プロジェクターのレンズで望遠鏡を作ってみた！Ⅱ

以前、プロジェクターレンズを再利用して作った望遠鏡ですが、眼視では問題ないのですが、CMOSカメラで撮影しようとすると無限遠に全くピントが合いません。



仕方がないので鏡筒を更に短縮する事にしました。その後試しにカメラを装着してみたのですが、一応ピントは合うけど予想以上にコントラストが芳しくなく、またピントの山が掴み難い等問題が多いので、電視観望用途で使うことを諦めました。

さてどうしたものか？このまま放置するのも勿体ないし・・・う～ん・・・考えていたら突然閃いた！教材用の【ガリレオ式望遠鏡】をもう一台作ろう！

と言う訳で、先ずは手持ちのガラクタや部品から幾つか使えそうなものをチョイス。



先ず、アイピース側の凹レンズは以前、死んだ親父の形見のカメラ用望遠レンズで【ファインダー】を作った時に残っていたレンズが何とか使えそうです。この前よりレンズが大きいので覗き易いし、曲率が小さいので倍率が上がり過ぎないのも都合が宜しいかと？


丁度、使っていない２Xバローレンズのホルダーにピッタリ嵌め込むことが出来たので、アイピースの問題は一応これで解決。と思いきや凹レンズのピント位置をかなり対物レンズ側に近づけないとピントが合わない・・・う～ん困ったなあ～どうしよう・・・するとまた突然閃いた！バローレンズでピントの位置を後方にずらせば何とかなるかも！で２Xのレンズを装着した結果・・・まだ合わない。


え～いこうなったらやけくそだ～1.6Xのレンズも追加してやる。


で最終的にこんなに長い凹レンズのアイピースが誕生です。早速装着して覗いてみると・・・？




大成功！漸くピントが合うようになりました。でも【ガリレオ式望遠鏡】の割に倍率は高めで、約30倍ぐらいはありそうです。



凹レンズアイピースの視野はこんな感じ。



市販のアイピース（12㎜ 60°）と比べると、倍率の関係もあるけど視野の違いは歴然ですね！【ケプラー式望遠鏡】との違いが一目で判るので、良い教材になりそうです。



試しにスマホで月を撮影してみましたが、白飛びして上手く映りませんでした。明らかに明るい対象は不向きだと思いますが、一度電視観望でどう映るか、ちょっと興味が湧いてきたので、ダメもとで試してみようと思っています。

今日の１曲、”How Firm A Foundation ”- 【The Petersens 】(LIVE)私のブログでお馴染みの彼らの演奏と歌をどうぞ！


♪⇒https://www.youtube.com/watch?v=dx4eIr4x5yo