度に関する詳しい説明がありました。敷居を下げることで我が同好会の活動に、より多くの方々に気軽に参加して頂くために前回から採用された取り組みの一つです。現在、私の知る限りでは福島県の吉田さんと小沼さんだけですが、今後はもっと多くの人に参加して頂き、活動の裾野を広げて行きたいとのことでした。

PS

いわきの小沼さんから来年1月末に発売予定の【星ナビ】2月号で、私も参加した第6回DeepSkyCamp in 鬼ヶ城の記事が掲載されるとの連絡がありました。

今日の1曲、Ry cooder で ”Get Rythm” です。去年あたりから断捨離で紙ジャケCDを中心に500枚ほど処分しました。でも彼のCD、特に初期の物は未だに手元に残ったままです。そんなお気に入りのアーティストのひとりです。落ち込んだ時に、お気に入りの音楽を聴くとまた元気が出ますよ!

グラフィックス1.png
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=AG91Y62T4C0

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第6回Deepsky Camp in 鬼ヶ城・・・紅葉と望遠鏡が真っ盛り! [天体観測&イベント]

第6回DSCご案内.jpg

過日お知らせしましたが、先週の21日(金)~23日(日)に亘り、福島県いわき市の《鬼ヶ城》で開催された恒例のイベント【第6回Deepsky Camp 】に行ってきました。毎度のことですが今回も、独断と偏見+酔見?、且つ慈愛に溢れたレポートをお届けしたいと思います。何はともあれこの観望会の魅力を皆さんに余す所無くお伝えすることが出来れば本望と思っています。また残念ながら体調不良の為、今回参加出来なかった、宮野さんと伊藤さんに少しでも雰囲気を味わって頂ければと思って適当、いや真面目に報告できればと思っております。

さて出発当日の朝は慌ただしく始まりました。と言うのも2日程前に実行委員の小沼さんから、電視観望とプラネタリウムソフトSkysafariを使った天体導入などに関する発表をして貰えないかとお願いされてしまいました。とは言えSkysafariは最近導入したばかりでまだ使い方も良く分からない事が多いし、オマケにあまりに急な話なので、果たして資料の作成が間に合うかどうか(-_-;ウーン・・・でも小沼さんの頼みとあらば・・・ ( ̄~ ̄)ξ やりましょう!と言うことで出発直前まで資料を作成していました。大体2/3くらい出来上がったので、残りは向こうに着いてからと思って早めに現地に向かうことにしました。

今日はお天気も良く、ルンルン気分でドライブだぜ~・・・とここまでは良かったのですが、な~んか大事な物忘れているような気がする・・・ゲッ!資料データの入ったメモリースティック持ってくるの忘れた~!しかし時すでに遅し。(;´д`)トホホ、小沼さんに何て説明しよう・・・頭が真っ白になってしまいました。

PXL_20221021_054116131-1.jpg
PXL_20221021_230323698-1.jpg
PXL_20221021_230504612-1.jpg
取り敢えず無事現地に到着。まずはお腹が空いたので昼食を食べようと【ききり荘 】に向かいました。秋も深まり、周辺の紅葉も見頃を迎えています。早速小沼さんに連絡して、現地に着いた事と発表用のデータを忘れた事、仕方ないので出来るだけ手持ちのデータを使って簡単な資料作成をすると伝えました。イベントの開始は4時からとその時聞いていたので(実は聞き間違い)何とか間に合うかも?と思っていましたが、残念ながらノートPCがWi-Fi環境に無いので結局は出来ず仕舞い。更に疲れもあって急に眠気が襲ってきて、暫しお昼寝タイム。目覚めたのは午後3時頃。ちょっと早いけどまあいいや、と思いつつ体験館の方に向かいました。

PXL_20221021_055811977-1.jpg
PXL_20221021_055831278-1.jpg
DSCN0979-1.JPG
着いてみると何故か既に数多くの望遠鏡が設置してあることに気が付いた。何か嫌な予感がすると思いながら、恐るおそる中に入ると既に小沼さんの発表の真っ最中でした。「あれっ!4時からじゃなかったっけ?」「14時からですよ!」と巻さんの声がする・・・ゲッ!結局1時間以上も遅刻してしまいました。

PXL_20221021_061454891-1.jpg
PXL_20221021_060547654.PORTRAIT-1.jpg
(発表中の小沼さん)
一番聴きたかった小沼さんの発表《Skysafari オススメ講座入門編》は、最近私も使い始めたSkysafariの操作方法やお役立ち情報&裏技等々非常に興味をそそられるお話だったのですが、残念ながら大半を聴き逃す羽目に・・・ガックシ!小沼さん曰く、Skysafariには信じられないぐらい沢山の機能があるらしいのですが、その中からちょっとだけご紹介。

DSCN0980-1.JPG
DSCN0981-1.JPG


DSCN0982-1.JPG
(常陸太田市のアマチュア天文家・阿久津 富夫さん撮影⇒アルプス谷周辺)
クレーターなどもシミュレート出来る?

DSCN0983-1.JPG
Skysafariによるパンスターズ彗星の移動シミュレーションの様子。

DSCN0984-1.JPG
DSCN0985-1.JPG
DSCN0986-1.JPG
撮影した画像に写った2本の微かな光条軌跡が、人工衛星である事や、しかも国籍や個体識別番号も後追いで確認することが出来るようです。これは凄い!また小沼さんは《 天文ガイド 》に掲載された投稿写真を後からシミュレートして、その時の状況を後追いして確認しているとの事。いやはや恐れ入りました。

2022.10.21.Phobos潜入-1.jpg
(火星の衛星《フォボス》の掩蔽現象。結構難易度は高そうです。)

2022.10.22.イオ&エオロパ接近-1.jpg
(木星の衛星《イオ》と《エウロパ》の接近)
上記の2枚の画像は、事前にメールにて送って頂いたDeepskyCamp期間中に起こる小沼さんお勧めの天文現象。Skysafariを使えばこの様な毎日起こる天文現象を即座に検索できるのです。これは便利ですね!

PXL_20221021_082221742.NIGHT-1.jpg
PXL_20221021_082206162-1.jpg
(今回持ち込んだ電視観望機材です。この他に18cmのマクカセを持参。)
小沼さんの発表が終了し、次は私の番ですが、画像データが無いので口頭にて電視観望に関する現況を説明させて頂きました。後は現物を見て頂きながらと言うことで・・・ホント情けない(˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)ノ。本日の発表はこれにて終了。

DSCN0987-1.JPG
PXL_20221021_102900214-1.jpg
その後、7月に初の個展を開いた《 フォトマスター&フォトアーティスト 》の松本さんの作品の紹介がありました。とても写真には見えません。どのようにして撮影したかは内緒だそうです(実は後でこっそり教えて頂きましたけど)。

と突然ここで嬉しいサプライズが!

小惑星Nagakubo PC授与_2077x3023-1.jpg
(右側は巻さんです。)
小沼さんから前回のブログに対するお褒めの言葉と今回の《長久保赤水》感想文入選を記念して、小惑星nagakubo⇒http://www.ne.jp/asahi/tenmon/subaru/kaisetu.pdfの写真を頂きました。物凄く嬉しいです.\(^-^)/。とは言え撮影は困難を極めたようで、直径僅か10㎞の小惑星を、巻さんがeVscopeを使って撮影した画像を、更に小沼さんが解析しながら撮影範囲を絞り込んで・・・を繰り返して漸くゲットできた写真らしいです。1分間最大16等星、条件さえ良ければ数分間で最大20等星まで撮影可能なeVscopeならではの快挙ですね!

夕食後に皆さん今夜の観望に備えて機材の準備に取り掛かりました。ただ残念なことに予報では今夜はお天気が良くありません。薄雲の隙間から時々明るい星々が顔を出す程度らしいです。ここで少し皆さんが持参した愛機を紹介したいと思います。

DSCN1000-1.JPG
DSCN1001-1.JPG
製造メーカーをお聞きするのを忘れてしまいましたが、遥々名古屋から参加された廣野さんの愛機、66cmニュートン反射望遠鏡です。前々回お会いした時は天候不良で覗くことが出来なかったので、今回一番覗いて見たいと思っていた望遠鏡。弥が上にも期待に胸が膨らみます。

DSCN1003-1.JPG
DSCN1005-1.JPG
PXL_20221021_082246108.NIGHT-1.jpg
推定重量は約200㎏あるらしく、ちょっと押したくらいではびくともしません。自動導入、自動追尾が出来るようです。しかしすごい迫力ですね!

PXL_20221021_082331972.NIGHT-1.jpg
こちらは前回も参加された、新潟県からお越しの池田さんの愛機Obsession製55cmニュートン反射です。これもまたでかい!ただ今回はうっかり覗かせて頂くのを忘れてしまいました。残念!できれば次回も持参して欲しいです。

DSCN1006-1.JPG
DSCN1010-1.JPG
廣野さんは他にケンコー製SE102も持って来られました。架台はAZGTiと専用マウントですね。それとコロナド製太陽望遠鏡も。

DSCN1008-1.JPG
DSCN1007-1.JPG
DSCN1009-1.JPG
池田さん同様、スターセンスエクスプローラーのアプリを採用して簡単に導入できるようにしてあるそうです。

PXL_20221021_094734059.NIGHT-1.jpg
斎藤さんはインテス製15cmのマクカセを持参しました。

PXL_20221021_100434111.NIGHT-1.jpg
同じく郡山市から来た渡邊さんはAPM製2枚玉アポクロマート15cm屈折鏡筒を持参。木星をちょっと覗かせて頂きましたが、シーイングが良くないにも拘らず、模様も大変良く観えました。それと可搬用屈折としてはこの大きさぐらいが限界でしょうかね?3枚玉だとぎっくり腰になりそうです。

PXL_20221021_094921019.NIGHT-1.jpg
PXL_20221021_095014457.NIGHT-1.jpg
上の写真はDeepskyCamp初見参、南口さんのPlate Solving(天体位置解析)ソフトウェアを採用したデモ用の機材。ただ星が見えたり隠れたりで中々上手くアラインメントが出来ず、四苦八苦されていたみたいです。下はSkywacher製の30cmドブソニアン。

PXL_20221021_112653109-1.jpg
私はどうだったのかと言うと、ファインダーの調整がいい加減だったので、自動導入が上手く行かずこれまた悪戦苦闘して散々な結果に・・・明日にまた期待します。少し薄曇りなのが分かりますかね?

