SSブログ

トランスフォーム・・・? [天体観測機材]

トランスフォームといってもアニメや映画の話ではありませんよ。【第10回星空案内人の集い】でひたち星の会の八重座さんが発表した、車椅子の方や小さいお子さんでも楽に、楽しく星を観ることができるようにと考案した、様々な観望スタイルに対応できる市販部品を利用したユニバーサル接眼部のことです。その時「私も絶対いつか作りますね!」と八重座さんに約束していたのですが、ようやく地上レンズが手に入ったので早速挑戦してみることにしました。

グラフィックス1.png
これが今回手に入れたビクセンの地上レンズ。”〇〇〇はいけない望遠鏡” を買ってしまった初心者の方以外、目にすることも殆ど無い機材だと思いますが使い方次第で役に立つみたいです。

グラフィックス2.png
グラフィックス3.png
グラフィックス4.png
これに組み合わせる手持ちの機材の格安フリップミラー、ビームスプリッター&正立プリズム2種。

グラフィックス5.png
グラフィックス13.png
まず最初に、これはトランスフォームZ型(水平用)というネーミングらしいです。フリップミラー併用なので ”倒立裏像” になるので違和感はありますが、観ることができるかどうかが肝心なのでこれでOKでしょう。(八重座さんのように天頂プリズムやミラーを使えば問題ありません。)

グラフィックス12.png
これらがトランスフォームF型(通常用)らしいです。同焦点調節可能でワンタッチ切り替えができるのが良い所。でも倍率が1.7倍になるのがネックみたいです。

グラフィックス6.png
グラフィックス9.png
私が考えたZ型の変型です。45°のプリズムを加えると更に色々なシチュエーションで使えそうです。でも眺めながら角度変更すると目が回りますのでご注意を!

グラフィックス7.png
これはトランスフォームU型(天頂用)だそうです。UというよりVみたいですが、任意の角度で固定できますので応用範囲が広いです。


グラフィックス8.png
応用編で45°正立プリズムを装着してみました。少し分かりにくいですが二人交互に観せることができるし、角度がついている分更に干渉し難いことがメリットです。

グラフィックス10.png
グラフィックス11.png
とは言え、基本的には地上レンズと2種類の正立プリズムで対応できそうな気がします。それに倒立像はまだしも、裏像は本来の像とは違うので、出来る事ならば回避したいのです。それから今回載せてはいませんが、ビームスプリッターは光量が半分になるのでムーンフィルターが必要なくなり、月面観望には最適かと。そのうち我が家の裏にある老人ホームの方々に観て頂こうか思案中です!皆さんも工夫して色々な使い方を試してみては如何?

今日の1曲、再登場【Jake Faun】で ”Fast Country Guitar 2”
hqdefaultICWK2MJ7.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=cWt7szrVTfE
nice!(4)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

雲間から! [惑星]

昨日も仕事・・・のはずでしたが、思いがけず有休をとれたので急遽念願の火星を撮影することにしました。でもお盆ということもあり来客の応対と二日酔いで、目が覚めた時は既に21時を過ぎていました。一応、南東の方角は晴れていました。まだ高度が低くて撮影には不向きと思いますが、でもあちらこちらで雲が発生しているようなのでいつ天候が急変するか分かりません。今を逃すと何時できるか分かりません。と言うわけで急いで準備に取り掛かりました。だがここで問題発生!BKMAK180用にファインダーを調整していなかったので、アラインメント後に対象を導入できない(多分アラインメントそのものもいい加減)。仕方ないので手動で何とか導入に漕ぎ着けたけど追尾精度は期待できない!まあ長時間露出する訳ではないので何とかなるでしょう。で撮影したのがこれ!
グラフィックス1.png
21_00_483[1].jpg
シーイングがあまり良くなくて、おまけに電動フォーカサーを取り付ける暇もなかったのでうまくピントが合っているか不明ですが、レジスタックスで処理すると少しはましな画像になりました。時間があればもう一回チャレンジしたいと思います。(その後天候が悪化して30分ぐらいしか撮影時間がありませんでした。)
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー