最高傑作?・・・自画自賛!& ミニ観望会 in くるる [天体観測機材]
この前プチ改造したファインダー⇒https://skymusic-fun.blog.ss-blog.jp/2022-02-25ですが、【 鬼ヶ城 】の観望会から戻ってきて、使い勝手を含めどうしても今一つ納得できない点があり、再度改造することにしました。
問題点と言うのは、地上付近を観望する際にファインダーの見口位置がまだ高過ぎて、私の身長では少し背伸びをしないと上手く覗けない事です(天頂付近は大変楽なのですが)。他の方々は殆ど双眼用にスポッティング・スコープを使用していました。水平方向にはベストマッチの選択だと思います。そこで欲が出て、天頂付近もも水平方向にも対応可能な、45°正立化に再挑戦することにしました。
まず、鏡筒を一旦解体しました。レンズを固定する為、60mmのVU管に嵌め込んでいたGSOの2インチEDバローレンズの本体部分のゴムを取り外し、シールテープを巻き付けて再度固定しました(これでファインダー脚のリング内の前後移動が簡単に)。
今ある45°の正立プリズムは対物側が24.5mmのツアイスサイズなので、これまたシールテープをきつく巻いて、黒いアメリカンサイズの延長アダプターに挿入。
接眼側にもひと工夫。バックフォーカスの関係から、ピントが合わない可能性があるので極限まで短縮することに。遊馬製作所製の正立プリズムM28→M36.4アダプターを装着し、お手製の延長リングに百均で購入した剥がせるタイプの両面テープを巻き付けてがっちりと固定。
アイピースは昔々、今は亡き【Telescopper】と言う天文ショップから買った【BOSMA】製プロースルの25mm。但し十字線が付いていない。既製品を買ってもいいのだが、以前販売されていた同焦点のケルナーの十字線アイピースは既に廃番。仕方なく自前で十字線を貼ることにしたのだが、これがまた構造上の問題で上手く行かない!更に使用した銅線が少し太過ぎるので、撚ってある線をばらして極細にしてから貼り付けるのだが、見難い上に切れやすく、何度かトライしたのだが結局失敗に終わり敢え無く断念(それにたとえ上手く行っても、視野環ぎりぎりに固定しないと線がボケて使い物にならない事が判明)これで万事休すか!
暫く考えていたら、ふとあることを思いついた。使っていない部品が代用出来れば何とかなるかも・・・?そこで以前取り外したBK‐MAK180のファインダー用十字線アイピースを解体したところ、幸いにも十字線が貼られたネジ枠だけを取り外すことが出来た。
ただ上から嵌め込むには径が大き過ぎるし、視野環から離れすぎてしまうので、小さく切った両面テープを付けたネジ枠を、反対側からスリーブ内に落とし込んで仮止め。今度は更に反対側から瞬間接着剤で上手く固定出来ました。視野は若干狭くなりますが、実用には問題ありません。また内部には植毛紙を貼り迷光処理を追加しました。レンズのコバ塗まですれば完璧ですが、レンズ部分を解体するのはこの前の失敗もあるので止めておくことにしました。
アイピースをそのまま嵌めると隙間が空くので、水道管のパッキンをスペーサーとして代用。最終的にこんな感じに仕上がりました。少々重いのと無限遠に合わせてピントを固定しているので調整できない事が難点ですが、ルックスはだいぶ洗練されてカッコ良くなりました!肝心の見え味はと言うと・・・?
申し分ありません!この後、クロス表示が×印の形になるように調整(この方が個人的に対象(特に星)を視野の中心に導入する際に使い易いので)して終了です。遂に念願のオリジナル45°正立ファインダーが完成しました。私史上、最高傑作!
Ps
この前お知らせした、GWの子供の日に、まちなか交流センター【 くるる 】で開催されたイベントに今回は【チーム・星空探検隊!】観望スタッフとして参加してきました。その様子をちょっとだけご紹介したいと思います。
今回は観望時間が短い上、会場照明の影響で観る対象も限られていました(主に月)。取り敢えず機材のセッティング。
(なので私が持ち込んだのは軽めのMAK‐127です。)
(石川さんは10cm屈折望遠鏡。)
(藤原さんは30cmドブソニアン。このぐらいのサイズになると結構インパクトがあるので、参加者に喜んでもらえるらしいです。これは日中の三日月を導入している様子。)
館内では、プロジェクターを使って星座解説など天文関連の動画を常時繰り返し放映。
(準備中の石川さん)
星に関連したアクセサリーのワークショップも大人気!
(スタッフの方が徹夜で手作りしたという看板も素敵ですね!)
(最後の仕上げはお任せしました。)
歳甲斐もなく調子に乗って私も挑戦!スタッフの方の親切丁寧な手解きもあって漸く完成。実はこの色合いに妙に惹かれるものがあって・・・?答えは最後に。
今日は天候に恵まれ、三日月が奇麗に見えていますね。今宵のお月様はこんな感じです。
石川さんの星空解説に熱心に耳を傾ける参加された方々。
皆さんに楽しんで頂けたようで、こちらも嬉しいです。またお会いしましょう!それから【 くるる 】や【黒磯駅前活性化委員会】の関係者も含め、企画運営されたイベント・スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。また宜しくお願いします。
この絵は、以前にもお話したと思いますが、市内の【ギャラリーバーン】の代表である清野隆さんが中心となって、ハンディキャップをもった那須地域に住むアーティスト達の作品⇒https://www.tunahiro.net/を紹介したした展示会で、私が一目惚れして購入したものです。絵のタイトルは【桜】。あくまで主観ですが、青空を背景に咲き誇る桜の色合いが絶妙!見事としか言い様がありません。
それをイメージして小さな小瓶に宇宙を作ってみたくなったと言う訳です。ところで出来栄えは如何ですか?
今日の1曲は、毎年桜が咲くと必ず聴いているお気に入りの歌。再々登場【ラジオカセッツ】で “kaika”
⇒https://www.youtube.com/watch?v=_p6wCnuHBQ0