PXL_20221021_114057725.NIGHT-1.jpg
これは巻さんの持参したUnistellar社製のeVscopeで撮影したM13球状星団ですね。今回初めて覗かせてもらいましたが、光学望遠鏡とはまた違った面白さがありますね。子供達に覗かせたら大喜びしそうです。

PXL_20221021_114933532-1.jpg
PXL_20221021_114943477 (1)-1.jpg
そんな中、突然トラブルが発生!廣野さんの電池ボックス内の電池の端子が取れてしまいました(流石made in 中国?)。普通はあり得ない事態に一同唖然!この後急遽小沼さんが半田付けを施し、テスターで導通確認した結果、何とか使えるようになったようです。良かったですね。

PXL_20221021_120636089-1.jpg
PXL_20221021_120721536-1.jpg
ウィリアム・オプティクス製双眼望遠鏡の接眼部の問題点を説明中の萩谷さん。今回の観望会には、双眼望遠鏡2台と屈折望遠鏡1台を持参したみたいです。明日改めて紹介しますね。さてそろそろ小腹も空いてきたので、みんなでお酒もで飲みましょうか。おっとその前にまだやることが・・・?御神体のケアが未だ終わっていないようです。

PXL_20221021_102754062-1.jpg
(御神体の30cmフローライト屈折の光軸調整をしている萩谷さん)

PXL_20221021_102745156-1.jpg
(心配そうに眺めている御神体を守護されている鶴田さん。)

PXL_20221021_104640048-1.jpg
(皆さんの笑顔の様子から、光軸調整上手く行ったみたいですね。)

テスト調整①_1701x3024-1.jpg
(確認中の舟越さん)

PXL_20221021_102803305-1.jpg
PXL_20221021_102817158-1.jpg
舟越さんと言えば、今回もクエスター社(QUESTAR)のマクカセの他にも色々な面白い望遠鏡を持って来られました。これもその一つ、LOMO製ASTELE60mmマクストフ・グレゴリー(made inロシア)です。副鏡を支える3本のスパイダーが特徴。

PXL_20221021_104644232-1.jpg
雑談中の3人衆、左から廣野さん、中央は池田さん、そして南口さん。廣野さんと南口さんは前回のDeepsky観望会に鶴田さんが誘ってくれなかったのが少々不満なご様子でした。星ナビに掲載された記事を見て開催されたことを知ったとの事。鶴田さん!次は誘ってあげてくださいね。池田さんは私が使っている《AZマウントPro》に凄く興味があるらしく色々質問されました。この機種の特徴は左右に望遠鏡を並列同架出来るし、動作音も静かだし、バッテリー内蔵な上にアラインメントも超簡単!今では私にとってお気楽観望には欠かせないアイテムなので、おっしゃっていた様に、即刻ロスマンディーを売り払って買い換えましょう。ところで左右並列同架と言えば、廣野さんから耳寄りな情報が・・・?実は大好評のAZGTiですが、8月に米国で後継機が発売されたらしいです。しかも左右並列同架仕様で。もしかするとウエイトを装着すれば赤道儀としても使えるのかもしれない?真偽の程は定かではありませんが、軽量赤道儀ならこんな物がありますけど、これとは違いますよね。⇒https://www.skywatcherusa.com/collections/mounts/products/star-adventurer-gti-mount-kit
PS
89eb8a02e817d44ceb119aedfe599b59438d706b-1.jpg
(後日、廣野さんから追加で情報提供がありました。Skywacherのグローバルウエブサイト⇒http://skywatcher.com/に広告が出ているそうです。機種名は【AZ-GTiX】。アクセスしてみると確かに8月に発売されていますね!左右並列同架好きの私は一目見て涎が出てしまいました。価格は不明ですが、日本で販売されるのが日待ち遠しいです。)

それから廣野さんですが、お子さん達に星に興味を抱かせようと色々アプローチしたそうですが、熱心に教えたお子さんはその後全く興味を示さなくなり、全然興味を示さなかったお子さんの方が、今では星に関する仕事が本業になってしまったというエピソードを伺って・・・深いね~と思いました。今後の観望会等で子供達への接し方も更なる工夫が必要かもしれません!ちょっと考えさせられました( ̄~ ̄)ξ

PXL_20221021_130621542-1.jpg
(火起こしに勤しむ、左から小沼さん、池田さんそして鮫川村の金澤君)
金澤君と言えば、以前私が大田原市の《星旅祭》にスタッフとして参加していた時、観望会の会場で初めて出会った時のことを思い出しました。いきなり彼が私に「賞月観星のアイピースは持っていませんか?あれ良いらしいですね~。」とそんな感じで話しかけてきました。夕闇の中、てっきり私は彼がまだ中学生ぐらいにしか見えなかったので「随分小癪な質問するガキだな~!」とその時は正直思いました。既に立派な大人だとは気づかずに・・・(^_^; 。この話を隣で聞いていた廣野さんは大爆笑していました。金澤君、あの時は素っ気ない返事をしてごめんね m(__)m。機会があれば双眼望遠鏡を持参した時に見せてあげるね。

PXL_20221021_130827018-1.jpg
PXL_20221021_132216027-1.jpg
今回はあまり労せずに火起こし出来ました。前回の観望会では手頃な薪は無いし、おまけにガスの供給がストップされていたので大変苦労しました。

PXL_20221021_142305163-1.jpg
(これ《粽(ちまき)》だっけ?

PXL_20221021_142307351-1.jpg
(やだな~粽はもち米。これは笹団子ですよ~。)

PXL_20221021_142309105-1.jpg
PXL_20221021_142312084-1.jpg
PXL_20221021_142352934-1.jpg
(どUPでむさ苦しいですが、舟越さんと私のツーショット。)
皆さん少しづつ酔いが回り、会話も更に弾みます。

こんな物がありますよと小沼さん。

PXL_20221021_143216758-1.jpg
PXL_20221021_143210976-1.jpg
PXL_20221021_143515439-1.jpg
(顕微鏡用のアイピースですが、結構良いですよ!)

PXL_20221021_143229101-1.jpg
PXL_20221021_143559614-1.jpg
(この特注の変換アダプター私も欲しいよ~!どなたか有償で良いから私の為に2個作って頂けませんか?)

更にこんな物も有りますよと小沼さんがまた何か取り出しました。

PXL_20221021_144617192-1.jpg
PXL_20221021_144643082-1.jpg
明日の舟越さんの講義でお披露目予定だった特注の《絞り輪シャッター》です。何の為、どの様に使うのかは製作秘話や検証結果も交えてに明日改めてお話します。

PXL_20221021_144828902-1.jpg
PXL_20221021_145053941-1.jpg
《星見屋》さんで取り扱ったら?と言われてじっくりと観察中の南口さん。言い忘れましたが、南口さんは知る人ぞ知る、知らない人は全く縁のない天文ショップ《星見屋》の店長さんですv ( ^.^) お ( -.-) は ( _ _) つ (礼)!。天文に関する知識や経験は半端ないと思いますので、これを機会に色々アドバイスして頂けると有難いです。

宴会①_2789x2092-1.jpg
宴会②_2681x1505-1.jpg
宴会③_2616x1469-1.jpg
只今の時刻は、0時を過ぎて1時半になりました。そろそろ寝るとしましょうか・・・いいえ未だ大仕事が残っています。

PXL_20221021_162044098-1.jpg
御神体奉納の儀式が済んでいません。という訳で  ⇓

30cm屈折_1447x2573-1.jpg
PXL_20221021_162740186.PORTRAIT-1.jpg
PXL_20221021_162745474.PORTRAIT-1.jpg
PXL_20221021_162857733.PORTRAIT-1.jpg
PXL_20221021_162913765.PORTRAIT-1.jpg
PXL_20221021_162929568.PORTRAIT-1.jpg
PXL_20221021_162936604.PORTRAIT-1.jpg
PXL_20221021_163357370.PORTRAIT-1.jpg
PXL_20221021_163405842.PORTRAIT-1.jpg
滞りなく無事に奉納の儀は終了致しました。何だそれ!

PS
PXL_20221021_150145077-1.jpg
闇夜に怪しい人影が・・・と思ったら舟越さんでした。これまたメーカー不明のニュートン反射。口径4~5cmぐらい?しかし色々な鏡筒を持っておられますね。いったい全部合わせると何台ぐらいあるのでしょうか?

PXL_20221021_164012087.NIGHT-1.jpg
PXL_20221021_164034307.NIGHT-1.jpg
天候が回復する見込みは無さそうなので、そろそろ床に就きますか・・・と思ったのですが、他の皆さん就寝する中、どういう訳か萩谷さんと私だけは意気投合。酒盛りしながら今の政治、経済の問題点から日本に迫りつつある危機的な状況等々の話で大盛り上がり。気が付いたらいつの間にか朝になっていました。今回、同じような国家観、歴史観、価値観を持った萩谷さんと本音で語り合うことが出来た事、もの凄く嬉しかったです。次に再会した際には、またお付き合い願えれば幸いです!ところで今日は一睡もして無いけど大丈夫かな~?

夜更かししたせいか、次の日と言う感覚も全く無く朝を迎えることになりました。

今日の天気は昨日より良さそうです。ここでまた皆さんの愛機の様子をすこし眺めてみましょう。

PXL_20221021_225230363-1.jpg
これは金澤君が持ってきたSkywacherの自動導入30cmドブソニアン。実はこの日の夜に木星を見せて貰ったのですが、模様も色濃く、くっきりとした見え味には正直驚かされました。アイピースは不明ですが、相性が良かったのかもしれませんね。

66cmニュートン_2991x2243-1.jpg
30cm屈折②-1.jpg
55cmニュートン_2844x2133-1.jpg
PXL_20221021_225251868-1.jpg
観望会場①_3024x1700-1.jpg
お天気がいいので望遠鏡たちも映えますね~。

PXL_20221021_225304015-1.jpg
PXL_20221021_225311379-1.jpg
PXL_20221021_225332865-1.jpg
(廣野さんの愛機を前に雑談中の渡辺さんと齋藤さん)

PXL_20221022_003317340-1.jpg
PXL_20221022_004304071-1.jpg
PXL_20221022_004526615-1.jpg

そろそろお腹が空いてきたので、上まで歩いて朝飯食べに行きますか?

PXL_20221021_230131058-1.jpg
ききり荘~南西方面_2902x1670-1.jpg
みなさん、食欲旺盛なので《ききり荘》でしっかりと朝食を頂きました。萩谷さんは爆睡中なので《ききり荘》のスタッフの方にお願いして、彼の為に折詰にして持って行くことにしました。

PXL_20221022_010816852-1.jpg
DSCN0989-1.JPG
DSCN0992-1.JPG
DSCN0994-1.JPG
DSCN0995-1.JPG
その後9時半から舟越さんの《波面及び収差関数について》と《スターテスト概要紹介 第8章 第9章》の講義があったようですが、不覚にも私は机上で爆睡していた為、殆ど記憶にありません(舟越さん、折角講義して頂いたのに申し訳ないm(__)m!)。

DSCN1011-1.JPG
続いて南口さんの発表がありました。お題は《眼視観望と電視観望の融合手法の提案》。

DSCN1014-1.JPG
DSCN1016-1.JPG
DSCN1018-1.JPG
要するに眼視観望では、一般の方が望遠鏡を覗くと「何これ?」、「どれ~ん~でも何か良く分かんない!」みたいな感じで反応が薄い。かと言ってやはり電視観望だけだとマニア受けはするが、一般の人はただの画像を見せられているだけなのでこれまた反応が今一つ。なので眼視と電視両方を同一視野で直ぐ見比べられる状態にすることが理想的とのお話。只、結論から言えば超メジャーな天体にしか通用しない!そうかもしれませんね。

DSCN1019-1.JPG
DSCN1020-1.JPG
DSCN1024-1.JPG
PXL_20221022_062421852-1.jpg
続いて《放送カメラレンズでの電視観望》と題してお話がありました。私も最近、各種マウントレンズを使った電子ファインダーや電視観望に取り組んでいるので、大変興味深く拝聴しました。放送用のズームレンズはバリフォーカルレンズと違い、ピント位置がズームしても変化しないので理想的かも?着眼点は素晴らしいと思いました。だだ残念なことに、結果については色々な点で納得できなかったようです。良好な結果が得られたらまた情報UP願います。

DSCN1021-1.JPG
DSCN1022-1.JPG
DSCN1023-1.JPG
これはフィルターによる写り方の違いですね。私も最近漸くフィルターワークの面白さが分かり始めました。でも思ったより奥が深そうですね。

DSCN1025-1.JPG
PXL_20221022_062848565-1.jpg
PXL_20221022_063047170-1.jpg
ちょっと奇抜な話題もありました。《簡易目幅測定器の作製》です。発想がユニークですよね。これを使って私も自分の目幅が初めて分かりました。

南口さんの話で特に興味深かったのは、海外のフリーソフトを使ったプレートソルビングのお話でした。それらを日本語化したり、デモンストレーションしたりと精力的に取り組んでいるようです。面白そうなので、今度私も是非トライしたいと思っています。

DSCN1026-1.JPG
DSCN1027-1.JPG
続けて舟越さんの最終講義《中央遮蔽の回折像について》がありました。舟越さん、長時間お疲れさまでした(殆ど爆睡して聴き逃した私が言うのも何ですけど(^_^;)。)

DSCN1031-1.JPG
DSCN1032-1.JPG
PXL_20221022_080102275-1.jpg
PXL_20221022_080129884-1.jpg
PXL_20221022_063111163-1.jpg
それと前回の観望会の舟越さんの講義の中で話題になった、複数の収差補正した単レンズの作成に関する進捗報告がありました。実は小沼さん自ら国内の光学メーカー4社に打診したそうですが、残念ながら全て断られたそうです。解析データが複雑過ぎて難解な上、結果を担保できない事が理由みたいです。こうなったら量子コンピューターの登場を待つしか無さそうですね。

PXL_20221022_025305939-1.jpg
PXL_20221022_025355953-1.jpg
(完成品は絞り用のスライドバーが横にある)
PXL_20221022_025451742-1.jpg
(試作品はスライドバーが上に付いている)
ところで上の写真で小沼さんが手にしている見慣れない機材は何だと思いますか?実は3Dプリントの技術者であるお兄さんに製作を依頼して完成した《絞り輪シャッター》と言う物です。製作には3日程掛かるみたいですが、減光用絞り機能が付いた驚くべき高精度の逸品。目視しながら開度調節することで簡単にアポダイジング効果を確認できる優れものです。その後自ら実際に惑星観測に使用して、アポダイジング効果が得られる事を確認出来たと仰っていました。今後の惑星観測の強力な助っ人になるかも?

DSCN0998-1.JPG
また小沼さん曰く、木星の一番内側の衛星である《メティス》の撮影に成功したらしいです。真偽の程は分かりませんが、Skysafari等のソフトを使って撮影時の衛星の位置解析が合致したら、もしかすると本物の可能性大。こう言った使い方も出来るとするとSkysafariは予想以上に凄いソフトですね!

恒例のBBQまで時間があるので、しばし庭を散策することに。

PXL_20221022_044814761-1.jpg
PXL_20221022_044830606-1.jpg
これは昨日も紹介した萩谷さんの双眼望遠鏡(ウイリアム・オプティクス製・ダブレットEDAPO鏡筒)です。せっかくなので、この前メンテに失敗して壊してしまい、やけくそになってレンズを取り払ってプチ改造したセレストロンの短焦点(5mm)のアイピースを見て頂きました。

PXL_20220527_113336433-2.jpg
予想通り、中心部は問題ないが、周辺部の像の乱れはやはり気になるとの事。

PXL_20221022_044850260-1.jpg
ならば、このアイピースは多分レンズは1群2枚しかないと思うので、抜けに関してはどうか伺おうとしたら、この抜けを優先したという特注のマゼンタコーティングのアイピースの話をしてくれました。実際のところ、理論的にマルチ・コーティングをすると光量損失をかなり抑えることが出来るらしいです。1つの面に対してマルチ・コーティングしていないと、約4%程光量損失があり、1枚のレンズで計8%、このアイピースの様に5枚のレンズ構成だと5X8倍、約40%の光量損失に繋がります。只、マルチ・コーティングにもメリットとデメリットがあるようで、どうやらそう単純な話では無いみたいです。またマルチ・コーティングとモノ・コーティングの差は比較的少ないけれど、モノ・コーティングとコーティング無しでは随分と差がでる。本当のところ見え味にどの様に影響するのかは、硝材も含め色んな要素が絡んでいるので、実際に自分で観て判断するしか無さそうです。

PXL_20221022_044901336-1.jpg
PXL_20221022_044911278-1.jpg
私の持ち込んだ機材ですが、ファインダーの調整は問題無いので今宵は多少成果を得られそうです。問題はこの重量級&アンバランスな、名付けて《電視光学連合艦隊》をAZGTiが無事に制御出来るかが気に掛かります。上手く行くと良いのですが?

屋内の方に目を遣ると舟越さんがまた怪しげな望遠鏡を取り出してきました。

PXL_20221022_053519488-1.jpg
PXL_20221022_053621373-1.jpg
PXL_20221022_053528043-1.jpg
随分とクラシカル且つレアな海外仕様、made inJapanの4cm反射望遠鏡です。鏡と斜鏡は現代の部品に換装済みとの事ですが、前回の観望会でミザールの伊藤さんが、反射望遠鏡は輸出検査が無かった云々のお話をされていたことを思い出しました。実際見え味はどうなんでしょう?

PXL_20221022_053641755-1.jpg
PXL_20221022_053705860-1.jpg
この箱も貴重なお宝ですよね。因みに架台は《マクシー》の付属品。

PXL_20221022_053731458-1.jpg
PXL_20221022_053835158-1.jpg
アイピースは簡素なハイゲンスタイプ。

PXL_20221022_054123289-1.jpg
(写真が上手く撮れていません。ごめんなさい。)
ピントはアイピースの抜き差しで調整します。驚いたことに、意外と良く観えます。月や惑星ならば十分楽しめそうです。貴重なもの見せて頂いて有難うございます。

さてここからはお楽しみのBBQ。みんなお腹いっぱい大満足です。

皆で乾杯①_2689x1719-1.jpg
皆でBBQ①_3024x1906-1.jpg

小沼さんがスマホで秋と冬の星座を撮影してくれました。今宵の天気は良さそうな気もしますが、ただ予報では時折小雨が降ったり、雲が出たり不安定みたいです。晴れ間もありそうなので限られた時間内でどれだけ観望できるかがカギになりそう。

秋の星座達_3024x2268-1.jpg
冬の星座達_3024x2268-1.jpg

観望会では、念願であった廣野さんの66cmニュートン反射で惑星やM2球状星団、こと座のリング星雲、亜鈴星雲等々色々見せて頂きました。中でも特筆すべきはフィルター無しで網状星雲を肉眼でしっかりと観望できたことです。これには筆舌に尽くしがたい感動を覚えました。また惑星状星雲はジーっと眺めているとうっすらと色味を帯びているような感じです。また惑星、特に木星は眩しいくらい明るく観えます。光量が半端ないので、まるで月を観望しているみたい。更に暗く密集度が高いM2球状星団も中心部まで分解して観えました。大きい球状星団だと分解し過ぎて散開星団にしか見えないという話は、最初冗談かと思って聞いていましたが、本当のようです。フィルターを付けて更に写真や電視観望でしか確認できないような淡い星雲も見せて頂きました。有効倍率も驚異の600倍超で、集光力?・・・私の機材とは桁違いのスペックなので、感動と同時に何か見てはいけないもの見たような複雑な気分に(-。-;。とは言え廣野さんのお陰で大口径の魅力を存分に味わうことが出来ました。有難うございました。

PXL_20221022_110817344-1.jpg
PXL_20221022_110854091-1.jpg
(木星の近くに海王星らしきものが見えるので、検索中の様子。)
御神体の光軸調整もバッチリ決まりました。見せて頂いた焦点内外像も問題無し。鏡筒の大気順応と気流の安定がかみ合えば、惑星観望に関しては恐らく最強でしょう。今度は条件の整った時に、再度覗いて見たいですね!

PXL_20221022_114434121-1.jpg
PXL_20221022_120931282-1.jpg
私の方はどうだったかと言うと、AZGTiと《電視光学連合艦隊》の連携も問題無く、今後のイベントに向けての撮影に威力を発揮してくれそうです。それから他にAZマウントProとBKMAK180も夕方待機させておいたのですが、小雨は降ってくるし、明日朝は皆さんより一足早く次の目的地に向かわなければならないので、睡眠時間確保のため撤収してしまいました。

一時的に天候が悪化したので、みんなで舟越さんの【メガスター】で星空観賞を楽しみました。

PXL_20221022_124004035-1.jpg
(鑑賞中の廣野さんと金澤君)
PXL_20221022_125014140-1.jpg

寝不足のせいか観ている内に急に睡魔が襲ってきました。そのまま身近にあった誰かの布団にくるまって寝てしまいました。おやすみなさい・・・ムニャムニャ。

PXL_20221022_205439731-1.jpg
PXL_20221022_210152846-1.jpg
翌朝早く、木を突く音で目が覚めてしまった。外へ出ると小さな鳥が逃げて行った。コゲラみたいです。爽やかな朝を迎えることが出来ました。今日は良い天気になりそうです。

PXL_20221022_204723262-1.jpg
入口近くに萩谷さんの機材が並んでいました。

PXL_20221022_054149495-1.jpg
ファウンダー・オプティクス製85mm双眼望遠鏡です。昨日撮影した写真ですが紹介するのが遅くなりました。見え味については今更言うまでもない名機です。

PXL_20221022_204745751-1.jpg
PXL_20221022_204759282-1.jpg
PXL_20221022_204831651-1.jpg
PXL_20221022_204841761-1.jpg
萩谷さんにしては珍しい双眼装置付きの屈折望遠鏡。笠井の125mmダブレットAPOですね。私と同じ45度のファインダーも使い易そうです!

今日の午前中も《フォトマスター》松本さんのお話など色々あるし、皆さんとの集合写真にも一緒に納まりたかったのです。少し早いのですが、次の目的地に向かうことにしました。お別れの挨拶が出来ない事が心残りです。本当に有意義で楽しい観望会に参加出来て幸せです。後ろ髪惹かれる思いですが、毛が無いのでそうはなりません(笑)。いや嘘です。また再会できる日を楽しみにしています。ではまた!

集合写真_2602x1992-1.jpg
(後日小沼さんに送って頂いた集合写真です。皆さんの表情が良いですね!)

PS
(この後に向かった《長久保赤水顕彰会》30周年記念式典の模様については、先方の写真掲載の許可を頂いてからUPする予定なので、もう暫くお待ちください。)⇒許可を頂きましたので、続きをUPしたいと思います。それにそうしないと《Deepsky Camp》に参加された皆さんに信じて頂けないかもしれないので (^_^;)。
 

さて鬼ヶ城を後にした私は、次の目的地である式典会場の日立市の【鵜の岬】に向けて出発しました。記憶ではいわき市は全国2番目に大きい市なので、北端に位置する《鬼ヶ城》から日立市まで約100㎞ぐらいあります(思ったより遠い)。最初は高速を使って行くことも考えたのですが、数十年前、家族で海水浴に度々訪れた勿来周辺(実は東日本大震災以降一度も足を踏み入れていない!)が今どうなっているのかを確かめたかったので、6号線に沿って車を走らせることにしました。記憶は薄れてしまったけど、通り過ぎながら見た勿来周辺は、昔の面影がまだ残っていて少しホッとしました。

我がすばる天文同好会の拠点であり、長久保赤水を育んだ高萩市を過ぎ、程無くして、定刻よりかなり早く会場である《鵜の岬》国民宿舎⇒https://www.kokumin-shukusha.or.jp/annai/ken/ibaraki/208036.htmlに着きました。式典までは時間があるので、暫し敷地内を散策することに。
PXL_20221023_011549362-1.jpg
PXL_20221022_233150856-1.jpg
PXL_20221022_233935505-1.jpg
PXL_20221022_233743380-1.jpg
PXL_20221022_233921927-1.jpg
PXL_20221022_233925947-1.jpg
海からの眺めも素晴らしいですね!

PXL_20221022_233201990-1.jpg

後から川口さんに伺ったら、日本一の(予約の取れない)国民宿舎だそうです。調べてみると平成元年以降連続で日本一らしい。大浴場からのオーシャンビューもお勧めだとか。

さて式典の時間が近づいてきたので、会場の方に足を運びました。
PXL_20221023_012842374-1.jpg
(ロビーで開式を待つ左から時崎氏、長久保源蔵氏、海田氏、そして川口さん)
川口さんに会うのも久しぶり、去年暮れの忘年会以来ですね。それにしても皆さんはキッチリと正装で来ていらっしゃるのに、私だけラフな普段着なので、悪い意味で少し目立っています。出先からの出席なので、ご容赦くださいm(__)m。

PXL_20221023_015928713-1.jpg
功労者表彰の左から川口和彦さん、時崎清氏、長久保源蔵氏です。

PXL_20221023_022843809-1.jpg
(式典の挨拶をする、顕彰会会長の佐川春久氏)
PXL_20221023_021549762-1.jpg
(佐川会長より賞状を受け取る川口さん)
川口著.jpg
川口さんの功績は赤水の天文学や漢学、詩文等の紹介による科学性と文学性を広めたことです。昨年、赤水の天文学にスポットを当てた【長久保赤水の天文学】を刊行。

りゅうのひかり.jpg
絵本.jpg
絵本作家の時崎氏は赤水図に記載の龍燈伝説を【りゅうのひかり】として絵本化して、赤水の業績を世に広めたことが評価されました。昨年には、某絵本作品公募で見事入選した【小わくせい ナガクボ】を発刊。

片雲著.jpg
(この本の中に私が今回入選した感想文が収められています。)

片雲2.jpg
(記念に沢山の書籍を頂きました。)

PXL_20221023_042839174-1.jpg
(講演中の長久保源蔵氏)
赤水の子孫の一人である長久保源蔵氏は、赤水顕彰会の初代副会長であり、長年研究者として自ら赤水書籍を出版。その後も顧問として尽力されたことが評価されました。この他にも多くの方々が功労者として表彰されました。皆さん、おめでとうございます!ただ残念なことに、私の写った写真はありません(T_T)。

その中で特に印象に残ったお二人をちょっとだけご紹介します。

PXL_20221023_034119447-1.jpg
PXL_20221023_035729130-1.jpg
顕彰会の特別会員、顧問である馬場 章氏は、長年の調査の結果、世界6か国の著名な博物館や図書館に所蔵されていた【赤水図】を発見、公表し、顕彰会発展に寄与されたことが評価され表彰に至りました。特に面白かったエピソードが韓国に招かれ講演した際、赤水の地図に記載されている竹島が真っ白で色塗りがされていない事から、やはり日本領では無いと突っ込まれたそうですが、4色定理を使い事情を説明して納得して頂いたと言うお話です。科学的根拠に基づいて粘り強く説明すれば、どんな相手にも必ず理解させることが出来るという好例のような気がします。また赤水が生涯を通じて見ようとしていたものは=人の心や生活のかたちであり、一連の【赤水図】の調査を続ける中で、人の情や親切を知ることが出来たと、感慨深げに話している御姿も印象的でした。

PXL_20221023_040507410-1.jpg
PXL_20221023_041500558-1.jpg
赤水文書.jpg
もうお一方は【古地図】や【古天文図】の収集家で日本地図学会会員でもある海田俊一 氏です。国内外の、主に古地図の魅力について講演して頂きました。また現在、古地図を含め赤水関連の資料だけでも66点(18年現在)所蔵されているそうで、今や国の重要文化財でもあり、今後の更なる赤水研究の為にも、散逸していた歴史的価値のあるこれらの資料を収集、保管することは大変意義深い事だと思います。更に今回は特別に、普段はガラス越しでしか見る事の出来ない博物館級の貴重な資料を間近で見せて頂き大変感動致しました。びっしりと詳細に記述された【天文図】は、天文ファンなら一見の価値ありだと思いました。

こうして三日間に亘る、福島県から茨城県にかけての旅が漸く終わりました。本当に楽しく、充実した体験が出来ました。お会いで来たすべての方に感謝致します。ありがとうございました \(^-^)/。
PS
【長久保赤水顕彰会】では只今会員を募集しております。入会の申し込みについてはこちらからどうぞ⇒http://nagakubosekisui.org/
PS+
その後【長久保赤水顕彰会】の佐川会長から、記念式典で私が賞状を受け取っている場面の写真を送って頂きました。又、当日私が亡くした大切な物(野田徹&The Cave bandのイベントで頂いたキーホルダー)を司会を務めた佐藤様から届けて頂きました。この場を借りてお二人に感謝申し上げます。有難う御座いましたm(__)m。

IMG_4979-1.JPG
佐川会長を前に少々緊張気味の私。

DSCF5553-1.JPG
賞状を受け取っている場面

DSCF5629-1.JPG
小沼さんから頂いた【小惑星ナガクボ】の写真を手に説明中の私。実は佐川会長もご存じだったそうで、新聞社の方に掲載を依頼したそうですが、画像が小さくて見難いとの理由から断られてしまったそうです。残念ですね。

IMG_1421-1.JPG
皆さんとの集合写真です。忘れられない良い思い出になりました。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

台風一過にペルセウス座流星群! [天体観測&イベント]

PXL_20220813_174117181.NIGHT-4.jpg
台風8号が通り過ぎたので、急に思い立って夜中の2時頃に空を見上げました。南南西には月が出ていましたが、時々雲の合間から顔を出す程度で思ったより星が良く観えます。左上には木星が堂々と光り輝いています。
PXL_20220813_173459297.NIGHT-1.jpg
また東の方向に目を移すと水平線にはオリオン座が昇り始め、おうし座のヒアデス星団とプレアデス星団、そして隣には只今地球に接近中の火星が観えていました。すると一瞬非常に明るい閃光が!視界の端を横切りました。ぎょしゃ座の少し上なので、間違いなく【ペルセウス座流星群】と思われます。そかもかなり明るい火球のようです。極大日は少し過ぎてしまいましたが、まだちらほら観えるようです。その後も一つ観ることが出来ましたから。久しぶりに何か得をした気分になりました。

そういえば昨日の朝も・・・
PXL_20220812_214625738-2.jpg
買い物に出かける為、愛車に乗ろうとしたら・・・ん?タイヤに何か変なものが付いている。

PXL_20220812_214632375-3.jpg
近づいて良く見ると、なんと蝉の抜け殻でした!近くには紅葉や金木犀の木があるのに何でこんなところに?脚の爪もしっかりとタイヤのゴムに食い込んでいます。それを見て思わずほっこりしてしまいました。よほど慌てていたのでしょうか?とは言え、蝉くんのお役に立てたようで私も嬉しいです。

PXL_20220813_201855572-1.jpg
電視観望用のイメージング・ソフト《ASI Studio》がいつの間にかバージョンアップしていたのでダウンロードしてみました。ソフトが更に追加されたようです。未だ試してはいませんが、使い勝手が良くなっていることを期待しています。ただ週末に限って天気が悪いので、落ち着いて観望できないのが残念です。

PXL_20220813_202025639-1.jpg
PXL_20220813_202128098-2.jpg
9月17日(土)に大田原市の《光のカフェ》で【野田 徹&The Cave Band】のLiIVEが予定されています。久しぶりのライブなので私も楽しみです。お近くの方は是非どうぞ!
ちなみに《光のカフェ》での開催は2度目ですが、前回のライブの模様はこちらから⇒https://skymusic-fun.blog.ss-blog.jp/2018-11-02

PS
参議院選挙が終わってから予想通り、ブログのアクセス数が激減しました。検索し難くなる等外部から何らかの見えない力が働いているのか、将又、私がUPした内容に対する皆さんの拒否反応なのか分かりませんが、正直なところその点に関して、私は全く気にしてはいません。結局は数年前にブログの投稿を始め、誰にも注目されることが無かった頃の状態に戻っただけですから。ただ今回に関しては、自分のことより気付いてもらいたい&立ち止まって今一度、私を含め皆さんを取り巻く世の中の現状を再考して貰いたいとの強い思いから、敢えて独断と偏見?かもしれませんが、私論を含め情報発信した次第です。重ねて申し上げますが、TVや新聞だけでは決して正しい情報を得られません。これだけは断言します。そんな訳で今回も本を1冊ご紹介したいと思います(ステマではありませんよ)。
PXL_20220813_202207522-2.jpg

河添恵子さん監訳、【ステルス戦争】ロバート・スポルディング著です。マスメディアは一切報じませんが、実は日本でも密かに進行している不都合な真実です。

今日の1曲、またまたマイナーな米国のカントリーロックバンド【Wildweeds】です。1970年発表の唯一のアルバムから “John King's Fair ” をどうぞ!
グラフィックス2.png
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=yiGVUG9MBgA
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

キッズ・クラフトⅣ [天体観測&イベント]

PXL_20220716_204601604.jpg

今回は、キッズ・クラフトの第4弾です。
最近画像が公開され⇒https://www.nasa.gov/webbfirstimages何かと注目を集めている《ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡》ですが、この他にも世界各地で巨大マゼラン望遠鏡やヨーロッパ超大型望遠鏡など30メートル級の巨大望遠鏡の建設が予定されています。と言う訳で今回は望遠鏡の3Dパズルに挑戦してみました。

PXL_20220716_204852114.jpg

30ピースなので作るのは超簡単!と思いきや今回も大苦戦。組立のイラストが解り難いので、途中何度もバラして組み直しする羽目に。予定より20分もオーバーして漸く完成。かなり集中力が必要で大人でも充分楽しめました。で完成したのがコレ↓

PXL_20220716_221512229.jpg
PXL_20220716_221613308.jpg

望遠鏡の方向や角度も変える事が出来、思ったより良く出来ています。11月に開催予定のイベントでこの3Dパズルを使って子供達に楽しんで貰おうかと現在思案中です。

今日の1曲、【lynn morris】で “It Rains Everywhere I Go”です。リン・モリスに初めて出会ったのは30年以上前です。久々に聴いても優しい歌声に心が癒されます。

グラフィックス2.png
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=co0K0guZ_3Y
オマケ
ついでに、私のブログでお馴染み【The Petersens】のLiveバージョンもどうぞ!
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=nws1LVRpEpg

Ps
PXL_20220716_235702549.jpg
巷では、またコ〇ナ陽性者大量発生で大騒ぎになっていますね。しかしPCR検査法の生みの親である故《キャリー・マリス》博士が「PCRは、病原体の検査に使ってはならない」と注意喚起したにも拘らず未だに政府が使い続けているのは何故?この真相にたどり着いた私は、ワ〇チンで死にたくないのでもう二度と打ちません。家族や子供たちの命を守るために、皆さんも出来るだけ自分で情報を集めることをお勧めします。TVや新聞といったメディアの情報がすべて正しいと信じるのは非常に危険です。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第5回 Deepsky観望会 in 鬼ヶ城!・・・遂に伝説の御神体が鬼ヶ城に現る? [天体観測&イベント]

GW初日に、前回ブログで紹介した【 第5回 Deepsky観望会 】に行ってきました。福島県のいわき市【 鬼ヶ城 】に於いて、4月29~30日の2日間に亘って開催されたイベントの模様を、いつものように独断と偏見且つ、慈愛に満ちた視点で出来るだけ詳細にお伝えしたいと思います。とは言ってもかなりレアな情報盛り沢山&あまりの中身の濃さ故、少々話が長くなりますので、耳を塞いで?お付き合い頂ければ幸いです。

PXL_20220428_222427580.jpg
まず出発前に持参する機材や他の荷物の再確認。

今回もビノテクノ製・85mm双眼望遠鏡+架台にアイオプトロンのAZ Mount Pro。そして電視観望用・ファインダー改造スコープ+架台はスカイ・ウオッチャーのAZ-Gti を持って行くことにしました。(もっとも後者の方は、電視観望のやり方を教えて欲しいと希望されていた方がいたにも拘わらず、天候不良で観望時間が短かったことや、自分の不手際で重要なパーツを置き忘れた事も重なり、皆さんにご披露する機会に恵まれず残念な結果に。次回は必ずリベンジしたいと思っています。それから小沼さんと一緒に演奏しようフラット・マンドリンと楽譜も持参したのですが、時間的な制約と力量差ゆえに残念ながら実現には至りませんでした。こちらもいずれ再チャレンジしたいと思っています。)
では準備が整ったので出発と行きますか。前回は、現地に向かう途中で道を間違えてエライ目に合いましたが(前回の観望会の模様はこちら⇒https://skymusic-fun.blog.ss-blog.jp/2020-10-19)、今回は順調そのもの、予定よりも早く無事に到着しました。

1日目・・・【勉強会&体験発表】編!


ききり荘より_copy_2994x1159.jpg
鬼ヶ城の朝②_copy_2786x2089.jpg
(ききり荘からの眺めと体験館周辺の様子・小沼さん撮影)
現地に着いてから、宿泊予定の【ききり荘】で昼食を済ませ、会場となっているいつもの体験館に移動しました。開始までまだ時間が有るので、早速久しぶりに再会した皆さんにご挨拶!

PXL_20220429_052643351.jpg
(左から斎藤さん、舟越さん、渡辺さん)
おゃ!入り口近くで人だかりが?何かと思ったら、舟越さんが持参した【Kenko】のズーム式単眼鏡を皆で覗きながら語り合っています。

PXL_20220429_052830140.jpg
私も覗かせてもらったのですが、予想以上に良く観えます。明るさは口径なりですが、視野周辺もあまり崩れる事無く好感が持てます。価格も手頃なので私も1つ買おうかな?
皆さん持参した愛機を館内に設置し始めたので、その中から幾つかご紹介しましょう。

PXL_20220429_052846435.jpg
PXL_20220429_052856312.jpg
PXL_20220429_052906813.jpg
前回、確か斎藤さんが持参したのはインテス製のマクカセでしたが、今回は笠井の口径150mm・F5のアクロマート屈折望遠鏡、架台はスコープテック・ゼロ マウントです。本人曰く、「何となく光軸が合っていないような気がする。」との事です。青ハロが目立つ等アクロマート特有の欠点もありますが、集光力は魅力的だし、対象を絞れば結構楽しめると思いますよ。同じ笠井の双眼装置を組み合わせています。

PXL_20220429_052928653.jpg
PXL_20220429_053031615.jpg
これは舟越さんが持ってきたテレビューの口径10cmの屈折望遠鏡。4枚玉だと本人は申しておりました。独特のゴージャスな雰囲気が漂っております。そういえば舟越さんが発注した7インチのクエスター、その後どうなったのか気になってお聞きしたところ、2年以上経過しているが未だに届いていないそうです。コロナの影響もあると思いますが、円安に拍車がかかり予定より2割程高くなっているのが悩みの種らしいです。

PXL_20220429_053109743.jpg
PXL_20220429_053152043.jpg
PXL_20220429_053127490.jpg
続いて、おやおやっ!こんなところに太鼓が!と普通の人は騙されてしまう笠井トレーディングの【Ninja400】ドブソニアン。これを今回持ち込んだのが、遥々新潟からお越しの池田さんです。前回の観望会にも参加されていたそうですが、私とは行き違いだったようで、めでたく今回初めてお話しすることが出来ました。この機材の組み立てる様子を見るのは初めてなので興味津々です。

PXL_20220429_053226607.jpg
まず土台となるアジャスターを設置。これ市販品と思いきや自作だそうです。新品を購入すると約7万円程掛かるので自分で作ったんだとか・・・その出来栄えに一同唖然!恐れ入ります。

PXL_20220429_053614241.jpg
PXL_20220429_053620405.jpg
PXL_20220429_053331071.jpg
何キロぐらいあるのかな?結構重そうです。

PXL_20220429_053658480.jpg
PXL_20220429_053758976.jpg
PXL_20220429_053903632.jpg
PXL_20220429_054147705.jpg
ファインダーの取り付け中

PXL_20220429_054214429.jpg
これで完成!と思いきや・・・?

PXL_20220429_054310763.jpg
PXL_20220429_054525466.jpg
何だこれ!実はこれが今回の秘密兵器とのこと。詳細は後程。

PXL_20220429_055102848.jpg
PXL_20220429_055705573.jpg
やっと完成したドブソニアンを眺める【日の出光学】代表の宮野さん(右)と前回お会い出来なかった鶴田さん(左)です。実はこの鶴田さんが今回、年に三度しかお披露目しない(出来ない!)御神体?をお持ち頂けるとの情報が入り非常に楽しみにしております。

PXL_20220429_055716541.jpg
ドブソニアンを囲んで暫し話に花が咲きます。
(左から鶴田さん、宮野さん、斎藤さん、船越さん、そしてオーナーの池田さん)

PXL_20220429_103801386.jpg
池田さんはもう1台屈折望遠鏡も持参しました。それがこれ!

PXL_20220429_104637600.jpg
PXL_20220429_104644592.jpg
VixenのED102ESです。口径102mm、F‐920mmで焦点距離に無理が無いので見え味は抜群でしょう。事実、コロナド社のダブルスタック・ソーラーフィルターを装着した状態で太陽を覗かせて頂いたのですが、まだ若干ピント調整不足と仰っていたのですが、巨大なプロミネンスやダーク・フィラメントが動く様が予想以上に良く観えました。

PXL_20220429_104656307.jpg
換装した【MoonLite】フォーカサーもカッコいいですね。

PXL_20220429_103826251.jpg
PXL_20220429_105004904.jpg
架台も【Losmandy】の【AZ8】。センスの良さが窺えます。

PXL_20220429_061950263.jpg
PXL_20220429_061959618.jpg
これは私が持参した愛機、ビノテクノ製・85mm双眼望遠鏡+アイオプトロンの自動導入経緯台、AZ Mount Proです。双眼望遠鏡は2枚玉アポ(現在は製造中止)ですが、見え味に関して全く不満は有りません。手頃なサイズで使い易く、もう手放せない可愛い相棒です。

さてそろそろ勉強会の定刻になりましたので、機種の紹介は取り敢えずここまでにしておきます。

DSCN0850.JPG
DSCN0848.JPG
ミーティング_copy_3024x2066.jpg

DSCN0858.JPG

今回も、講師としてすばる天文同好会の舟越さんをお招きして、【天体望遠鏡のスターテスト概要紹介】(第5章‐スターテストの手順、第6章‐光軸不一致・ミスアラインメント)について詳しく解説して頂きました。(前回の【回折】に関しては理解するのが非常に難しかったのですが、今回は比較的解り易いお話だったので面白かったです。)

DSCN0857.JPG
(講義中の舟越さん(中央)左は松本さん、右は小沼さん)

DSCN0864.JPG
グラフィックス2.png
続いてシリウスB星を例に、星の回折像と光の強度、二重星の分離、についての講義がありました。これも実践的な話題で大変参考になりました。

DSCN0879.JPG
グラフィックス3.png
最後は1枚玉で殆どの収差を除去できる!究極のレンズ設計に関するお話でした。現実にこんなレンズが出来たら画期的な大発明になりますね。

休憩の後、今度は小沼さんに【世界の天体写真の紹介】と題してお話して頂きました。その中で特に面白かった話題をピックアップしてみました。

DSCN0905.JPG
DSCN0906.JPG
レナード彗星の約60度にも達する尾の写真は壮観ですね!

DSCN0921.JPG
(発表中の小沼さん)

DSCN0913.JPG
DSCN0914.JPG
DSCN0915.JPG
アンドロメダ・パラシュートの話も凄く面白かったです。数年前から話題になっていたようですが、今回初めて知りました。110億光年遠方の光が重力レンズ効果で増光し、容易に観測できるというのは大変興味深いです。複数に見えるというのも重力レンズ効果の特徴なので、アインシュタイン・クロスのような現象かもしれませんね。

DSCN0917.JPG
DSCN0919.JPG
常陸太田市のアマチュア天文家・阿久津 富夫さんの撮影したM13球状星団を参考に、そにに写っている銀河を小沼さんが幾ら調べても分からなかったと言う事例。実は未だ番号が付けられていない系外銀河だったらしく、他にも無数にあるという話は衝撃的でした!でも無数にあるのでよくよく考えたら当然かもね。

最後は【ミザール】⇒https://www.mizar.co.jp/company.html伊藤さんの発表ですが、これがまたとんでもなく面白かったです。
DSCN0929.JPG
DSCN0931.JPG
DSCN0927.JPG
(発表中の伊藤さん)
主にミザールの前身である日野金属時代の体験談だったのですが、伊藤さんは入社して最初の仕事が望遠鏡の輸出検査だったそうで、屈折望遠鏡は輸出検査が有るけど反射は無い!とか初めて耳にする情報満載で、他にもサイズや焦点などの規格検査の裏話等々色々お話して頂きました。特にニコンのOEMに関する裏話は・・・秘密・・・ご披露できませんが秀逸でした!貴重なお話有難うございました。
その他にも思い掛けないお得な情報が!伊藤さんが自分でレンズを組んだ【WIDESCAN 32mm(84°?)】を5本程持ってきたので欲しい方にお譲り致しますとの嬉しい申し出が。結局完売御礼になったみたいです(事前に分かっていれば軍資金用意しておいたのに・・・くぅ~買えずに残念!)。

DSCN0938.JPG
DSCN0939.JPG
この後、宮野さんからお話がありました。今回自社製を含め【スワロフスキー】、【ツアイス】の高級機から防振タイプなど大小様々な双眼鏡を持参して頂いたとのことです。こんなに沢山の機材を見比べ出来るなんて滅多にありません。感謝です!また双眼鏡やアイピース等の特価販売もありました。

以上で漸く1日目の勉強会&発表会が終了しました。休憩を挟みながら多分3~4時間程ぶっ続けだったので、みんなお腹が空いた頃、ではそろそろ夕食の時間です。ところがここで問題発生!用意された豚汁を温めようとしたら釜戸のガスが出ません。仕方なく囲炉裏で鍋を温めることになったのですが、またもや問題発生!燃やす薪が無い!

PXL_20220429_103918923.jpg
PXL_20220429_104200279.jpg
PXL_20220429_104145669.jpg
(薪割りに奮闘中の松本さん・・・お疲れ様です!)

新聞紙も動員して何とか火を確保することが出来ました。(但し、新聞紙の灰が舞って翌日のお片付けは大変だったみたいですが。)

PXL_20220429_105459950.jpg
結果的にこれは大正解でした。今日の天候はこの後、曇りから雨に変わり、夜遅くには雪に・・・って噓でしょう!本日の観望会は中止の為、この後は屋内で交流会・・・だけど・・ものすごく寒い!でも囲炉裏のお蔭で屋内が暖かく快適になりました。それからもう一つ余談ですが、私が食べカスの枝豆の殻を焚火の中に放り込んだら池田さんにしかられてしまいました。確かに残った炭が再利用出来なくなりますもんね。良い子の皆さんは決してマネしないように!池田さん、ご忠告有難うございました。こんな感じで、外に出られなかった分、中身の濃い交流を深めることが出来ました。いやぁ~楽しかった。(しかし外は強風と大雨、宿泊場所に着くころには雪で凄いことに・・・オートキャンプ場でテントに寝泊まりする一般の方々は大丈夫でしょうか?他人事とは言え心配になってしまいました。)

PXL_20220429_133215154.jpg
最後に舟越さんが持参した【メガスター】で星空観賞しました。今日は実際の夜空を観望することは出来ませんでしたが、みんな明日の天気の回復を祈りながら夢の中へ・・・。

2日目・・・【御神体の奉納?&星空観望】編

PXL_20220429_212435221.jpg
PXL_20220429_212411004.jpg
朝起きて外を見たら案の定、雪がまだ残っていました。このあたりでも今頃に雪が降るのは記憶に無いそうです。

朝食まで少し時間があったので、今回体調不良で撮影できなくなった丹野さんに代わって、フォトマスターの資格を持つ松本さんが撮影した星野写真が【ききり荘】内に展示されていると伺い、観に行くことにしました。

PXL_20220429_224706849.jpg
PXL_20220429_224717860.jpg
PXL_20220429_224755019.jpg
PXL_20220429_224827450.jpg
観た瞬間!言葉では表現し難いのですが、ただ単に美しいだけを追求した一般的な写真と違い、幻想的で、観る者の創造を掻き立てられるような作品に魅了されてしまいました。因みに、来月6月30日から7月4日まで、いわき市のギャラリー【木もれび】で初の個展が開催されるそうです。興味のある方は足を運んでみては如何ですか?

DSCN0952.JPG
DSCN0953.JPG
(ききり荘にて撮影)
朝食を済ませてから、また体験館の方に移動。今日の天気ですが、予報では夜8時頃までは何とか持ち堪えそうです。普通はそのまま各自機材の設置に取り掛かるのですが、まずその前に・・・?みんなで鶴田さんの望遠鏡の組み立てをお手伝い。

PXL_20220430_000250311.jpg
突然ですが、鶴田さんが持っているのは何でしょうか・・・望遠鏡の本体?

PXL_20220430_000402921.jpg
と思いきや、何と巨大なドローチューブ!

PXL_20220430_000716980.jpg
それを鏡筒内に差し込んで

PXL_20220430_001238684.jpg
巨大な3インチのフォーカサーを取り付け。

PXL_20220430_001457698.jpg
鏡筒前部はこんな感じ。

PXL_20220430_002136922.jpg
対物レンズ・セルの取り付け

PXL_20220430_002401681.jpg
何と素材はフローライト!メイドイン・ロシア

PXL_20220430_002406414.jpg
製造メーカーはドイツ。

PXL_20220430_002412919.jpg
口径305mmでF‐10(3000mm レンズ本体重量推定約30㎏)
恐る恐る、「下世話なことをお聞きしますが、レンズ部分だけで幾らぐらい掛かりましたか?」と聞いたところ、とんでもない答えが返ってきてびっくり仰天!想像にお任せしますが、「今ではもうその値段では作れないでしょう。」と言っていました。噂では同口径の高橋製フローライト屈折が韓国にもあるらしいです。でも個人で所有されているのは、恐らく鶴田さんだけだと思います。昭和機械の架台を含めた総額は・・・想像するのも恐ろしいです。宮野さんと池田さんは以前この望遠鏡を覗いたことがあるそうで、確かM57が色付き(薄緑色)で見えて驚いたと言っていたのを思い出しました。期待に胸が膨らみます!

PXL_20220430_001906839.jpg
本体にフードを取り付けるとこんな感じ。

さてこれから光軸の調整に入るのですが、長くなるのでその前にちょっと一休み。

PXL_20220430_004546795.jpg
宮野さんが持参した双眼鏡を見比べながら、みんなでワイワイ!

PXL_20220430_004554480.jpg
夢中になって覗き込んでいます。

PXL_20220430_024551031.jpg
小沼さんが持ってきた【画像チェックシート】を使って双眼鏡の解像度や色合いを比較検証。機種によって微妙な色合いを見分ける能力に差があることも理解できました。

PXL_20220430_003704849.jpg
PXL_20220430_003732949.jpg
機材を表に出して少しづつ観望の準備に入ります。

おっと忘れちゃいけない、鶴田さんの光軸調整が未だでした。

点検_copy_3024x2220.jpg

PXL_20220430_010536771.jpg
ここからは萩谷さんの出番です。手慣れた手つきでレーザー・コリメーターやセンタリング・アイピースの使い方をみんなに伝授しながら調整作業に入ります。

PXL_20220430_010713310.jpg
PXL_20220430_010741980.jpg
レーザー光が明らかに中心からズレているのが分かります。それにしてもなんて美しいルビーの輝き!

PXL_20220430_011341874.jpg
紙にセンターマークを付けて調整・・・あっそうだ!

PXL_20220430_012049396.jpg
レンズカバーにセンターマークがあることに気が付いて、それを取り付け中の池田さん。

PXL_20220430_012201523.jpg
でもまだ光軸が合っていませんね。

PXL_20220430_012406185.jpg
PXL_20220430_012416679.jpg
PXL_20220430_012734827.PANO.jpg
問題がありそうな個所を一つ一つみんなで洗い出していきます。

PXL_20220430_012929438.jpg
「何かこのネジ緩んでない?」

PXL_20220430_012937704.jpg
増し締めしても締まらない。

PXL_20220430_013429864.jpg
PXL_20220430_013437610.jpg
ドローチューブを引き抜くと連結部のネジが殆ど緩んだ状態になっていました。ここはおいらの出番!とばかりに伊藤さんが職人らしい手際の良さで締め付け完了。

PXL_20220430_014225764.jpg
PXL_20220430_014318552.jpg
PXL_20220430_014430783.jpg
PXL_20220430_014640405.jpg
最後に萩谷さんが光軸の最終チェック。ほぼ光軸が合っていることが判明。更なる微調整は設置後に。

PXL_20220430_020640657.jpg
PXL_20220430_020932253.jpg
フォーカス部も動きが悪いので、バラしてから汚れを拭いてグリスアップ。だいぶスムーズになりました。

PXL_20220430_021322156.jpg
ゲッ!何だこの巨大な手榴弾のような物体は?実はこれ「ツアイス】の3インチ50mmアイピースです。でもこれを使っても倍率は60倍になるので、手動で導入するのは大変そうです。ただドローチューブにかなり余裕があるので、導入用にレデューサーの併用がお勧めかも。

PXL_20220430_021427229.jpg
これまたでかい3インチ用の天頂ミラー。

PXL_20220430_021435907.jpg
昔の人が見たら鬼の金棒に見えるかもね。

さてお腹が空いたので、そろそろお昼にしましょうか。みんな春の景色を眺めながら暫しお散歩。

鬼ヶ城さくら①_copy_2016x1512.jpg
鬼ヶ城さくら②_copy_3024x2011.jpg
(小沼さん撮影)
DSCN0954.JPG
道すがら美しい八重桜が咲き誇り春爛漫の様相!

DSCN0949.JPG
DSCN0950 (2).JPG
花の蜜に誘われて【ヒヨドリ】が枝に止まっているので思わずパチリ!

DSCN0951.JPG
お~ベストショット!いつも見慣れた鳥だけど、こいつら横から見ると中々カッコいいね。

PXL_20220430_033109527.jpg
ではお腹もいっぱいになったので、みんなで協力して御神体の奉納?いや望遠鏡の設置をお手伝いすることに。

PXL_20220429_052058736.jpg
昨日、小沼さんと協力して設置した架台。3脚ならぬ4脚なので安定感は充分でしょう。

PXL_20220430_033147255.jpg
PXL_20220430_033152110.jpg
鏡筒自体は思ったより重くないです。

PXL_20220430_033215889.jpg
PXL_20220430_033240822.jpg
鶴田さん、いつも一人で設置作業をしているらしいです。恐れ入りました。

PXL_20220430_033254251.jpg
PXL_20220430_033519001.jpg
PXL_20220430_033733645.jpg
PXL_20220430_034122340.jpg
レンズとフードを取り付けたら、今度は吊り上げ作業です。

PXL_20220430_034415441.jpg
PXL_20220430_034507599.jpg
PXL_20220430_034516903.jpg
PXL_20220430_035150777.jpg
設置作業自体が神聖な儀式のようです。奉納と言った意味が少しはお分かり頂けたのではないでしょうか。

30cm屈折望遠鏡_copy_2227x2970 - コピー.jpg
PXL_20220430_035423741.jpg
設置が完了したので、みんな記念撮影。私も自撮りでみんなをバックに記念撮影。

仕事の都合で遅れて来た西川さんも漸く合流しました。鶴田さんの望遠鏡の設置も終わり、各自望遠鏡のセッティングに取り掛かりました。その中からまた幾つかご紹介したいと思います。

PXL_20220430_061402805.jpg
これは以前も紹介した萩谷さん持参の【ビクセンA62SS】の双眼望遠鏡です。自作の傾斜70°EZMが特徴です。

PXL_20220429_062202085.jpg
PXL_20220429_062221350.jpg
PXL_20220430_064551063.jpg
これは小沼さん所有のボーグ50アクロマートの双眼仕様です。45°正立プリズムを組み合わせています。簡易固定しているだけなので、鏡筒バンドとクレードルを作ってもらうか(萩谷さんに?)思案中だそうです。口径の割には明るく良く観えますね。

DSCN0937.JPG
これも小沼さん所有のミザール【H-85】反射望遠鏡です。数十年経過した今でも現役で、本人曰く「400倍まで倍率を上げても像が崩れない。」のは流石としか言いようが有りません。当時としては画期的なヘリコイド・フォーカスを採用しているのも特徴の一つです。

PXL_20220430_074010590.jpg
PXL_20220430_074018978.jpg
これも小沼さんの愛機、10㎝2枚玉EDアポ双眼望遠鏡です。記憶ではウイリアム・オプティクスの前身メーカー製のカーボン仕様。なので普通より結露し難いらしいです。勿論見え味は言うまでもありません。

PXL_20220430_075709065.jpg
これは斎藤さん持参の宮内の60mm対空双眼鏡です。地上の風景を見る限り、予想以上にカリッとした鋭像で驚きました。

PXL_20220430_075716429.jpg
これは萩谷さんご自慢の【ファウンダー・オプティクス】製85mmトリプレットEDアポです。鏡筒バンド等はもちろんお手製。鏡筒も凄いがアイピースも凄い!ナグラー・タイプ4の22mmですが、目幅調整の為に外周を加工したので、かなりスリムな外観になっています。82°視界なのに視野周辺でも像がフラットなのには驚きました。西川さんも自分が所有している(鏡筒も萩谷さんと同一メーカーの製品)現行バージョンと比較しても、なぜかこちらの方が見え味が良いそうです。同じアイピースでも初期の物と現行品では多少違いがあるのかもしれませんね。萩谷さんはこんなに素晴らしいアイピースを既に所有されているにも拘らず、更に宮野さんからOr25mmを2本お買い上げ・・・むぅ~アイピース沼、恐るべし!

PXL_20220430_065752487.jpg
これは西川さん40cmドブソニアン(KK製?)

PXL_20220430_065526799.jpg
巨大な【インディゴ】製2インチ双眼装置が付いています。只、双眼装置が重いため多少捻じれが発生するので、厳密な光軸調整は諦めているそうです。噂では、この2インチの双眼装置を使って鶴田さんの望遠鏡も双眼化しようと密かに計画が進んでいるとか、いないとか?

PXL_20220430_065531379.jpg
鏡筒を支えるフレームは分割仕様の特注品。1本1万円で通常、双眼仕様合わせて16本必要なので・・・高っ!

PXL_20220430_080556379.jpg
PXL_20220430_080605793.jpg
これも西川さんのビノテクノ製60EDビノです。アイピースはニコンのNAVシリーズの12.5mm。目幅調整は簡易機構ですが、何しろコンパクトなので持ち運びが楽なところがお気に入りみたいです。勿論見え味もFPL53+ランタン素材を使った2枚玉EDアポなので言うまでもありません。

DSCN0948.JPG
PXL_20220430_072243664.jpg
鶴田さんの架台のエンコーダーユニット。原因は分かりませんが、観望中に突然フリーズしたらしいです。巨大さ故、エンコーダーが使えないと導入が困難なようです。

PXL_20220430_072636173.jpg
舟越さんのテレビュー、光軸を調べてみたらかなりズレていることが分かりました。レンズに光軸調整機構が無い場合はどうするんですかね。メーカーにオーバーホールを頼むしか無いのでしょうか?ちなみに舟越さんが持参した【ツアイス】の双眼鏡は買ったときに11万。だけどオーバーホールに出したら12万円掛かったと言っていました。思ったより結構高いもんですね。

PXL_20220430_073357618.jpg
PXL_20220430_073349022.jpg
これが池田さんの秘密兵器。セレストロン StarSense Explorerシリーズ望遠鏡に付属のユニットと専用アプリでスマホを利用して天体を導入できるという優れもの!でも池田さんのスマホにアプリが対応していなかったみたいで残念ながら不発に終わったみたい?次回に期待です。

皆さん望遠鏡のセッティングが済んだようなので、そろそろ夕食の時間です。

PXL_20220430_083108994.jpg
PXL_20220430_090956720.jpg
みんなでワイワイしながら食べるBBQは最高です!ごちそうさまでした。

夕食の後、8時頃まで皆さん星空を眺めていたようです。私の場合は、架台の電源を日中から入れたままにしておいたので、本番でバッテリー切れに!仕方なくポータブル電源から給電して使おうとしたら、突然動かなくなってしまいました。真暗闇の中、調べてみたら電源ケーブルが絡まって架台に巻き付いていました。明かりをつけると皆さんの邪魔になるし、暗いとゲーブルが見えないし右往左往している内に、徐々に天候が悪化・・・仕方なく観望を断念しました。
他の方はどうだったかと言うと、鶴田さんの望遠鏡でシリウスBを探していたけど確認までは至らなかったみたいです。また池田さんのドブソニアンでM13を見せて頂いたのですが、若干薄曇りにも拘わらずしっかりと見えたのはやはり大口径の魅力ですね!

こうして少しの時間ではありましたが、取り敢えず何とか星空を拝むことが出来て良かったです。

3日目・・・【体験発表&etc】編

三日目の午前中は、まず最初に私が【双眼観望の魅力】と題して発表しました。既にその魅力の虜になっている参加者の皆さんには釈迦に説法だったかもしれません。ただ敢えて別な視点から、両目で眺めるという何気ない行為の持つ面白さを感じて頂きたかったのです。それと久しぶりのパワーポイント操作だったので、ノートのチェックを外さないままプレビューにした結果、画面が分割されて小さく見難いまま続けてしまいました。申し訳ない!改めて参加者の皆さんに少しだけ補足しておきます。

DSCN0818-2.JPG
この本の中の星図を色眼鏡を透して見ることで、夜空の星々は平面に並んでいるように見えるけど、実は立体的であることが分かるようになっています。子供たちの知育に役立つと思います。(渡辺さんがメモっておりました。古い本なので見つかるかな?)

DSCN0822-2.JPG
この本は観ているだけで楽しい!(松本さんが夢中になって眺めていました。)

DSCN0826-2.JPG
このCG-ステレオグラムの本の面白さは体験できた人にしか分かりません。見えるようになるとインパクトでは双眼望遠鏡以上かもしれません。(斎藤さんは購入するつもりでメモっていました。)以上

DSCN0959.JPG
続いて萩谷さんの【双眼装置の光軸修正】についてお話して頂きました。レーザー・コリメーターと鏡を使って光軸の確認方法と修正の仕方について、ご自身が体験された様々なエピソードを交えながらお話頂いたので、大変解り易かったです。

最後にフォトマスターの松本さんから、ご自身の撮影した【鬼ヶ城)周辺の風景写真を使って、色々なパターンの撮影テクニックについて解説して頂きました。大変参考になりました。

以上これにて【第5回Deepsky観望会】の日程が無事に終了致しました。あっ!そうそう、次回から観望会の名称が【鬼ヶ城 DeepskyCamp】に変わると小沼さんから発表が有りました。という事は毎回BBQは欠かせないですね。それから小沼さんより参加者に、我が同好会の川口さんの著者【長久保 赤水の天文学】とタケノコその他諸々のお土産を頂きました。重ねて御礼申し上げます。有難うございました。

Ps
PXL_20220501_031345330.jpg
午後はみんなで鶴田さんの望遠鏡の解体&撤収作業。しかし恐ろしいほどの部品点数。整理するのも大変そうです。

PXL_20220501_030134064-2.jpg
PXL_20220501_030156257-2.jpg
それから作業中に気付いたのですが、何と贅沢にもサブスコープが【コーワ】のプロミナー&【PENTAX】の7.5cm EDHFⅡでした。ペンタックスの方は今後十字線を付けてファインダーとして使う予定らしいです。そして無事、雨が降る直前に何とか作業終わりました。

集合写真_copy_3024x2240.jpg
それでは、記念にパチリ!皆さん、またお会いできる日を楽しみにしています。
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

突然の嬉しい依頼、でも少々難題が・・・って何だい! [天体観測&イベント]

グラフィックス1.jpg
グラフィックス2.jpgグラフィックス3.jpg
昨日の朝、烏ヶ森公園に行ってみました。桜の花は咲き終わりましたが、そろそろ《 ツツジ 》が見頃になりそうです。

グラフィックス4.jpg
パノラマ撮影だとこんな感じです。GW期間中は満開になると予想されますので、お近くにお越しの際は訪ねてみては如何でしょうか?

昨日《 いわきスターライト・フェスティバル 》事務局の小沼さんから電話がありました。ご存知のようにGWに福島県いわき市の《鬼ヶ城》で開催される《第5回DeepSky観望会》を企画された方です。小沼さんの話では2日間の開催期間中、残念ながら会場周辺は雨予報で天候に相当不安があるとの事なので、そうなると必然的に屋内での研究成果&活動報告+体験発表等々がメインになりますよね。そんな訳で時間的な余裕があり過ぎるので、不肖私にも何か発表して欲しいと白羽の矢が立ったのかな~?出来るのであれば双眼望遠鏡ユーザーになってからの感想や体験等についてお話して頂きたいとの依頼でした。「日頃お世話になっている小沼さんの頼みとあらば、喜んでお受けいたします。」とその場で快諾したのは良いけど開催まで5日間しかありません。仕事の合間を縫ってプレゼン用の資料も作らなければならないし、どんな切り口で発表しようか目下検討中ですが、果たしてどうなることやら・・・(-_-;ウーン?

DSC_0730.JPG
でもここで話は終わりません。もう一つ提案がありました。何を隠そう、実は小沼さんは音楽教室で指導するプロのギタリストなのです。噂では聞いていたのですが、やはり本当だったみたいです。そんな彼が、「今回一緒に何か曲を演奏しませんか?」と言ってきたのです。ゲッ!マンドリンど素人の私と演奏なんて滅相も無い・・・と普通は断るのが筋ですが、ほろ酔い気分で調子に乗って「それなら昔のバンド時代の曲でもご披露しますか?」とつい口走ってしまいました。こちらはぶっつけ本番予測不能・・・果たしてこの結末や如何に?来週の《第5回DeepSky観望会》参加レポート乞うご期待です!

今日の1曲、昔大好きだったロックバンド【Creed】でイントロのギターが印象的な “One Last Breath” です。いや~懐かしい。

グラフィックス5.jpg
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=qnkuBUAwfe0

Ps
先週、兄貴から昼飯を一緒に食べようと誘われたので、今日実家を訪ねたら思い掛けないサプライズ。
グラフィックス6.jpg
仕事が忙しくてすっかり忘れていたのですが、実は私の〇〇歳の誕生日を迎えていたことを覚えていてくれました。お袋からはピザの差し入れが (^o^)。

グラフィックス7.jpg
兄貴からは大好きなウイスキーを頂きました。歳が幾つになっても、自分の事を気に掛けている人がいるというのはやっぱり嬉しいもんです(^-^)。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

キッズ・クラフトⅢ [天体観測&イベント]

グラフィックス1.jpg
今回試しに組み立てた3Dパズルは 《国際宇宙ステーション》です。部品点数が44ピースなので比較的簡単な部類かな?と思っていましたが、予想以上に時間が掛かりました。横だけでなく縦方向にも立体的に組み上げる必要があり、小学生でも5年生以上でないと一人で組み立てるのは少し難しいかも?

グラフィックス3.jpg
グラフィックス4.jpg
因みに完成品はこちら ⇓

グラフィックス5.jpg
グラフィックス6.jpg
大人の方でも結構楽しめると思います。(私も夢中になってしまいました(^_^;)

グラフィックス2.jpg
(余談ですが、この前植え替えた《パキラ》も葉が伸び始めました。)

昨日、天文同好会仲間の川口さんからメールが届きました。今回新しく《創作民話の森》⇒http://sosakuminwa.asablo.jp/blog/と言うブログを開設したらしいです。オリジナルの創作民話や童話を紹介するブログで、私も幾つか読ませて頂きましたが、川口さんらしい優しさに溢れた楽しい、でも時には考えさせられる味わい深い作品が並んでいます。コロナ禍の中で不自由を強いられているお子さん達に読み聞かせることで、お父さん、お母さんも一緒に楽しんで頂けたらとの願いを込めて始めたとの事。ご家族みんなで如何でしょうか!

グラフィックス7.jpg
昨日の《ピンク・ムーン》です。高度が低いので写りは良くありません。アメリカ・インディアンの言い伝えによる4月の満月の呼び名らしいです。

今日の1曲、【Steve Tilston 】で “I Really Wanted You” またまたマイナーアーティスト、ブリティッシュ・SSWの71年デビュー作から。流麗なギターと素朴な歌声がお気に入りです。 

グラフィックス8.jpg
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=lZYH9BXhIDw
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

危うく2連チャンで・・・撃沈! [天体観測&イベント]

グラフィックス1.jpg
先月、星旅祭スタッフの石川さんから次回のイベントに関するメールが来ました。予定日は1週間後で場所はお馴染みの交流センター《くるる 》。久々なので私もやる気満々&気合十分!ただ急な話なので時間的は余裕がありませんでしたが、何とか開催前日までに準備も万端でいざ出陣。ところが当日になっても未だイベントの詳細が伝わってこない。おかしいな?当日石川さんに電話したけど何故か繋がらない。まあ~いいや!少し早めに行けば大丈夫だろう。その時、ようやく石川さんからメールが届いた。「〇〇さん。イベントは5月ですよ。」ゲッ!何というミステイク。開催日は2ヶ月後の同じ日で、危うく独り現地集合で恥をかくところでした(ふと大昔に大学のゼミ合宿の際、独りだけ勘違いして前日に錦糸町駅でみんなが集合するのを待っていた間抜けな自分を思い出してしまった(-。-; )。皆さん!内容をよく確認してから行動しましょう(お前が言うなヾ(`ε´)ノ)。

グラフィックス4.jpg
今週の金曜日に何気なくカレンダーを眺めながら、「もう直ぐ4月か。桜はまだかな?いよいよ春本番か・・・?」などと呑気に構えていたら、突然ある事を思い出した。マンガ 『道知るべ 續 長久保赤水の一生』の感想文募集の期限が今月の末に迫っていることに気付いてしまった。ゲッ!後回しにしていたせいで纏めるの忘れていた!という訳で金曜日に徹夜して漸く書き終えた。何とか間に合いました。出来栄えはともかく、参加することに意義がある (^_^; 。

グラフィックス2.jpg
今年の冬は珍しくこの小さな《パキラ》達が何とか越冬することが出来ました。ご褒美に少し大きめの鉢に植替えてあげました。

グラフィックス3.jpg
グラフィックス5.jpg

今日の1曲、【高石ともやとザ・ナターシャー・セブン】の 宵々山コンサート'81 ”ブルーグラスメドレー Bluegrass medley” 最近復刻版のCDを改めて聴いて、当時の彼らの演奏レベルの高さを再認識してしまいました。

WS000072.JPG
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=vqA_rECzw2k 
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

キッズ・クラフトⅡ [天体観測&イベント]

先週、ダイソーでこんな物を見つけてしまいました。

グラフィックス1.jpg
これは子供さん向けの3Dパズル。しかもテーマは《 宇宙 》!以前ブログで《お月様と五穀豊穣を祈る子供たち!⇒https://skymusic-fun.blog.ss-blog.jp/2017-10-04》と言う地区のイベントを紹介しましたが、実は毎回、子供達への贈り物を何にしようか悩んでしまいます。そんな訳で今回はこれをプレゼントすることに決めました。一応、対象年齢が6歳~となっているので、小学生以上なら大丈夫だと思うのですが、実際に私も作ってみて難易度や工作のポイントを確かめてみることにしました。

今回は《太陽系3Dモデル》をチョイス!

グラフィックス2.jpg
グラフィックス3.jpg
中にはパーツごとにカッティングされたシートが2枚入っていました。慎重にパーツを型から外し、組み上げる事約1時間(不器用な為、時間はあまり参考になりませんが(^_^;))で、漸く完成したのがコレ!ルックスも良いですし、お子様の知育にも最適かと?デジタルばかりが遊びじゃありません!

グラフィックス4.jpg
以下は気付いた点
①・・・小さな穴は爪楊枝などの先の細いもので突くと外しやすいです。
②・・・水星、金星そして火星は見た目が似ているので間違えやすい。なので順番に並べておくと良いと思います。
③・・・太陽は一番組み上げるのが難しいかも?紅葉型の太陽パーツに合わせて3つのパーツを*の形にするのですが、突起と穴の位置を確認しながら組み上げることが重要です。
④・・・ベース部分も各パーツが似ているので、ほぞとほぞ&穴の位置が直線になるように確認しながら組み上げないと上手く行かないです。
⑤・・・出来るだけお父さんやお母さん方は手を出さずに、迷った時にだけアドバイスしてあげて下さい。

Ps
グラフィックス5.jpg
グラフィックス7.jpg
その後、ダイソーで他の《 宇宙 》関連の3Dパズルも見つけちゃいました。いったい何種類あるんだろう?《スペースシャトル》は82ピースもあるので作り甲斐がありそうです。それと余談ですが同じ《ダイソー》でも、店舗によって在庫が無かったり置いてない所もあります。生産終了という場合も?そんな訳で少しずつ在庫が有る内に《大人買い》しようかな( ̄~ ̄)ξ

PsⅡ
グラフィックス6.jpg
《いわき・スターライトフェスティバル》の小沼さんから《 第5回DeepSky観望会in鬼ヶ城 》のイベント開催の連絡がありました。前回の第4回観望会の様子はコチラ⇒https://skymusic-fun.blog.ss-blog.jp/2020-10-19 早速2日間の参加申し込みを致しました。久しぶりの県外観望会なので今からワクワクしています。参加者の方が凄い望遠鏡を持参されるとの噂も?無事開催されるといいなぁ~(^-^) 。

今日の1曲、再登場【The Petersens】で ”Rocky Top ” オズボーン・ブラザースの名曲です。

WS000072.JPG
♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=-GQYtBaI7bU
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー
前の10件 | 次の10件 天体観測&イベント ブログトップ